昨日ツイートした件です。
生徒さんからの要望でグループ講座を開くことになりました。
名付けて『アマチュア声楽家のための講座』です。
姿勢から始めようと思い、初回は“骨”をテーマにしました。
生徒さん達もジャージなどの動きやすい恰好で、
(私はジーパンでしたが)
土足禁止の稽古場での開催です。
最初はストレッチ。日頃の疲れを取り、柔軟性を高め・・・
・・・
生徒さんの身体の硬いこと硬いこと。
ヨガのレベルまでいかなくても良いと思いますが、
皆さん、簡単なストレッチも滅多にしないそうで、
かなり驚愕してしまいました。
朝起きた時、夜寝る前、お風呂上がり、疲れた時や気分転換に、
ほんの少しのストレッチは運動効率を上げますし、
ストレスの軽減、ガンなどの病気の発生率の低下などの他、
大人な女性の敵:更年期障害の発生防止にも効果があるそうです。
・・・って、これらの病気になったことがないので、
本当に効果があるかどうかは分かりませんが、
周りにいる友人知人の歌い手さんで、ストレッチを欠かさない人は
50代も60代もそれ以上も、これらの病気になっていないので、
効果があるのだろうと思います。
(間違っていたらごめんなさい。詳しくは専門家のHPをご覧ください!)
・・・ということで、講座に入る前にストレッチをしました。
大変好評だったので、ブログ記事にもしてみようと思います。
先ずは私が普段やっているストレッチをちょこっとご紹介します。
同じことをしなくてもいいですし、
好きなようにアレンジしていただけたらいいと思いますが、
参考になれば幸いです。
☆★☆★☆ 上半身のストレッチ ☆★☆★☆
椅子に座った状態または床に胡坐で座った状態で始めます。
(正座は血流が悪くなりそうなので・・・)
ストレッチは力を入れてグイグイやらずに、力を抜いて行ってください。
息を止めないことも重要です。
我慢大会ではないので、限界まで頑張らずに、
無理のない範囲で行ってください。
柔軟性を競うための前屈や開脚などは、ここでは行いません。
解すことが目的です。
・手を組んで、手首をグルグルと回します。
指が交互になるように手を組んで、ギュッと握らず、手と手の間に空間を持たせます。
力を抜いた状態で、腕から動かすことによって手首が回るようにします。
手首から先だけをグルグル回すのではなく、脱力した状態で行います。
3~5回くらいずつ、左右行います。
指を組み替えて、同様に行います。
やり辛い方があると思いますが、続けていくうちに滑らかに回せるようになってきます。
※末端まで血流がよくなるように、歌う時に力が入らないように脱力しましょう♪
・手を解き、手首から先を緩やかに5回くらい振り下ろすようにして脱力します。
・肘を曲げ伸ばしするように、腕から先を同様に5回くらい振って、脱力します。
・両肩をすくめるように持ち上げて、脱力して下ろす・・・を3~5回くらい繰り返します。
・次にゆっくりと息を吸いながら肩を持ち上げ、吐いて脱力しながら肩をストンと落とします。
2回くらい繰り返します。
※緊張すると肩に力が入ります。肩こり解消にも効果的です♪
・軽く拳を握り、肩を大きく3~5回くらい回します。
肘から大きく回すようなイメージで、ゆっくりと上から後ろへと回します。
肩甲骨を寄せるようにしてから緩める、を繰り返します。
片方ずつではなく、両肩を同時にです。
歌う時に空気が入るスペースを、緩やかに大きく開きます。
※前側の胸郭が開くような感覚で。
同様に逆回しで行います。下から後ろから持ち上げるような感じです。
背中を少し丸め、今度は肩甲骨を広げるようなイメージで行います。
前だけではなく、胸郭は後ろにも広げられます。
見えないところにも気を使いましょう♪
※背中側の胸郭が広がるような感覚で。
緩やかに柔軟に拡張する肺を作りましょう♪
・背中を丸め、手を頭の前で組み、緩やかに息を吐きます。
背骨の一つ一つが緩やかなカーブを描くように、丸い背中を作ります。
※背骨に沿って、息の通り道があります。
通りやすいように緩やかな線路を作りましょう♪
・その姿勢のまま息を吸い、息を吐きながら組んだ手を斜め前に持っていきます。
組んだ手と対角にある側の背中が伸びていることを感じます。
※歌う時に横隔膜を支えてくれる筋肉です。
あとで頑張ってね~と心の中で声をかけましょう♪
・息を吸いながら組んだ手をセンターに戻し、吐きながら逆側の斜め前に。
反対側の背中が伸びていることを感じます。
※キミもあとで頑張ってね~と心の中で声をかけましょう♪
・息を吸いながら組んだ手をセンターに戻します。
※背骨の線路を確認しましょう♪
・組んだ手をひっくり返して手の平を上にし、頭上に持ち上げます。
骨盤から一つ一つ背骨を積み上げるように、地面に対して垂直な背中を作ります。
組んだ手を持ち上げることによって、横隔膜も引き上げます。
※横隔膜はお腹側も背中側も、肋骨の一番下の骨に繋がっています。
横隔膜の位置を感じましょう♪
・息を吐きながら手を解いて下ろし、リラックスします。
☆★☆
・・・以上です。
夜のストレッチや、お風呂上がりのストレッチでは、
頑張ってね~ではなく、頑張ったね~と心の中で声をかけてあげてくださいね♪
下半身のストレッチや姿勢の作り方は、また次回♪
私が普段やっている通りのことを書いてみました。
参考になれば幸いですが、間違っていることもあるかもしれません。
ご容赦くださいね。
文章だけだと分かり難いと思いますが、ご容赦ください。