部屋、片付けましたよぉぉぉぉぉ。
で。
今日は、新たに事務仕事をこなしておりました。
22日のコンサートのプログラムに、訳詞を挟むことになったのです。
訳詞って言ってもですねぇ。。。
これが、大変。
私は、原語のニュアンスを大事にしたいので、
日本語訳を、作らない主義なんですねぇ。
単語の意味だけ調べて、なんとなく訳せたら、
自分が分かるように書き込みをして、おしまい。
なので、人様にお見せ出来るような代物じゃあ、ございませんっ!
例えばですねぇ・・・。
ヴォルフ=フェラーリの歌曲の最初の歌い出しが
Giovanottinoという単語で始まります。
Giovanottoという単語は、青年とかがっしりした若者という意味で、
語尾が-inoに変化すると、「小さい」とか、「かわいらしい」とか、
そういうニュアンスが付加されます。
でも、かわいらしい青年、と訳すと、意味が変わってきちゃうんですよね。
なんとなく、愛すべき対象となりそうな雰囲気が出てきちゃうじゃないですかぁ。
でも、この曲の場合、
どちらかというと、小馬鹿にしている感じというか、
恋愛対象にならない、物足りない感じというか・・・
小さい青年、というのも、違う気がするんですよね。
身長が小さい訳ではなく、子供でもなく・・・
この曲の場合、
どちらかと言うと、自分や自分の恋人と同じくらいの年齢で、
でも、冷やかしたりイジワルなことをちょっとするので、
お子ちゃまな感じの雰囲気を持っているような感じというか・・・
で、結局、どう訳すんだろう?と思うのですが、
うまい日本語が見つからない。
小僧? あんた? 少年? 青二才? お兄さん? キミ?
で、結局、
自分の楽譜には“青年の縮小形”などと書き込みがされている訳です。
それって、訳詞じゃないし・・・。
そこいら辺のところは、原語の専門家にお任せするべきなんじゃないかと
思うんですよねぇ。
と、いう訳で、
入手できる限りの訳詞を集めて、
こちらの方がいいとか、あちらの方がいいとか、
いろいろと見比べたりしておりました。
それをパソコンに入力して、出典も合わせて入力して、
事務所に送信っ
当日、プログラムに挟まれていると思いますので、
私が選んだ訳詞はこれなんだ~と思って、
見てみてくださいね♪
余談ですが。
『風とともに去りぬ』の有名なセリフ
“明日は明日の風が吹く”
↑これって名訳ですよね。
原語では Tomorrow is another day.
直訳すると、明日はまた違う日である、なんですが、
明日は明日の風が吹く、の方が、的を得ていると思います。
・・・よね? 笑