小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

ブルース・リャンの飛び後ろ回し蹴り

2010-01-06 00:08:20 | 武道・スポーツ
ブルース・リャンの飛び後ろ回し蹴り
飛び後ろ回し蹴り、が上手いテコンドー選手は多い。しかしブルース・リャンほど華麗な飛び後ろ回し蹴り、が出来る人は少ないだろう。彼は幼少の頃からテコンドーを訓練してきたただけあって、すごい。リャンの飛び後ろ回し蹴りは、蹴り足でない軸足(飛び蹴りだから軸足は宙に浮いているが)が、キックする時に、フワッと浮く事である。見ていても気持ちがいいし、やってるリャンも気持ちがいいだろう。その時、リャンの足は180°開ききっている。ジャンプの高さや、破壊力だけみたら、リャンより高く、また破壊力のあるテコンドーファイターは無数にいる。しかし、あれほど見事で、見ていて爽快な飛び後ろ回し蹴りは無い。
ブルース・リーは飛び後ろ回し蹴りは出来ない。映画でも、一度も、飛び後ろ回し蹴りをしていない。しかし、これは、「出来ない」という言い方は適切ではないだろう。リーは、どんな技でも出来るから、練習したら飛び後ろ回し蹴りも、出来るだろう。彼は映画俳優である前に武術家だったから、飛び後ろ回し蹴りは、見栄えはいいが、実戦の戦いでは有効な技との思いを持たず、そのため訓練して身につけようと思わなかったのではなかろうか。
それにしてもリャンが、老いて太ってしまったのは残念である。
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