「ふふふ。わかったわ。それじゃあ、あんたに辱めの極地の快感を味あわせてやるけん」
そう言って老人は等身大の鏡を京子の前の壁に立てかけた。
「さあ。鏡を見てみんしゃい」
老人に言われて京子は、そっと鏡を見た。丸裸で、後ろ手に縛られ、乳房を挟むように胸の上下に、それぞれ二本の縄をかけられている、みじめな自分の姿が其処にあった。まさに写真集のみじめな姿の女に自分もなったんだ、という実感が起こった。恥ずかしさから、思わず、手で胸と秘部を隠そうと、手が動いたが、手首と胸の縛めは、それを阻止した。もう自分は手を使えないんだ、という事があらためて実感された。胸はもう隠しようがない。しかし、つつましい女の恥じらいの気持ちが、何とかアソコは隠そうと働いて、京子は太腿をピッチリ閉じ合わせた。そして、実際、そうする事で、何とかアソコは隠された。
「ふふ。どうじゃの。今の気持ちは」
ニヤニヤ笑いながら京子を見ていた老人が声をかけた。
「は、恥ずかしいわ」
京子は太腿をピッチリ閉じ合わせて言った。
「ふふ。恥ずかしいだけかの」
「は、恥ずかしいけど何か気持ちがいいわ」
「ふふ。そうじゃろ。その恥ずかしさが気持ちよさになるんじゃ。さあ、立ってみんしゃれ」
老人に言われて、京子はヨロヨロと立ち上がった。
「さあ、鏡をしっかり見てみんしゃれ」
老人に言われて京子はそっと鏡を見てみた。後ろ手に縛られた丸裸の自分の立ち姿が見えた。毛の無いアソコの部分が丸出しである。京子は、
「あっ」
と叫んで、咄嗟に膝を寄り合わせた。そうする事によって恥ずかしい部分はかろうじて隠すことが出来た。
「ふふ。いい格好じゃな。しかし、尻は丸見えじゃよ」
老人は京子の後ろから声をかけた。ピクンと京子の尻が震えた。前は隠せても尻は隠せない。鏡から老人は、京子の前も見ているため、膝を寄り合わせて前も隠さなくてはならない。もう、どうしようもない状態である。足がプルプル震え出した。
「ふふ。どんな気分じゃね」
「は、恥ずかしいわ」
「こうやって裸で縛られた事はあるかの」
「な、ないわ。生まれて初めてだわ」
「ふふ。それじゃあ、恥ずかしかろう。では恥ずかしい所が見えんよう隠してやろう」
そう言って老人は麻縄を持って、裸で立っている京子の傍らに行った。
「ふふ。縛ることによって、恥ずかしい所を隠すことが出来るんじゃよ」
そう言って老人は、長い麻縄を二つ折りにした。
「昨日は自分で縛ってみたかの」
老人は京子の横に屈んで言った。京子は足をプルプル震わせながら黙っていた。老人は京子を縛ろうと縄を持って京子に近づいた。京子の腰には、昨日、縛った縄の痕があった。
「おお。縄の痕がある。昨日、自分で縛ったんじゃな」
老人はホクホクした口調で言って京子を見上げた。京子は真っ赤になって足をモジモジさせた。老人に、心まで見られてしまった事がどうしようもなく恥ずかしかった。
「ふふ。自分で縛って病みつきになってしまったんじゃな。では、また、わしがカッチリと縛ってやろう」
京子は真っ赤になった。老人はホクホクした顔つきで、京子を縛り出した。老人は京子の背中に廻って、二本の縄を、京子の腰のくびれの所に巻きつけて、尻の上でキュッと結び合わせた。そして、その縄の残りを京子の尻の割れ目に入れて股の間をくぐらせ、前に出した。
「ほれ。アソコが見えんよう、しっかりと食い込ませるけん。足を開きんしゃい」
老人に言われて京子は、顔を真っ赤にしながら、閉じていた足を開いた。老人は、ニヤリと笑って、京子の女の肉の割れ目を開き、その間に二本の縄をしっかり食い込ませた。そして、グイと縄を引き絞って、ヘソの所の腰に巻いてある腰縄にカッチリと結びつけた。
これで完全な股縄が出来上がった。女の割れ目にカッチリ食い込む二本の縦縄のため、アソコは隠されて見えない。股縄が女の敏感な所に食い込んで、京子を辛い刺激で責めた。
「さあ。後ろを向いてみんしゃれ」
老人に言われて、踵を返して後ろを向くと、縄は尻の割れ目にしっかりと食い込んで、ムッチリした尻の肉が縄を飲み込んでしまっているかのようで、尻はピッチリ閉じ合わされて縄は見えず、尻の割れ目の上のあたりから縄が現れて、腰縄にカッチリと結び付いている。老人は京子を、また前に向かせた。アソコは、縄で隠されて見えないといっても、極めて、いやらしく恥ずかしい姿である。京子は恥ずかしさに耐えられなくなり、クナクナと座りこんだ。少しでも動く度に縄が動いて、京子の敏感な所を刺激した。まるで縄が京子を責めているかのようだった。
「さあ。柱を背にして足を大きく開きんしゃい」
そう言って老人は、京子の背を柱にもたれかけさせた。そして閉じ合わさっている膝をグッと大きく開いた。脚はM字の形になった。
「さあ。鏡を見てみんしゃれ」
老人は京子の顔を正面の鏡に向けた。
「ああー」
思わず京子は声を出した。鏡には、柱を背に、丸裸で後ろ手に縛られて、胸と秘部を縄で縛られた、みじめな姿の京子があったからである。ほとんど裸同然だった。しかし、女の割れ目に食い込んでいる二本の縄のため、割れ目の中は隠されて見えなかった。
「ふふ。どうじゃな。こんなに足を開いても恥ずかしい所は見えんじゃろ」
老人は京子の膝を開きながら言った。
「ふふ。どうじゃね。今の気分は」
「は、恥ずかしいわ」
「しかし、股縄のため恥ずかしい所は、どんな格好をしても見られんわ。安心しんしゃれ」
老人は箱から、割り箸を二本と輪ゴムをとり出した。そして京子の前でパキンと割った。そして老人は京子の乳首を割り箸で挟んだ。
「な、何をするの」
京子が脅えた口調で聞いた。
「ふふ。楽しい事じゃよ」
そう言って老人は京子の乳首を挟んだ割り箸の両端を輪ゴムで括った。
「あっ」
と京子が声を出した。老人は、すぐにもう片方の乳首も同じように割り箸を取り付けた。割り箸は京子の乳首にしっかり取り付けられてしまって、どうにもならない。後ろ手に縛られているため、手が使えないので割り箸をとる事は出来ない。鏡には両方の乳首に割り箸を取りつけられて、縛られている、惨めな姿があった。あたかも割り箸が京子の乳首を責めているかのようである。京子の胸はほどよく大きかった。ブラウスを着ても、胸の所が形よく膨らんだ。街を歩いていても、すれ違う男達は思わず生唾を飲み込んで京子の胸を見た。京子は恥ずかしさに顔を火照らしたが、そうやって男達に見られる事は、ちょっぴり自慢でもあった。その男を悩ます自慢の胸が、今は、みじめに丸出しにされ、搾り出されるよう縄で縛られ、さらに乳首には割り箸が取りつけられているのである。京子は、恥ずかしさに顔を火照らした。
「ふふ。もう何もかも忘れてしまいんしゃい」
老人は、そんな揶揄をした。老人は京子の体を抱くようにして、そっと京子の上半身を畳の上に倒した。そして片方の足首を縄で縛った。老人は椅子を持ってきて、縄を持って椅子の上に乗り、縄を天井の梁に引っ掛けた。そして椅子から降りると、片手に縄を持って京子の横にドッカと胡坐をかいて座った。老人はニヤニヤ笑っている。
「な、何をするの」
京子は恐怖感から声を震わせて聞いた。
「ふふ。こうするんじゃよ」
そう言って老人は持っていた縄をぐいぐい引っ張り出した。それにつれて足首を縛られた片足が天井へ向かって吊り上げられていった。
「ああー」
京子は思わず声を出した。だがどうすることも出来ない。ついに京子の片足がピンと一直線に伸びた。老人は縄を箪笥の取っ手に結び付けた。
「ふふ。こうすれば、もう逃げることは出来んわ。さあ、鏡を見てみんしゃい」
老人に言われて京子は鏡を見た。片足を垂直に吊られ、足が大きく開いてしまって、尻の割れ目がパックリ開き、女の恥ずかしい部分も丸出しになっていた。だが、割れ目に食い込んでいる二本の縄のため、アソコの中と尻の穴は、かろうじて隠されている。だが、これは、もう丸裸も同然である。しかも後ろ手に縛られ、乳房を搾り出すように縛られ、その上、両方の乳首には割り箸が取りつけられているのである。これ以上、恥ずかしい姿があろうか。激しい羞恥心が京子を襲った。
「ああー。は、恥ずかしいわー。みじめだわ」
京子は眉を寄せて苦しげな顔で叫んだ。
「ふふ。恥ずかしいかの。恥ずかしさには、こうやって耐えるんじゃ」
そう言って老人は、後ろ手の京子の親指を、残りの四指で隠すよう握らせた。
「ふふ。あんたが今、隠せるのは親指だけじゃ。親指を体だと思って、隠そうと思ってギュッと握ってみんしゃれ」
老人に言われたように京子は親指をギュッと握りしめた。確かに何かを隠しているという感じがあった。京子は親指を隠して握りしめることによって、恥ずかしさに耐えようと思った。
「もう、あんたは、わしが何をしても逃げることは出来んわ」
そう言って老人は京子の体を弄び出した。毛筆ですーと吊られている足の脹脛や太腿を刷いたり、筆で足の裏をくすぐったりした。
「ああー」
京子は、辛い感触に声を出した。老人は毛筆を畳の上に置くと、今度は指で直に京子の体を触り出した。指先ですーと、脹脛や太腿を這わせた。
「ああー」
京子は辛さに耐えられずに叫んだ。触られた所がピクピクと震えた。京子は親指をギュッと握りしめ、足指もギュッと締め合わせて、責めに耐えた。老人は、京子の大きな柔らかい尻を、その弾力を楽しむように撫でたり、ただでさえパックリ開いている尻の割れ目を、さらにグイと割り開いてみたり、女の肉を撫でたり、揉んでみたりした。京子の体はプルプル震え出した。アソコからは、白い粘っこい液が、出始めた。老人はティシュでそれを拭いたが、粘っこい液は止まることなく、出つづけた。
「ふふ。どうじゃの。今の気持ちは」
「い、いいわー。もっと責めて。私をメチャメチャにしてー」
ついに京子は被虐の快感の叫びを上げた。
「ふふ。ついに言いおったの。わかった。あんたをメチャメチャにしてやるけん」
老人は立ち上がった。
「顔を踏んでいいかの」
「いいわー。踏んで」
老人はニヤリと笑って、京子の柔らかい頬に足を乗せ、グリグリと揺すった。京子の顔は老人に踏まれて歪んだ。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の快感の叫びを上げた。老人は京子の乳首の割り箸をとった。そうして剥き出しになった乳房を足でグリグリ踏んだり、肩や脚の付け根や尻を、足の裏でグリグリと踏んだ。
「いいわー。最高だわー」
京子は被虐の雄叫びを上げた。アソコからはドロドロと白くネバネバした液が溢れつづけた。京子の体がブルブル震え始めた。全身が激しく痙攣しだした。
「ああー。いくー」
京子は激しく叫んだ。京子の体は、しばしヒクヒクと小刻みに振動しながら、石のように固くなっていたが、だんだん力が抜けていき、ついにグッタリと脱力した。老人はニコニコ笑って、京子のアソコに溢れ出ている白濁液をティッシュで丁寧に拭いた。
「ふふ。ついにいったな。ちょっと待ってんしゃい。風呂を沸かしてくるけん」
そう言って老人は部屋を出て行った。京子は足を吊られて縛られたまま放心状態で目を瞑って畳の上に横たわっていた。ジャーと湯が流れ出す音が聞えた。老人が戻ってきた。老人は取っ手に結び付けてある縄を解いて、スルスルと梁から縄をはずした。ピンと一直線に伸びていた京子の片足が下がっていき、ついに畳みの上に降りた。老人は京子の足首を縛っていた縄を解いた。足首には、縄の痕が赤くついていた。老人は京子を抱き起こした。そして腰部にカッチリと結びついていた股縄もはずした。縄の女の部分の所に当たっていた所はぐっしょり濡れていた。そして胸を縛っていた縄も解いた。これで京子の縛めは後ろ手の手首の縄だけとなった。京子は、後ろ手に縛られたまま、太腿をピッチリ閉じて正座した。
「気持ちよかったかの」
「え、ええ」
京子は老人の質問に頬を火照らせて答えた。
「どれ。もう風呂もいっぱいになったじゃろ。止めてくるけん。待ってんしゃい」
そう言って老人は部屋を出て行った。水が流れる音がピタリと止まった。すぐに老人はもどってきた。
「風呂がいっぱいになったけん。いい湯加減じゃて。入りんしゃい」
そう言って老人は縄尻を持ったまま京子を立たせた。
「さあ。行きんしゃい」
老人は京子を風呂場へ促すように、肩を押した。
「あっ。おじいさん。待って。縄を解いて」
縛られたまま、風呂に連れられていくのかと疑問に思って京子は焦って言った。
「縄は風呂場で解くけん。一度、あんたを、引き回すように連れて歩きたかったけん。許してくれんかの」
「わ、わかったわ」
京子は縄尻を後ろで老人にとられたまま、裸で歩き出した。
「ふふ。まるで悪代官に捕まった女の引き回しのようじゃ。ムッチリ閉じ合わさった尻が揺れて、色っぽいわ」
老人は京子の背後から言った。
「あっ。いやっ。恥ずかしいわ」
京子の尻がピクンと動いた。京子は膝をピッチリ閉じて歩いた。風呂場の戸は開いていて湯気が出ていた。京子は風呂場に入った。浴槽には湯がいっぱい満たされていた。京子は、いつ老人が縄を解いてくれるのか、気になったが、自分から、解いて、というのものきまりが悪かった。それで黙って、洗い場の椅子に尻を乗せた。老人は桶で湯船から湯をすくって京子の肩にざあっとかけた。そして老人はスポンジをとって、それに湯を湿らせ、さらに石鹸をなすりつけて泡立てた。
「どれ。わしが洗ってやろう」
そう言って老人は、泡立ったスポンジを京子の乳房にピタリと当てた。
「あっ。いやっ。やめて。おじいさん」
このまま後ろ手に縛られたまま、老人に体を洗われるかと思うと、京子は恥ずかしくなって肩を振った。
「ふふ。そうじゃな。縛られたまま体を洗われるのは恥ずかしいじゃろ。では、それはやめて、縄を解いてやろう」
そう言って老人は京子の手首の縄も解いた。これでやっと京子は完全に自由になった。
「ありがとう」
京子は頬を火照らせて礼を言った。
「ほれ。これで洗いんしゃい」
そう言って老人は京子にスポンジを渡して、風呂場から出た。
「ありがとう」
京子はまた礼を言って、桶で湯船から湯をすくって自分の肩にざあっとかけた。そしてスポンジを胸に当てた。ふと見ると老人が、風呂場の戸の隙間から京子を見ている。
「ああ。おじいさん。恥ずかしいわ。見ないで」
京子は慌てて、胸と秘部を手で覆った。
「ふふ。すまん。すまん。ゆっくり洗って温まりんしゃい」
そう言って老人は擦りガラスの戸を閉めた。京子は、内鍵をかけた。
京子は髪を束ねて上げ、輪ゴムで縛った。やっとほっとしてスポンジで体を洗い始めた。手首や胸にクッキリと縄の痕があった。京子は丁寧に体を洗って、湯船に浸かった。激しいスポーツの後の入浴のような気がして、気持ちが良かった。十分、湯に浸かってから京子は風呂場を出た。脱衣場にはバスタオルがなく、小さな洗顔用のタオルしかない。京子は洗顔用のタオルで体を拭いて、ギュッとタオルを絞った。バスタオルではないので、体に巻きつける事は出来ない。京子はタオルで体の前を隠した。だがタオルは乳房と秘部を覆うので精一杯で、背中やムッチリした尻は丸出しになった。京子は胸の前でタオルをギュッと握りしめて、そっと老人の部屋に行った。
「おじいさん」
京子は襖を開けて、そっと声をかけた。
「なんじゃね」
老人が答えた。
「あ、あの。下着と服を渡してもらえませんか」
京子は小声で言った。
「はは。もう恥ずかしがることはなかろう。服は、ここにあるから部屋の中で着んしゃい」
老人は余裕の口調で言った。この格好で部屋に入るのは恥ずかしい。しかし、そうするより他に仕方がない。京子はタオルで体の前を隠して部屋に入った。老人が胡坐をかいて笑って座っている。部屋には服がない。
「おじいさん。服は」
京子は焦って言った。
「ふふ。まあ、そう焦らんともいいじゃろ。タオル一枚で隠しているあんたの姿も色っぽいの。服はこの部屋のどこかに隠してあるけん。探しんしゃい」
京子は仕方なく、タオルで前を覆いながら、服を探し出した。タオル一枚で部屋の中を歩き回る京子の姿は、色っぽかった。前は隠せても、背中やムッチリした尻は丸見えである。片手でタオルを押え、片手で、服を探そうとするものだから乳房もタオルから、かなりはみ出していた。もう、ほとんど裸同然だった。京子は、やっと押し入れの箪笥の三番目の奥に下着と服を見つけた。京子は急いでパンティーを履き、ブラジャーを着けた。そしてスカートを履き、ブラウスを着た。これでもう安心である。京子は、ほっとして老人の前にペタンと座った。
「ふふ。今日はどうじゃったかの」
「は、恥ずかしかったわ。でもすごく興奮しちゃったわ」
「ふふ。あんたの体は隅から隅まで見てしまったからの」
「は、恥ずかしいわ」
京子は、さっきの狂態を思い出して頬を赤くした。
「股縄を締められた感じはどうじゃったかの」
「は、恥ずかしかったわ」
「買い物をする時など、外に出る時は、股縄をしてみんしゃれ。気持ちようなるて」
「いやだわ。おじいさん。変なこと言わないで」
その光景が頭に浮かんで京子は顔を赤くした。
「ふふ。一度、股縄の食い込む快感を知ってしまったら、もう止められなくなるて」
老人はいやらしそうに笑って言った。
「いやだわ。私、そんな事しないわ」
京子は顔を赤らめて手を振った。
「どれ。お茶を入れるけん。飲んでいきんしゃい」
そう言って老人は、立ち上がって部屋を出た。すぐに老人はお茶を持ってやってきた。京子はお茶を飲んだ。
「ふふ。今日のあんたの姿は、一生、忘れんわい。気が向いたらまた来んしゃい。色々な責め方があるて」
京子は答えず顔を赤くした。
「今日は突然、おじゃましちゃって御免なさい。それじゃあ、私、帰ります」
茶を飲み終わると、京子は老人にペコリと頭を下げてカバンを持って立ち上がろうとした。
「待ちんしゃい。写真集をあげるけん」
そう言って老人は箱の中から、SM写真集を三冊とり出して、京子のカバンに入れた。京子は、恥ずかしそうにペコリと頭を下げて老人の家を出た。そして車を飛ばして家にもどった。
☆ ☆ ☆
家にもどった京子は、寝室のベッドにどっと身を投げ出した。あまりにも色々な事があり過ぎて頭が空白だった。京子は何も考えないでしばしベッドに横たえていた。しかし、時間の経過とともに、意識がだんだん現実にもどってきた。京子は老人にされた事を思い出してみた。
淫乱な気持ちに耐えられず、老人の家に車で行った事。丸裸にされて後ろ手に縛られた事。股縄をされた事。乳首に割り箸をつけられた事。片足を吊られた事。そしてさんざん体を弄ばれた事。顔を踏まれた事。いってしまった事。老人は、それらの姿を全て鏡に映して見せたため、その恥ずかしい姿がありありと思い出されてきた。自分があんな事をしてしまったかと思うと、京子はだんだん興奮してきた。京子はベッドから立ち上がると、割り箸と輪ゴムを持ってきた。そしてベッドに寝た。京子はブラジャーをはずして、さっき老人にされたように割り箸て乳首を挟んで、両端を輪ゴムで縛ってみた。プルンと胸を揺すってみたが、とれない。割り箸は適度な刺激で乳首を締めつけた。京子はだんだん淫乱な気持ちになってきた。京子は割り箸を乳首からとった。そしてバッグから老人に貰ったSM写真集を3冊とり出して貪るように見た。またまた様々な恥ずかしい姿に縛られた裸の女の写真が次々と出てきた。女達は、始めは服を着たまま後ろ手に縛られているが、徐々に脱がされていって、ついに丸裸にされて、様々な辱めの極地の格好にされてしまう。それぞれの女に、タイトルと、女の心境を書いた短い文がついていて、小さなストーリーになっている。それが一層、現実性を感じさせ、妄想をかきたてた。縛られて蝋燭を垂らされている裸の女の写真、体中に選択バサミをとりつけられている写真。様々な恥ずかしい格好で宙に吊られている写真などが次々と現れた。空中に吊られてしまっては、もう何も出来ない。いやらいし男に、どんな事をされても逃げることは出来ない。京子は、写真を見ている内にだんだん興奮してきた。自分も丸裸にされて大きく両手、両足を開いて天井に梁に吊られ、老人に様々な悪戯をされる事を想像した。京子はハアハアと息が荒くなっていった。さらに京子は、蝋燭を垂らされて、苦しげな顔をしている女の写真に見入った。女の全身には、丸い蝋涙が無数にこわばりついていた。女は眉を八の字にして、大きく口を開き、苦しそうな顔をしている。蝋燭はどの位、熱いものなのか、京子は関心が出てきた。蝋燭責めは、SMの中でも多くある責めで、火傷するようなものではないだろうと思った。しかし見るからに熱そうで、辛そうに見えた。京子は蝋燭を垂らされる熱さが知りたくなった。しかし部屋には蝋燭がない。京子はブラジャーを着けて、ブラウスを着て、スカートを履き、財布を持って、急いでアパートを出た。そして車を飛ばしてスーパーに行った。雑貨売り場には蝋燭があった。京子は、ほっと安心した。京子は、いつものように食品売り場に行って、必要な食材を買った。そして、雑貨売り場に行って、蝋燭を買い物カゴに入れた。レジにカゴを出した時、男の店員が、蝋燭を見つけると、ちょっと訝しそうな顔つきになって、京子の顔を一瞬チラリと見た。京子は恥ずかしくなって心臓の鼓動が高まった。買った物をビニール袋に入れて、車にもどった。そして車を出して、アパートにもどった。京子は食品を冷蔵庫に入れた。そして蝋燭を持って寝室に行った。京子はブラウスを脱ぎ、スカートを降ろした。そしてブラジャーを外して、パンティーも脱いだ。丸裸になった京子は、ベッドの上にビニールを敷いた。そして、その上に乗った。京子は蝋燭をとると、ライターで蝋燭の芯に火をつけた。ぽっと蝋燭の火が燈った。すぐに皿の部分が溶け出した。京子は、胸をドキドキさせながら、そっと乳房の上で蝋燭を傾けてみた。蝋涙がポタリと落ちて京子の乳房にくっついた。
「熱いっ」
思わず京子は声を出した。京子は、ふっと息を吹いて蝋燭の火を消した。乳房には、ひしゃげて丸く平べったくなった蝋がくっついていた。なるほど、蝋燭の熱さは、このくらいのものかと思った。蝋が肌に触れた瞬間は、とても熱いが、熱さは、その一瞬だけだった。京子は、爪で乳房にくっついている蝋を剥がした。蝋はペリッと、とれた。なるほど、火傷はしないが、かなり熱い責めなのだなと京子は思った。これを縛られて、身動き出来ない状態でされたら、怖い、と思った。自分がいくら、許しを乞うても、止めてくれるかどうかは男の胸先三寸にある。女はひたすら許しを乞うしかないのだ。京子は、再び、蝋燭に火を点けた。そして乳房に蝋燭を垂らした。蝋燭がポタポタ垂れて、京子の乳房に貼りついた。
「熱い。熱い」
と叫びながら、京子は、老人に後ろ手に縛られて、こうやって責められる事を想像した。「許して。許して」と泣きながら叫びつづけても、老人はニヤニヤ笑って蝋燭を垂らしつづける。いつまで責めが続くかはわからない。そんな事を思うと京子は、激しく興奮して鼻息が荒くなっていった。乳房が蝋でいっぱいになった。京子はさらに腹に垂らした。腹にも蝋の斑点がいっぱいになると、やっと京子は蝋燭の火をふっと吹き消した。乳房は蝋の斑点でいっぱいだった。京子は丁寧に、乳房の蝋を爪で剥がした。腹の蝋も剥がした。京子は裸のまま、しばらく蝋燭による自慰の余韻に浸っていた。しばしして、気持ちが落ち着くと、京子は裸のまま、ベッドの上でうつ伏せになった。もう外は暗くなっていた。京子は、パジャマを着て夕食をつくって食べた。食べ終ると、また直ぐベッドに行って横になり、写真集を見入った。その晩、京子は夜遅くまで、写真集を見た。気持ちが興奮して、なかなか寝つけなかった。
☆ ☆ ☆
翌日。9時に京子は目を覚ました。しばらく布団の中で惰眠を貪っていたが、サイドテーブルに置いてあるSM写真集に手を伸ばした。京子は、布団の中で写真集を繰り返し見た。もう京子はSMの妄想の世界にメロメロに溺れていた。女は一度、性欲に目覚めると、もう止まらなくなる。京子は、写真集の女達のように被虐の快感を貪り尽くしたくなって、体が疼いていてしかたがなかった。今日は、テニススクールのレッスンの日である。京子はパジャマのまま、トーストと玉子焼きとサラダを食べた。そして、またベッドに潜り込んで、SM写真集を見て、妄想の世界に浸った。昼近くになった。京子はテニススクールに行こうと、スポーツウェアに着替えた。ラケットを持って、アパートを出ようとしたが、ふと、ある事を思いついて京子は足を止めた。京子は寝室にもどると、鏡の前でスポーツウェアを脱いだ。そしてブラジャーを外し、パンティーも脱いで丸裸になった。
京子は、麻縄を手にした。そして縄を二つに畳んで二本にした。そして、くびれた腰の上をベルトのように巻いて、臍の所でキュッと結び合わせた。そして、その結び目をクルリと背中の方へ持っていった。そして、縄の余りを尻の割れ目を通し、前に持っていき、二本の縄をしっかりとアソコの割れ目の間に食い込ませ、キュッと引っ張った。麻縄が食い込む感触に京子は、
「ああっ」
と喘ぎ声を出した。そして、その縄を臍の前の所で、横の腰縄にカッチリと結びつけた。京子は、そのまま、ジャージのスボンを履き、ジャケットを着た。そして、再び、ラケットとスポーツドリンクの入ったバッグを持ってアパートを出た。京子はテニススクールに向かって車を走らせた。だが運転中も京子は股間に食い込む縄の感触に悩まされた。
☆ ☆ ☆
テニススクールに着いた。コートは4面あって、各コートで、生徒達が気持ち良さそうにプレーしていた。だが京子のクラスのコートには、まだ誰も来ていなかった。京子はラケットを持ってコートに降りた。京子は、回りでプレーしている人達を見て、恥ずかしくなって顔を赤くした。ジャージの下は、パンティーもブラジャーも無い丸裸なのである。そして、股間にはカッチリと食い込むように股縄がとり付けられているのである。もし、この事がわかってしまったら、と思うと京子は、激しく興奮した。否、京子は、むしろ、ジャージの上も下も脱ぎ捨てて、股縄だけしている自分の惨めな姿を人に見られたいと思った。
その時、順子の赤いスポーツカーが来た。いつもの連れの男を乗せていた。二人は車から降りてスクールのクラブハウスに入った。すぐに二人は着替えて、コートに降りてきた。
「あら。京子。今日は、野暮ったいジャージじゃない。いつもの白のテニスウェアは?」
「せ、洗濯してるの」
京子は顔を火照らせて言った。ジャージの下は股縄だけの丸裸であることの意識が、京子に激しい羞恥心を起こした。
「あの、おじいさん。きっと今日も来ないわよ。もう、やめちゃったんじゃないかしら。老人はゲートボールでもやっていりゃいいのよ」
順子は軽率な口調で京子を挑発するように、せせら笑った。だが、そんな事を順子が言っても京子は黙って顔を火照らせている。
「あら。京子。怒らないの?」
正義感の強い京子が怒って反論してくると予想していたのに、反論してこないので、拍子抜けしたのだろう。順子は、じーと京子の顔を疑問に満ちた顔つきで覗き込んだ。
「や、やりたくないのに無理に誘うのも悪いと思うの」
京子は顔を火照らせて言った。
「あら。京子。やけに素直になったじゃない。どういう心境の変化?」
順子がまた、からかうような口調で聞いた。
「お、お年寄りの人は、体が弱いから、無理に体を動かしては、よくないでしょ」
京子は、ジャージの下の股縄の食い込む感触に体を震わせながら言った。
「あら。京子。あなたも角がとれて人間が出来てきたじゃないの」
順子は、ケラケラ笑いながら、そんな事を言った。その時、順子の連れの男がコートに降りてきて順子の傍らに立った。その後すぐにコーチが、コートに降りてきた。
「さあ。今日はこの三名だ。はじめよう」
コーチが言った。
「それじゃあ、さっそくグラウンドストロークだ」
コーチに言われて、順子は、コーチの方のコートに入った。そして京子と向き合った。青年はコーチと向き合った。
「いくわよー」
順子は元気に言って、ポーンとのボールを京子の左側に出した。京子はサッとバックハンドに構えて、ボールの方にステップした。
「ああっ」
思わず京子は声を出した。動いた事によって、股縄が女の股間の谷間に食い込んで、女の敏感な所を刺激してきたのである。京子はタイミングが狂って空振りした。
「何よ。京子。どうしたのよ」
緩いボールを空振りした京子に向かって順子がふくれっ面で言った。
「ご、ごめんなさい」
京子は謝って、構え直した。
「しっかりしてよ」
そう言って順子は、またボールをポーンとボールを出した。今度はフォアだった。ボールを追って走る事によって、またジャージの下の股縄が動き、京子の敏感な所を刺激した。
「ああっ」
また、京子は、タイミングを狂わせて、空振りした。
「何よ。京子。どうしたの。あんな球もとれないなんて」
順子は、ふくれっ面で京子を叱った。
「ご、ごめんなさい。今度はちゃんと返すわ」
京子は顔を火照らせて順子に謝った。
「しっかりしてよ」
そう言って順子は、三度目のボールを出した。バックハンド側だった。京子は、敏感な所を擦る股縄の刺激に耐えて、何とか打ち返した。順子とのラリーが始まった。順子は意地悪な性格なので、わざと少しボールを離れた所に打って、京子を左右に走らせる。京子は、縄が食い込む辛い感触に耐えながら、必死で左右に走ってボールを返した。だが、ジャージの下で股縄が食い込む責めに、京子は、ハアハアと息が荒くなっていった。ミスも多くなっていった。
「何よー。京子。どうしたの。どこか、体の具合でも悪いの?」
順子がふくれっ面で聞いた。
「だ、大丈夫。何でもないわ。さあ、つづけましょう」
順子は、いつもの気持ちのいいラリーが出来ないのが不快なのだろう。ふくれっ面でボールを出した。京子は、ハアハアと息を荒くしながら、股縄の責めに耐えながら、ボールを打ち返した。しかし、京子は縄に責めつづけられて、参ってしまい、時々、打ち返しそこねた。その度に、順子は、ふくれっ面で京子を叱った。その度に京子は、
「ごめんなさい」
と謝った。
そんな調子だったので、その日の京子のプレーはその後も、ミスばかりだった。
プレーが終わった後、京子は、女の敏感な所を刺激されつづけてきて、もうメロメロだった。
しかもジャージの下はブラジャーもパンティーも着けていない丸裸で、それを人に気づかれたいという背徳の快感が、京子をメロメロにしていた。
☆ ☆ ☆
京子は、車に乗ると、ハアハアと息を荒くしながら老人の家に車を飛ばした。この、やりきれない淫乱な気持ちから早く、身も心も開放されたいという思いでいっぱいだった。
京子はもう何も分からなくなっていた。ともかく、老人の家に行こう。そして、うんと惨めな格好にしてもらおう。そうしなければ、自分はおかしくなってしまう。そう京子は思いながら、老人の家に向かって車を運転した。運転している時もハアハアと呼吸は荒かった。交差点で赤信号で停止すると、早く青にならないかと待ち遠しくて仕方がなかった。
☆ ☆ ☆
ようやく老人の家に着いた。京子はヨロヨロと車から降りると、チャイムを鳴らした。ピンポーン。チャイムが家の中に響く音が聞えた。直ぐに玄関の戸が開いて、老人が出た。
「よう来たの。さあ、入りんしゃい」
老人は京子を見るとニヤリと笑った。京子は、ヨロヨロとよろめきながら老人の家に入った。居間に通されると、京子は畳の上に、どっと倒れ伏した。
「おじいさん。何とかして。私もうダメ」
京子はハアハア喘ぎながら言った。
「どうしたかの」
老人はニヤニヤ笑って、落ち着いた口調で聞いた。
「テ、テニスをしてきたの」
京子のジャージは汗で、ぐっしょりだった。
「疲れたんじゃな。服を脱がしてもいいかの」
「いいわ。好きなようにして」
老人はホクホクした口調で言って、京子のジャージを脱がした。ジャージの下は、ブラジャーもパンティーも履いていない丸裸で、股縄が腰にカッチリととりつけられていた。京子の体は汗だくだった。
「ふふ。この格好でテニスをしてきたのかえ」
「そ、そうよ」
「それは、辛かったじゃろ。まず風呂に入って、疲れをとりんしゃい。湯を沸かしてくるけん」
そう言って老人は部屋を出て行った。京子は放心状態でうつ伏せで目を瞑って畳の上に横たわっていた。ジャーと湯が流れ出す音が聞えた。すぐに老人が戻ってきた。
「股縄をはずすけん。いいかの」
「いいわ」
京子は、ぐったりと畳の上にうつ伏せになったまま言った。老人は、京子の腰にカッチリと取りつけられた股縄をはずした。女の部分の所はネバネバした液で濡れていた。丸裸のまま、畳の上に京子はぐったりとうつ伏せに横たわっていた。
「どれ。もう湯がいっぱいになったじゃろ」
そう言って老人は部屋を出た。流れていた水の音がピタッと止まった。老人はすぐに部屋にもどってきた。老人は京子を抱き起こした。京子は畳の上に手をついてうつむいていた。老人は、いきなり京子の両手をつかむと、グイと背中に捻り上げた。
「あっ。な、何をするの」
京子は、驚いて思わず声を出した。だが老人は、黙ったまま、京子の手首を重ね合わせて縛った。
「ふふ。すまん。すまん。一度、あんたを縛ったまま、体を洗いたいと思っていたんじゃ」
老人はホクホクした顔つきで言った。
「さあ。立ちんしゃい」
老人は、縄尻をとって言った。京子は老人に言われたように立ち上がった。老人に縄尻をとられたまま京子は、風呂場へ行った。
「さあ。風呂場の椅子に座りんしゃい」
老人に言われて京子は風呂場の椅子に腰掛けた。老人は脱衣場で服を脱ぎ、褌一枚になると、風呂場に入ってきた。
「髪が濡れんようにせないといけんのう」
そう言って老人は京子の艶のある長い黒髪を輪ゴムで束ねた。老人は湯船から桶で湯を汲むと、京子の肩にざあっとかけた。湯は滝のように、京子の乳房の上から腹へ、そして股の中へと流れた。そしてもう一度、反対側の肩から湯をかけた。そして、今度は背中に湯をかけた。湯が背中から、後ろに回された腕にかかり、大きな尻を伝わってスノコの上に流れ落ちた。老人はスポンジを湯で湿らせて、石鹸で泡立てた。そして、そして京子の体を洗い始めた。肩から背中、と後ろを洗った。そして前に回って、京子の乳房にスポンジを当てた。老人は、京子の大きな乳房を念入りに洗った。スポンジに擦られて乳房は、もどかしそうに揺れた。
「ふふ。大きい乳房じゃの」
老人は、京子の背後に廻ると、後ろから、泡立った京子の乳房をつかんだ。
「ふふ。柔らかい乳房じゃの」
そう言って老人は念入りに手で洗った。それはもう揉んでいるのと同じだった。そうされても京子は、後ろ手に縛られているため、どうすることも出来ない。時々、老人が乳首を摘むと、京子は、
「ああっ」
と喘ぎ声を上げた。老人は京子の腹を洗い、大きな尻を洗った。そして股の付け根から、女の秘部をスポンジで泡立てた。老人は、スポンジを横に置くと、尻の割れ目、や秘部を指で念入りに触った。尻の割れ目を、すーと、なぞると京子は、
「ああー」
と苦しげに眉を寄せ、大きな喘ぎ声を出した。そして老人は京子の太腿から足先まで丁寧に洗った。体全部を洗いおわると、老人は湯船から桶で湯を汲んで、京子の体に何度もかけた。京子の体の泡が流された。
「さあ。湯船に入りんしゃい」
老人に言われて、京子は、後ろ手に縛られたまま、湯船に入った。老人は、京子の縄尻をとったまま、湯に浸かっている京子を見た。まるで囚人の入浴のようだった。
「湯加減はどうかの」
老人が聞いた。
「いいわ」
京子が答えた。しはし、京子は気持ちよさそうに湯に浸かっていた。
「どうじゃの。疲れはとれたかの」
老人が聞いた。
「ええ。十分、温まったわ」
京子は湯船の中で答えた。京子は湯船から、そっと立ち上がって、湯船から出た。京子は後ろ手に縛られているため手が使えない。老人はバスタオルで京子の体を丁寧に拭いた。京子は老人に縄尻を取られて裸のまま居間に行った。
居間に入ると京子は倒れるようにどどっと畳の上にうつ伏せになった。そして、膝を立てて、膝を開いた。尻が高々と上がり、尻の割れ目がパックリ開いた。後ろ手に縛られているため、顔は畳にピッタリとくっついて、乳房は畳に押しつけられて、ひしゃげた。
「見て。私の恥ずかしい所を見て」
京子は、あられもなく叫んだ。老人は京子の尻の前に、胡坐をかいて座った。
「ふふ。とうとう言ったの。言われんでも、ちゃんと見ておるけん。尻の穴も、アソコも丸見えじゃよ」
老人は余裕の口調で言った。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の恍惚の叫びを上げた。
「おじいさん。私を責めて」
「何をして欲しいかの」
「何でもいいわ。私を惨めの極地にしてー」
「よしよし。わかった」
そういうや、老人は、高々と天井を向いている京子の大きな柔らかい尻を掴むと、グッと開いた。ただでさえ開いている尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。尻の穴がキュッと窄んだ。老人は、乳房を揉むように、京子の大きな柔らかい尻を、じっくり揉んだり、触ったりした。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で、いやらしい目つきで見て、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。老人は、そんな京子を余裕の顔つきで見て、ふふふ、と笑った。老人はティッシュペーパーを一枚とると、捻って紙縒りをつくった。そして、その先を京子のパックリ開いていてる尻の割れ目に沿って、すっとなぞった。もどかしい、遣り切れない感覚が京子を襲った。
「ひいー」
京子は、悲鳴を上げた。尻の穴は、反射的にキュッと窄んだ。丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。老人は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと指を這わせたりした。その度に京子は、ひいー、と叫んだ。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「私をうんと惨めな格好に縛って」
京子は叫ぶように言った。
「よしよし。どんな格好がいいかね」
「好きなようにして。うんと恥ずかしい格好にして」
「よっしゃ。うんと恥ずかしい格好に縛ってやろう」
そう言うや老人は、縄を二本用意した。そして、一本ずつ、カッチリと京子の足首に縛りつけた。
「さあ。仰向けになりんしゃい」
老人が言った。京子は、畳の上を廻って、仰向けになった。大きな乳房が顕わになった。老人は椅子を持ってきた。そして、縄を持って椅子の上に乗り、天井の梁に縄をかけた。老人は、ふふふ、と笑いながら、縄を引っ張った。京子の足が天井に引っ張られていった。そしてついに、両足がピンと一直線になった。老人は、さらに縄を引っ張った。老人は、さらにグイと引っ張って、両方の縄を、大きく間隔を開けて、天井の梁に縛りつけた。
「ああー」
と京子は叫んだ。京子は、後ろ手に縛られたまま両足を逆さ吊りのように、天井に向かってピンと一直線に大きく開かれているという惨めな姿である。老人はさらに、グイと縄を引っ張って、京子の足を上げた。京子の尻が持ち上がって、宙に浮いた。そして老人は、カッチリと縄を梁に縛りつけた。
「ああー」
と京子は叫んだ。京子は、部屋の真ん中で、丸裸で、尻が浮くまでスラリとした足を大きく開かれて吊り上げられるという、惨めの極地の姿になった。老人は京子の尻の前にドッカと胡坐をかいて座った。
「ふふ。どうじゃね。こうやって丸裸を晒す気分は」
「い、いいわー。み、見てー。私の恥ずかしい所を」
京子は、あられもなく叫んだ。
「ふふ。言われんでも、尻の穴も、アソコも丸見えじゃよ」
老人は笑いながら言った。
「い、いいわー」
京子の尻はピクピク小刻みに震えていた。老人は、ただでさえパックリ割り開いている京子の尻の肉をつかむと、グイとさらに割り開いた。
ただでさえ開いている京子の尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。老人は、乳房を揉むように、京子の大きな柔らかい尻を、じっくり揉んだり、触ったりした。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で見て、いやらしい目つきで、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。老人は、そんな京子を余裕の顔つきで見て、ふふふ、と笑った。老人はティッシュペーパーを一枚とると、捻って紙縒りをつくった。そして、その先を京子のパックリ開いていてる尻の割れ目に沿って、すっとなぞった。もどかしい、遣り切れない感覚が京子を襲った。
「ひいー」
京子は、悲鳴を上げた。尻の穴は、反射的にキュッと窄んだ。丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。老人は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと指を這わせたりした。その度に京子は、ひいー、と叫んだ。
さっきと違って、縄で両足を吊り上げられているため、京子は老人に、何をされても、逃げる事は出来ない。そのことが京子に、いっそう激しい被虐の興奮をもたらした。老人は京子の横に来て座った。そして、楽しそうな様子で、身動きのとれない京子の大きな柔らかい丸出しの乳房を揉んだり、乳首を摘んだり、コリコリさせたりした。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「顔を踏んで」
京子は、ハアハアと息を荒くしながら言った。
「よし」
老人はニヤリと笑って立ち上がった。そして京子の美しい顔に足を乗せた。始めは、頬っぺたに乗せるだけだったが、足の裏で口を塞いだり、目を塞いだりした。京子は、丸裸にされて、後ろ手に縛られて、足を吊り上げられて、こんな屈辱的なことをされていることに、激しい被虐の快感を感じた。老人は、顔から、足をどけると乳房に足を乗せて、グリグリ揺すった。
「ああー。いいー」
京子は被虐の歓喜をあげつづけた。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「蝋燭を垂らして」
「よしよし」
老人はニヤリと笑って、蝋燭を取り出した。そしてライターで蝋燭の芯に火をつけた。
ぽっと蝋燭の火が燈った。すぐに皿の部分が溶け出した。老人は、そっと乳房の上で蝋燭を傾けた。蝋涙がポタリと落ちて京子の乳房にくっついた。
「ああっ。熱いっ」
思わず京子は声を出した。だが老人はニヤニヤ笑いながら蝋燭を垂らしつづけた。乳房が蝋の斑点でいっぱいになった。老人はさらに腹にも蝋燭を垂らした。
「ああー。熱いー。熱いー」
京子は叫びながら、身を捩った。
「ふふ。面白い方法で蝋を垂らしてやろう」
そう言うと老人は、ふっと蝋燭を吹き消した。そして老人は、一本の縄に、三本の蝋燭を、少し間隔を開けて、取りつけた。
「ふふ。これをどうすると思う?」
老人は、したりげな顔つきで京子に聞いた。
「わ、わからないわ」
京子は、怯えるように、蝋燭が結びつけられている縄を見た。老人は、立ち上がって、椅子を京子の尻の前に置いた。そして、蝋燭のついた縄を持って、椅子の上にあがり、縄の先を、梁に結びつけた。そして椅子から降りて、椅子をどかした。蝋燭のついた縄は、ちょうど京子の股の上に垂れ下がっている。京子は、ようやく、その意味が分かって、青ざめた。
「こ、こわいわ」
京子は思わず言った。老人は、ふふふ、と笑うと、三本の蝋燭に、それぞれ火をつけた。火の熱で、すぐに蝋燭の皿の部分が溶け出した。ポタポタと蝋が京子の股間に滴り落ちた。
「ああー。熱いー」
京子は悲鳴を上げた。京子は、蝋から避けようと激しく体を捩った。しかし、尻が浮くほどまで、両足が吊り上げられているのである。そしてピンと一直線に、大きく開かれて梁に縄で縛られているのである。どんなに腰を捩っても逃げる事は出来ない。蝋涙は非情にポタポタと京子のアソコや尻の割れ目に雨のように滴りつづけた。京子の股間は、みるみるうちに蝋涙の斑点でいっぱいになった。
「ああー。熱いー。許してー」
京子は泣きながら身を捩って訴えた。だが老人は、ニヤニヤ笑って、この光景を楽しそうに眺めていた。とうとう京子の股間は蝋涙で埋まってしまった。老人は、おもむろに立ち上がると、三本の蝋燭の火をふっと吹き消した。蝋涙の責めがなくなって、京子は、ぐったり動かなくなった。アソコは蝋が一面に貼りついて見えないほどだった。貼りついた蝋の塊は、ちょうどアソコを隠す覆いのようで、エロチックに見えた。老人は立ち上がって椅子を京子の尻の前に置くと、椅子の上に乗って、梁に縛りつけられている京子の足の縄を解いた。そして、縄をゆっくり降ろしていった。京子のピンと一直線に伸びた足がだんだん、降りてきて、ついに床に着いた。京子は疲れ果ててグッタリしていた。老人は京子の足首の縄を解いた。長い時間、吊るされていたため、足首には、赤みがかった縄の痕がついていた。老人は、グッタリ仰向けになっている京子の体についている蝋を丁寧に剥がしていった。その顔つきは、さも楽しそうだった。蝋を全部、剥がすと、老人は、部屋を出た。そして湯の入った洗面器を持ってきた。老人はタオルを湯に浸して絞り、京子の体を丁寧に拭いていった。胸から足先まで。前を拭きおわると、京子をうつ伏せにして、後ろ手の縄を解いた。そしてグッタリしている京子の足先からパンティーをくぐらせ、腰まで引き上げてパンティーを履かせた。そしてブラジャーもつけた。老人は、京子をゆっくり起こした。京子は、ゆっくり起き上がって足を揃えて横座りに座った。
「ふふふ。どうじゃったかの」
老人が聞いた。
「は、恥ずかしかったわ」
京子は顔を赤らめて言った。
「今日は疲れたじゃろ。家に帰って、ゆっくり休みんしゃい」
京子は顔を赤くしてペコリと頭を下げた。老人は、京子に茶を出した。京子は、ゴクリと飲んだ。そしてジャージの上と下を着て老人の家を出た。
「ふふ。また、いつでも来んしゃい」
老人が笑いながら言った。京子は顔を赤くしてペコリと頭を下げて車を出した。
☆ ☆ ☆
アパートに着いた京子は、寝室のベッドにどっと身を投げ出した。もう京子にSMに対するためらいはなくなっていた。その後も、京子は、被虐の欲求が嵩じて耐えられなくなると、老人の家に行って、裸にされて、様々な惨めの極地の格好に縛られて老人に責めを求めた。
☆ ☆ ☆
ある日の事である。その日も京子は被虐の疼きに耐えられなくなって老人の家に行った。
ピンポーン。チャイムを鳴らすと、いつものように老人が笑顔で出た。
「へへ。おじいさん。また来ちゃった」
京子は子供っぽくペロッと舌を出した。
「ふふ。よう来たの。さあ。入りんしゃい」
「お邪魔しまーす」
京子は、子供が、友達の家に入る時のような、くだけた口調で言って老人の家に入った。京子は居間の畳の上にペタンと座った。
「ふふ。今日はどんな風に責めて欲しいかの」
「おじいさんに任せるわ。好きなようにして」
「よし。じゃあ、わしの好きなように縛るけん」
そう言って、老人は京子のブラウスのボタンを外していった。全部、はずすとブラウスを脱がせた。京子の豊満な乳房を収めて、大きく膨らんでいる、白いブラジャーが顕わになった。次に老人は京子のスカートのファスナーを外し、スカートを下げて、京子の足先から抜きとった。京子のムッチリした大きな尻をピッチリと覆うパンティーが顕わになった。これで京子は、ブラジャーとパンティーだけ、という姿になった。老人は、ブラジャーとパンティーも外した。これで京子は、覆う物何一つない丸裸になった。老人は、京子の両腕をグイと背中に回すと、手首を重ね合わせて縛り上げた。
「ふふ。これでもう、私は、逃げられないわね」
京子は、ふふふ、と子供っぽく笑ってそんな事を言った。老人は京子の体を抱くようにして、そっと京子の上半身を畳の上に倒した。そして片方の足首を縄で縛った。老人は椅子を持ってきて、縄を持って椅子の上に乗り、縄を天井の梁に引っ掛けた。老人は縄をぐいぐい引っ張り出した。それにつれて足首を縛られた京子の片足が天井へ向かって吊り上げられていった。ついに京子の片足がピンと一直線に伸びた。片足が天井に向かってに吊られ、足が大きく開いてしまって、尻の割れ目がパックリ開き、女の恥ずかしい部分も丸出しになった。
「ふふ。恥ずかしいかの」
老人は笑って聞いた。
「は、恥ずかしいわ」
京子は顔を赤らめて言った。
「それじゃあ、恥ずかしい所が見えんようにするけん」
そう言って老人は、京子の乳房の上にブラジャーを乗せ、アソコの上にパンティーを乗せた。
「どうじゃな。これで見られなくなったじゃろ」
老人は笑いながら言った。
「は、恥ずかしいわ」
京子は頬を赤くして言った。ブラジャーとパンティーを乗せられているだけの格好は、丸裸に劣らず恥ずかしかった。
「じゃあ、今日は目隠しするけん。いいかの」
「いいわ」
京子は元気に答えた。老人は、豆絞りの手拭いで京子を目隠しした。
「ふふ。どうじゃの。こうやって目隠しされる気分は」
「こ、怖いわ。何をされるか、わからないもの」
「ふふ。何も見えない、わからなさにスリルがあるんじゃよ。今日は、わしは、あんたが何を言ってもわしは何も言わず黙って責めるけん。いいかの」
「いいわ」
そう言って京子は、後ろ手の親指をギュッと握りしめて、恐怖に耐える用意をした。
「ちょっとトイレに行きたくなってきたけに。行ってくるけん。ちょっと待っててくれんしゃい。すぐ戻ってくるけん」
「すぐ戻ってきてね」
「ああ」
そう言って老人は立ち上がると、部屋を出た。部屋には人がいなくなって、しんとなった。京子は老人が早く戻ってこないか、と思った。こうやって丸裸にされて、足を吊られ、老人に悪戯されるのをワクワク待っている自分を思うと、自分も変わってしまったなと、京子はつくづく感じた。すーと襖が開く音が聞えた。
人が入ってきた。入ってきたのは、何と順子だった。
「あっ。おじいさんね」
京子は目隠しされているため、相手が順子と気づかない。老人だとばかり思っている。そのため気をゆるしている。順子は、京子の前に座った。
「ふふ。おじいさん。目隠しされているというのも、何をされるかわからないスリルがあるわね。さあ。好きなように責めて」
京子はウキウキした口調で言った。順子はニヤリと笑って、京子の胸の上に乗っているブラジャーと、股の上に乗っているパンティーを取り去った。
「ああっ。は、恥ずかしいわ」
京子が言った。順子は、グイと京子の尻を割り開いた。ただでさえ開いている尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で見て、いやらしい目つきで、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。順子は毛筆で京子の尻の割れ目をすーとなぞった。もどかしい刺激に京子は、
「ああー」
と声を上げた。順子は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと毛筆を這わせたりした。毛筆が触れる度に京子は、
「ああー」
と、苦しげな喘ぎ声を出した。目隠しされているため、何処に毛筆の責めがやってくるかわからない。
「ああっ。おじいさん。目隠しプレイって最高に興奮するわ」
京子は、ハアハアと鼻息を荒くしながら言った。
順子はニヤリと笑って、裸になった上半身も毛筆でくすぐり出した。丸出しになった乳房、脇腹、臍の穴、首筋、などを丹念に刷いた。その度に、京子は、
「ああー」
と苦しげな喘ぎ声を出した。念入りな悪戯がかなりの時間つづいた。
丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。
「おじいさん。顔を踏んで」
京子は、ハアハアと息を荒くしながら言った。
順子はニヤリと笑って立ち上がった。そして京子の、美しい顔に足を踏みつけた。そしてグリグリ揺すった。
「ああー。いいー」
京子は被虐の歓喜をあげつづけた。
しかし無言のまま責めつづけられる事が、初めはスリルがあったが、だんだん怖くなってきた。
「お、おじいさん。何か言って」
だが、返事は無い。目隠しされたまま、無言の毛筆責めが、つづいた。責めは、いつまで続くのかわからない。
「おじいさん。黙っていられると怖いわ。何でもいいから、何か言って」
ついに京子は本気の口調で訴えた。
「ふふ。あなたって相当のマゾなのね」
京子は天地がひっくり返るほど吃驚した。声は女の声である。誰だかわからない。今まで、責めていたのが、老人ではなく、誰だかわからない女だと思うと、京子は激しい不安に襲われた。同時に、誰だかわからない女に、丸裸の片足吊りを、じっくり目の前で見られ、さんざん裸の体を弄ばれたかと思うと、激しい羞恥が京子を襲った。
「だ、誰。あなたは。お願い。目隠しをとって」
京子は叫ぶように言った。
すると、それに呼応したかのように、京子の頭の後ろに手が来て、豆絞りの手拭いの結び目が解かれた。そしてスルリと目隠しがとられた。目前には、順子が、ニヤニヤ余裕の表情で笑いながら京子を見つめている。
「じゅ、順子」
京子は叫ぶように言った。
「ど、どうして、あなたがいるの」
なぜ順子が。京子にはさっぱり分からなかった。同時に、順子に、丸裸の片足吊りを、じっくり目の前で見られ、さんざん裸の体を弄ばれたかと思うと、激しい羞恥が京子を襲ってきた。
「み、見ないで」
京子は顔を真っ赤にして叫んだ。だが、後ろ手に縛られて、片足を吊り上げられている以上、京子はどうする事も出来ない。順子も、京子の訴えなど、どこ吹く風といった様子である。
「ふふ。京子。あなたに、こんな趣味があるなんて知らなかったわ」
そう言って順子は、京子の乳首を指でピンと弾いた。
「み、見ないで。お願い」
京子は必死に訴えた。
「ふふ。じゃあ、ブラジャーとパンティーを乗せて上げるわ。そうすれば、見られないわ。どう」
順子は、京子の下着を手に持って言った。京子は、羞恥と疑問で頭が混乱していた。
「の、乗せて。お願い」
京子は、すがりつくように言った。順子は、ふふふ、と笑って胸の上にブラジャーを乗せ、アソコの上にパンティーを乗せた。
「ふふ。これで恥ずかしい所は見られないわよ。よかったわね。でも、その格好もすごくエロチックよ」
順子が揶揄した。京子は真っ赤になった。
「な、なぜ、あなたがここにいるの」
京子は再び聞いた。
「さあ。どうしてかしら」
京子は他人事のような口調で言った。咄嗟に、京子は老人のことを思いついた。老人は、家の中にいるはずだ。
「おじいさーん」
京子は、大声を張り上げて老人を呼んだ。するとスッと襖が開いた。
老人がおずおずと入ってきた。
「おじいさん。これは、一体どういうことなの」
老人を見ると京子は開口一番、大声で質問した。
「す、すまん」
老人はどっと倒れるように京子の前にひれ伏した。
「おじいさん。お願い。これは一体、どういう事なの。かわけを話して」
京子に言われて老人はムクッと顔を上げた。老人はチラッと隣に座っている順子を一瞥した。
「ふふ。説明してあげなさいよ」
順子に言われて老人は、おずおずと語り出した。
「京子さん。すまん。実はわしが、テニススクールに入ったのは、あんたが目的だったんじゃ」
「ど、どういうことなの」
京子は老人に説明のつづきを求めた。
老人は語り出した。
「わしがテニススクールに入る少し前のことじゃ。わしは、いつものように、いきつけの書店にSM写真集を買いに行ったんじゃ。すると、この女の人に、買う所を見られてしまっての。話したい事があるから、と言われて近くの喫茶店に入ったんじゃ。わしは、若い女子に弱いでの。喫茶店に入ったんじゃ。すると、この人が言ったんじゃ。テニススクールに入ってくれないか、と。どうしてか、と、わしが聞き返すと、この人は、携帯であんたの顔写真を見せてくれたんじゃ。あまりにもきれいなので、わしは驚いた。そしたら、この人が言ったんじゃ。彼女は、真面目で性格も優しい。テニススクールで、わしが、いじめられる所を見たら、きっと、わしの事を心配して、いたわってくれる、と。車で家にも送ってくれる、と。家に入ったら、あんたを裸にして縛ってしまえ。あんたは老人のさびしさに同情して、きっとわしの言う事を聞いてくれる、と言ったんじゃ。あんたは、真面目で、いつも自制しているから、一度、マゾの喜びを知ったら、病みつきになる、と言ったんじゃ。わしは、本当かな、と思ったが、こうして本当になってしまったんじゃ」
老人は語った。
順子はタバコを取り出して余裕の表情で一服した。
「ふふふ。京子。あなたを初めて見た時から、あなたを私の奴隷にしたいと思っていたの。でも、いきなり、あなたにそんな事を言っても聞くわけないでしょう。以前、私が、あなたにレズごっこをしない、と誘ったら、あなたは、即座に、「不潔」と怒ったわね。でも、あなたには絶対、マゾの資質があると、確信していたの。だから、こうやって、おじいさんを利用したのよ」
そう言って順子は、ふーと煙を吐いた。
京子は、全てを納得した。まんまと順子の罠にはまってしまった自分がみじめだった。だが老人をせめる理由はない。順子が、悪いのだ、と思おうとしたが、老人の手練手管にはまってしまった自分を思うと順子を、せめる気持ちより自分をせめる気持ちの方が勝った。京子は激しい自己嫌悪におちいった。
「ふふ。あなたの事は、おじいさんから、全て聞いているわ。この前のテニスの時、やけにミスが多くて、それが疑問だったけど、ジャージの下は裸で股縄を締めていたのね。それじゃあ、無理もないわね」
京子は、この前のテニスの事が思い出されて、真っ赤になった。
「私、あなたがミスしたのは、おじいさんに縛られて、頭がボーとしてたからだと思ったの。でも、自分で股縄を締めてたなんて。あなたって、すごい淫乱なのね」
順子に何を言われても京子は言い返せない。あんな事をしてしまった事をつくづく後悔した。
順子は、京子の前に椅子を置くと、それに座った。順子は、ふふふ、と笑って足指で、京子の胸に乗っているブラジャーとアソコに乗っているパンティーをとった。順子は、足で京子の胸やアソコを踏んで、グリグリ揺すった。順子は顔も踏んで、グリグリ揺すった。
「ああー」
京子は喘ぎ声を出した。
「どう。こうされる気持ちは」
「く、口惜しいわ」
「何が」
「あ、あなたの罠にはまってしまったことが」
「でも、マゾっていうのは、屈辱が快感なんじゃない。今まで、あなたは、その快感に浸ってきたんじゃない。もう何もかも忘れて、身も心も裸になってしまいなさい。私だってマゾだから、おじいさんに、うんと辱められてもらったわ。恥ずかしがる必要はないわ」
京子は言い返せなかった。しかし順子も、自分と同じように老人に辱められたのか、と思うと、その光景が頭に浮かんで順子に対する屈辱も薄くなった。順子に足で、体を弄ばれているうちに、京子に、被虐の快感が起こり出した。どのみち、順子の責めからは逃げられないのである。
「も、もう好きにして」
京子は叫んだ。
「ふふ。とうとう言ったわね」
順子は、足の親指を京子の口に当てた。
「さあ。きれいにお舐め」
京子は、順子の足指を貪るようにペロペロ舐めた。親指から小指まで犬のようにペロペロ舐めた。
「私の奴隷になる」
順子が聞いた。
「な、なります」
京子は恍惚の快感で声を震わせながら言った。
「これからは、私のことを、順子様と呼ぶ」
順子は、京子の顔をグリグリ揺すって聞いた。
「は、はい。順子様」
京子は服従の言葉使いで言った。順子は、ふふふ、と笑った。
「あなたも、ずっと足を吊り上げられて、疲れたでしょう。降ろしてあげるわ」
そう言って、順子は、京子の足首の縄を解いた。一直線にピンと吊り上がっていた京子の片足が畳の上に降りた。
「あ、ありがとうございます。順子様」
京子は芋虫のように這って、順子の足指をペロペロと舐めた。
「さあ。京子。立ちなさい」
「はい」
順子に命令されて京子は、後ろ手に縛られたまま、立ち上がった。順子は、天井の梁から垂れている縄を京子の、手首の縄尻に結びつけた。京子は、後ろ手に縛られた立ち縛りとなった。丸裸の立ち縛りを順子と老人がじっと眺めている。
「こうやって、私を晒し者にして楽しもうというのね。いいわ。さあ。うんとみじめな私を見て」
京子は、あられもないことを言った。それでも、恥ずかしい所を隠そうと、膝を寄り合わせた。しばし老人と順子は、ニヤニヤ笑いながら裸の京子をしげしげと見た。
「ふふ。女子に見られるのは、恥ずかしいじゃろ。わしが隠してやるけん」
そう言って老人は立ち上がって京子の背後に立ち、片手を乳房に当て、片手を秘部に当てた。確かに、それは、恥ずかしい所を順子に見られない覆いにはなった。しかし、その姿は極めてエロチックだった。老人は、京子の胸と秘部を、ゆっくり揉み出した。時々、乳首を摘んでコリコリさせた。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の快感を叫んだ。しばし老人は、背後から京子の体を弄んだ後、再び順子の隣にドッカと胡坐をかいて座った。
京子は再び、老人と順子の二人の晒し者となった。
しばし、順子と老人は、丸裸で膝を寄り合わせている、惨めな姿の京子満足げにを眺めていた。しばしの時間が経った。
順子が、だんだんハアハアと息を荒くし出した。
「きょ、京子。あなただけ裸を見られるというのは恥ずかしいでしょ」
そう言って順子は、息を荒くしながら、ブラウスのボタンを外していった。そしてブラウスを脱いだ。豊満な胸を覆う白いブラジャーが顕わになった。順子は、虚ろな目を老人に向けた。
「お、おじいさん。私も縛って」
そう言うや順子は、両腕を背中に回して、手首を重ね合わせた。老人は縄を持って、ホクホクした顔つきで順子の背中に廻った。そして、順子のブラジャーを肩から外した。豊満な順子の胸が顕わになった。老人は、背中で重ね合わされている順子の手首を縛り上げた。
「さあ。立ちんしゃい」
老人に言われて順子はヨロヨロと立ち上がった。
老人は順子のスカートのホックを外した。パサリとスカートが落ちた。順子は、大きな尻を包むピチピチのパンティー一枚になった。老人は、パンティーもゆっくり降ろしていき、足先から抜きとった。順子は、覆う物何一つない丸裸になった。京子は、順子の心が分からなかった。
「ど、どうしたの。順子」
京子が聞いた。
「わ、私も、あなたを見ていたら、惨めになりたくなっちゃったの」
順子は、上擦った声で言った。順子は、老人を虚ろな目で見た。
「お、おじいさん。私も吊るして」
順子はハアハアと息を荒くしながら言った。
「よしよし」
老人は、順子の縄尻を、京子を吊るしている縄の位置と同じ所の梁に縛りつけた。結果、順子と京子は、ほとんど顔や体がくっつく位に間近に向き合った。京子は、恥ずかしくなって顔をそらした。老人は、二人の腰を、まとめて縛り上げた。二人の体がピッタリとくっついた。もう離れることは出来ない。老人は、二人を縛ると、畳の上に座り込んだ。
「さあ。京子。私たちは、レズショーをさせられるために、おじいさんに捕まって、こんな風にされちゃったのよ。逆らったら酷い目にされちゃうわ。もう諦めましょう」
そう言って順子は自分の乳房を京子の乳房に擦り出した。乳房が、おしくらまんじゅうの様に、つぶれて平べったくなった。順子は、時々、乳房を離して、乳首を擦り合わせた。乳首と乳首が、じゃれあうように触れ合った。
「ああー」
微妙な刺激に京子は、興奮して声を上げた。順子は、京子の首筋のあちこちにキスした。
「ああー」
京子は声を上げた。京子は、恥ずかしさから顔をそらしていたが、鼻と鼻が触れ合うほど間近に顔があって、二人の視線は嫌でも相手に合ってしまう。視線をそらそうとする行為は京子にとって、よけい恥ずかしかった。京子は諦めて順子に顔を向けた。順子は、自分の口唇を京子の口唇に重ねた。順子が、舌を出して京子の舌に絡めてきた。京子の唇の裏からネバネバした液が、とめどなく溢れ出した。順子は、それを一心に啜った。京子も舌を出して順子の舌に絡めた。もう自分は順子と他人ではなくなってしまったのだと京子は思った。
平成22年3月20日(土)
そう言って老人は等身大の鏡を京子の前の壁に立てかけた。
「さあ。鏡を見てみんしゃい」
老人に言われて京子は、そっと鏡を見た。丸裸で、後ろ手に縛られ、乳房を挟むように胸の上下に、それぞれ二本の縄をかけられている、みじめな自分の姿が其処にあった。まさに写真集のみじめな姿の女に自分もなったんだ、という実感が起こった。恥ずかしさから、思わず、手で胸と秘部を隠そうと、手が動いたが、手首と胸の縛めは、それを阻止した。もう自分は手を使えないんだ、という事があらためて実感された。胸はもう隠しようがない。しかし、つつましい女の恥じらいの気持ちが、何とかアソコは隠そうと働いて、京子は太腿をピッチリ閉じ合わせた。そして、実際、そうする事で、何とかアソコは隠された。
「ふふ。どうじゃの。今の気持ちは」
ニヤニヤ笑いながら京子を見ていた老人が声をかけた。
「は、恥ずかしいわ」
京子は太腿をピッチリ閉じ合わせて言った。
「ふふ。恥ずかしいだけかの」
「は、恥ずかしいけど何か気持ちがいいわ」
「ふふ。そうじゃろ。その恥ずかしさが気持ちよさになるんじゃ。さあ、立ってみんしゃれ」
老人に言われて、京子はヨロヨロと立ち上がった。
「さあ、鏡をしっかり見てみんしゃれ」
老人に言われて京子はそっと鏡を見てみた。後ろ手に縛られた丸裸の自分の立ち姿が見えた。毛の無いアソコの部分が丸出しである。京子は、
「あっ」
と叫んで、咄嗟に膝を寄り合わせた。そうする事によって恥ずかしい部分はかろうじて隠すことが出来た。
「ふふ。いい格好じゃな。しかし、尻は丸見えじゃよ」
老人は京子の後ろから声をかけた。ピクンと京子の尻が震えた。前は隠せても尻は隠せない。鏡から老人は、京子の前も見ているため、膝を寄り合わせて前も隠さなくてはならない。もう、どうしようもない状態である。足がプルプル震え出した。
「ふふ。どんな気分じゃね」
「は、恥ずかしいわ」
「こうやって裸で縛られた事はあるかの」
「な、ないわ。生まれて初めてだわ」
「ふふ。それじゃあ、恥ずかしかろう。では恥ずかしい所が見えんよう隠してやろう」
そう言って老人は麻縄を持って、裸で立っている京子の傍らに行った。
「ふふ。縛ることによって、恥ずかしい所を隠すことが出来るんじゃよ」
そう言って老人は、長い麻縄を二つ折りにした。
「昨日は自分で縛ってみたかの」
老人は京子の横に屈んで言った。京子は足をプルプル震わせながら黙っていた。老人は京子を縛ろうと縄を持って京子に近づいた。京子の腰には、昨日、縛った縄の痕があった。
「おお。縄の痕がある。昨日、自分で縛ったんじゃな」
老人はホクホクした口調で言って京子を見上げた。京子は真っ赤になって足をモジモジさせた。老人に、心まで見られてしまった事がどうしようもなく恥ずかしかった。
「ふふ。自分で縛って病みつきになってしまったんじゃな。では、また、わしがカッチリと縛ってやろう」
京子は真っ赤になった。老人はホクホクした顔つきで、京子を縛り出した。老人は京子の背中に廻って、二本の縄を、京子の腰のくびれの所に巻きつけて、尻の上でキュッと結び合わせた。そして、その縄の残りを京子の尻の割れ目に入れて股の間をくぐらせ、前に出した。
「ほれ。アソコが見えんよう、しっかりと食い込ませるけん。足を開きんしゃい」
老人に言われて京子は、顔を真っ赤にしながら、閉じていた足を開いた。老人は、ニヤリと笑って、京子の女の肉の割れ目を開き、その間に二本の縄をしっかり食い込ませた。そして、グイと縄を引き絞って、ヘソの所の腰に巻いてある腰縄にカッチリと結びつけた。
これで完全な股縄が出来上がった。女の割れ目にカッチリ食い込む二本の縦縄のため、アソコは隠されて見えない。股縄が女の敏感な所に食い込んで、京子を辛い刺激で責めた。
「さあ。後ろを向いてみんしゃれ」
老人に言われて、踵を返して後ろを向くと、縄は尻の割れ目にしっかりと食い込んで、ムッチリした尻の肉が縄を飲み込んでしまっているかのようで、尻はピッチリ閉じ合わされて縄は見えず、尻の割れ目の上のあたりから縄が現れて、腰縄にカッチリと結び付いている。老人は京子を、また前に向かせた。アソコは、縄で隠されて見えないといっても、極めて、いやらしく恥ずかしい姿である。京子は恥ずかしさに耐えられなくなり、クナクナと座りこんだ。少しでも動く度に縄が動いて、京子の敏感な所を刺激した。まるで縄が京子を責めているかのようだった。
「さあ。柱を背にして足を大きく開きんしゃい」
そう言って老人は、京子の背を柱にもたれかけさせた。そして閉じ合わさっている膝をグッと大きく開いた。脚はM字の形になった。
「さあ。鏡を見てみんしゃれ」
老人は京子の顔を正面の鏡に向けた。
「ああー」
思わず京子は声を出した。鏡には、柱を背に、丸裸で後ろ手に縛られて、胸と秘部を縄で縛られた、みじめな姿の京子があったからである。ほとんど裸同然だった。しかし、女の割れ目に食い込んでいる二本の縄のため、割れ目の中は隠されて見えなかった。
「ふふ。どうじゃな。こんなに足を開いても恥ずかしい所は見えんじゃろ」
老人は京子の膝を開きながら言った。
「ふふ。どうじゃね。今の気分は」
「は、恥ずかしいわ」
「しかし、股縄のため恥ずかしい所は、どんな格好をしても見られんわ。安心しんしゃれ」
老人は箱から、割り箸を二本と輪ゴムをとり出した。そして京子の前でパキンと割った。そして老人は京子の乳首を割り箸で挟んだ。
「な、何をするの」
京子が脅えた口調で聞いた。
「ふふ。楽しい事じゃよ」
そう言って老人は京子の乳首を挟んだ割り箸の両端を輪ゴムで括った。
「あっ」
と京子が声を出した。老人は、すぐにもう片方の乳首も同じように割り箸を取り付けた。割り箸は京子の乳首にしっかり取り付けられてしまって、どうにもならない。後ろ手に縛られているため、手が使えないので割り箸をとる事は出来ない。鏡には両方の乳首に割り箸を取りつけられて、縛られている、惨めな姿があった。あたかも割り箸が京子の乳首を責めているかのようである。京子の胸はほどよく大きかった。ブラウスを着ても、胸の所が形よく膨らんだ。街を歩いていても、すれ違う男達は思わず生唾を飲み込んで京子の胸を見た。京子は恥ずかしさに顔を火照らしたが、そうやって男達に見られる事は、ちょっぴり自慢でもあった。その男を悩ます自慢の胸が、今は、みじめに丸出しにされ、搾り出されるよう縄で縛られ、さらに乳首には割り箸が取りつけられているのである。京子は、恥ずかしさに顔を火照らした。
「ふふ。もう何もかも忘れてしまいんしゃい」
老人は、そんな揶揄をした。老人は京子の体を抱くようにして、そっと京子の上半身を畳の上に倒した。そして片方の足首を縄で縛った。老人は椅子を持ってきて、縄を持って椅子の上に乗り、縄を天井の梁に引っ掛けた。そして椅子から降りると、片手に縄を持って京子の横にドッカと胡坐をかいて座った。老人はニヤニヤ笑っている。
「な、何をするの」
京子は恐怖感から声を震わせて聞いた。
「ふふ。こうするんじゃよ」
そう言って老人は持っていた縄をぐいぐい引っ張り出した。それにつれて足首を縛られた片足が天井へ向かって吊り上げられていった。
「ああー」
京子は思わず声を出した。だがどうすることも出来ない。ついに京子の片足がピンと一直線に伸びた。老人は縄を箪笥の取っ手に結び付けた。
「ふふ。こうすれば、もう逃げることは出来んわ。さあ、鏡を見てみんしゃい」
老人に言われて京子は鏡を見た。片足を垂直に吊られ、足が大きく開いてしまって、尻の割れ目がパックリ開き、女の恥ずかしい部分も丸出しになっていた。だが、割れ目に食い込んでいる二本の縄のため、アソコの中と尻の穴は、かろうじて隠されている。だが、これは、もう丸裸も同然である。しかも後ろ手に縛られ、乳房を搾り出すように縛られ、その上、両方の乳首には割り箸が取りつけられているのである。これ以上、恥ずかしい姿があろうか。激しい羞恥心が京子を襲った。
「ああー。は、恥ずかしいわー。みじめだわ」
京子は眉を寄せて苦しげな顔で叫んだ。
「ふふ。恥ずかしいかの。恥ずかしさには、こうやって耐えるんじゃ」
そう言って老人は、後ろ手の京子の親指を、残りの四指で隠すよう握らせた。
「ふふ。あんたが今、隠せるのは親指だけじゃ。親指を体だと思って、隠そうと思ってギュッと握ってみんしゃれ」
老人に言われたように京子は親指をギュッと握りしめた。確かに何かを隠しているという感じがあった。京子は親指を隠して握りしめることによって、恥ずかしさに耐えようと思った。
「もう、あんたは、わしが何をしても逃げることは出来んわ」
そう言って老人は京子の体を弄び出した。毛筆ですーと吊られている足の脹脛や太腿を刷いたり、筆で足の裏をくすぐったりした。
「ああー」
京子は、辛い感触に声を出した。老人は毛筆を畳の上に置くと、今度は指で直に京子の体を触り出した。指先ですーと、脹脛や太腿を這わせた。
「ああー」
京子は辛さに耐えられずに叫んだ。触られた所がピクピクと震えた。京子は親指をギュッと握りしめ、足指もギュッと締め合わせて、責めに耐えた。老人は、京子の大きな柔らかい尻を、その弾力を楽しむように撫でたり、ただでさえパックリ開いている尻の割れ目を、さらにグイと割り開いてみたり、女の肉を撫でたり、揉んでみたりした。京子の体はプルプル震え出した。アソコからは、白い粘っこい液が、出始めた。老人はティシュでそれを拭いたが、粘っこい液は止まることなく、出つづけた。
「ふふ。どうじゃの。今の気持ちは」
「い、いいわー。もっと責めて。私をメチャメチャにしてー」
ついに京子は被虐の快感の叫びを上げた。
「ふふ。ついに言いおったの。わかった。あんたをメチャメチャにしてやるけん」
老人は立ち上がった。
「顔を踏んでいいかの」
「いいわー。踏んで」
老人はニヤリと笑って、京子の柔らかい頬に足を乗せ、グリグリと揺すった。京子の顔は老人に踏まれて歪んだ。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の快感の叫びを上げた。老人は京子の乳首の割り箸をとった。そうして剥き出しになった乳房を足でグリグリ踏んだり、肩や脚の付け根や尻を、足の裏でグリグリと踏んだ。
「いいわー。最高だわー」
京子は被虐の雄叫びを上げた。アソコからはドロドロと白くネバネバした液が溢れつづけた。京子の体がブルブル震え始めた。全身が激しく痙攣しだした。
「ああー。いくー」
京子は激しく叫んだ。京子の体は、しばしヒクヒクと小刻みに振動しながら、石のように固くなっていたが、だんだん力が抜けていき、ついにグッタリと脱力した。老人はニコニコ笑って、京子のアソコに溢れ出ている白濁液をティッシュで丁寧に拭いた。
「ふふ。ついにいったな。ちょっと待ってんしゃい。風呂を沸かしてくるけん」
そう言って老人は部屋を出て行った。京子は足を吊られて縛られたまま放心状態で目を瞑って畳の上に横たわっていた。ジャーと湯が流れ出す音が聞えた。老人が戻ってきた。老人は取っ手に結び付けてある縄を解いて、スルスルと梁から縄をはずした。ピンと一直線に伸びていた京子の片足が下がっていき、ついに畳みの上に降りた。老人は京子の足首を縛っていた縄を解いた。足首には、縄の痕が赤くついていた。老人は京子を抱き起こした。そして腰部にカッチリと結びついていた股縄もはずした。縄の女の部分の所に当たっていた所はぐっしょり濡れていた。そして胸を縛っていた縄も解いた。これで京子の縛めは後ろ手の手首の縄だけとなった。京子は、後ろ手に縛られたまま、太腿をピッチリ閉じて正座した。
「気持ちよかったかの」
「え、ええ」
京子は老人の質問に頬を火照らせて答えた。
「どれ。もう風呂もいっぱいになったじゃろ。止めてくるけん。待ってんしゃい」
そう言って老人は部屋を出て行った。水が流れる音がピタリと止まった。すぐに老人はもどってきた。
「風呂がいっぱいになったけん。いい湯加減じゃて。入りんしゃい」
そう言って老人は縄尻を持ったまま京子を立たせた。
「さあ。行きんしゃい」
老人は京子を風呂場へ促すように、肩を押した。
「あっ。おじいさん。待って。縄を解いて」
縛られたまま、風呂に連れられていくのかと疑問に思って京子は焦って言った。
「縄は風呂場で解くけん。一度、あんたを、引き回すように連れて歩きたかったけん。許してくれんかの」
「わ、わかったわ」
京子は縄尻を後ろで老人にとられたまま、裸で歩き出した。
「ふふ。まるで悪代官に捕まった女の引き回しのようじゃ。ムッチリ閉じ合わさった尻が揺れて、色っぽいわ」
老人は京子の背後から言った。
「あっ。いやっ。恥ずかしいわ」
京子の尻がピクンと動いた。京子は膝をピッチリ閉じて歩いた。風呂場の戸は開いていて湯気が出ていた。京子は風呂場に入った。浴槽には湯がいっぱい満たされていた。京子は、いつ老人が縄を解いてくれるのか、気になったが、自分から、解いて、というのものきまりが悪かった。それで黙って、洗い場の椅子に尻を乗せた。老人は桶で湯船から湯をすくって京子の肩にざあっとかけた。そして老人はスポンジをとって、それに湯を湿らせ、さらに石鹸をなすりつけて泡立てた。
「どれ。わしが洗ってやろう」
そう言って老人は、泡立ったスポンジを京子の乳房にピタリと当てた。
「あっ。いやっ。やめて。おじいさん」
このまま後ろ手に縛られたまま、老人に体を洗われるかと思うと、京子は恥ずかしくなって肩を振った。
「ふふ。そうじゃな。縛られたまま体を洗われるのは恥ずかしいじゃろ。では、それはやめて、縄を解いてやろう」
そう言って老人は京子の手首の縄も解いた。これでやっと京子は完全に自由になった。
「ありがとう」
京子は頬を火照らせて礼を言った。
「ほれ。これで洗いんしゃい」
そう言って老人は京子にスポンジを渡して、風呂場から出た。
「ありがとう」
京子はまた礼を言って、桶で湯船から湯をすくって自分の肩にざあっとかけた。そしてスポンジを胸に当てた。ふと見ると老人が、風呂場の戸の隙間から京子を見ている。
「ああ。おじいさん。恥ずかしいわ。見ないで」
京子は慌てて、胸と秘部を手で覆った。
「ふふ。すまん。すまん。ゆっくり洗って温まりんしゃい」
そう言って老人は擦りガラスの戸を閉めた。京子は、内鍵をかけた。
京子は髪を束ねて上げ、輪ゴムで縛った。やっとほっとしてスポンジで体を洗い始めた。手首や胸にクッキリと縄の痕があった。京子は丁寧に体を洗って、湯船に浸かった。激しいスポーツの後の入浴のような気がして、気持ちが良かった。十分、湯に浸かってから京子は風呂場を出た。脱衣場にはバスタオルがなく、小さな洗顔用のタオルしかない。京子は洗顔用のタオルで体を拭いて、ギュッとタオルを絞った。バスタオルではないので、体に巻きつける事は出来ない。京子はタオルで体の前を隠した。だがタオルは乳房と秘部を覆うので精一杯で、背中やムッチリした尻は丸出しになった。京子は胸の前でタオルをギュッと握りしめて、そっと老人の部屋に行った。
「おじいさん」
京子は襖を開けて、そっと声をかけた。
「なんじゃね」
老人が答えた。
「あ、あの。下着と服を渡してもらえませんか」
京子は小声で言った。
「はは。もう恥ずかしがることはなかろう。服は、ここにあるから部屋の中で着んしゃい」
老人は余裕の口調で言った。この格好で部屋に入るのは恥ずかしい。しかし、そうするより他に仕方がない。京子はタオルで体の前を隠して部屋に入った。老人が胡坐をかいて笑って座っている。部屋には服がない。
「おじいさん。服は」
京子は焦って言った。
「ふふ。まあ、そう焦らんともいいじゃろ。タオル一枚で隠しているあんたの姿も色っぽいの。服はこの部屋のどこかに隠してあるけん。探しんしゃい」
京子は仕方なく、タオルで前を覆いながら、服を探し出した。タオル一枚で部屋の中を歩き回る京子の姿は、色っぽかった。前は隠せても、背中やムッチリした尻は丸見えである。片手でタオルを押え、片手で、服を探そうとするものだから乳房もタオルから、かなりはみ出していた。もう、ほとんど裸同然だった。京子は、やっと押し入れの箪笥の三番目の奥に下着と服を見つけた。京子は急いでパンティーを履き、ブラジャーを着けた。そしてスカートを履き、ブラウスを着た。これでもう安心である。京子は、ほっとして老人の前にペタンと座った。
「ふふ。今日はどうじゃったかの」
「は、恥ずかしかったわ。でもすごく興奮しちゃったわ」
「ふふ。あんたの体は隅から隅まで見てしまったからの」
「は、恥ずかしいわ」
京子は、さっきの狂態を思い出して頬を赤くした。
「股縄を締められた感じはどうじゃったかの」
「は、恥ずかしかったわ」
「買い物をする時など、外に出る時は、股縄をしてみんしゃれ。気持ちようなるて」
「いやだわ。おじいさん。変なこと言わないで」
その光景が頭に浮かんで京子は顔を赤くした。
「ふふ。一度、股縄の食い込む快感を知ってしまったら、もう止められなくなるて」
老人はいやらしそうに笑って言った。
「いやだわ。私、そんな事しないわ」
京子は顔を赤らめて手を振った。
「どれ。お茶を入れるけん。飲んでいきんしゃい」
そう言って老人は、立ち上がって部屋を出た。すぐに老人はお茶を持ってやってきた。京子はお茶を飲んだ。
「ふふ。今日のあんたの姿は、一生、忘れんわい。気が向いたらまた来んしゃい。色々な責め方があるて」
京子は答えず顔を赤くした。
「今日は突然、おじゃましちゃって御免なさい。それじゃあ、私、帰ります」
茶を飲み終わると、京子は老人にペコリと頭を下げてカバンを持って立ち上がろうとした。
「待ちんしゃい。写真集をあげるけん」
そう言って老人は箱の中から、SM写真集を三冊とり出して、京子のカバンに入れた。京子は、恥ずかしそうにペコリと頭を下げて老人の家を出た。そして車を飛ばして家にもどった。
☆ ☆ ☆
家にもどった京子は、寝室のベッドにどっと身を投げ出した。あまりにも色々な事があり過ぎて頭が空白だった。京子は何も考えないでしばしベッドに横たえていた。しかし、時間の経過とともに、意識がだんだん現実にもどってきた。京子は老人にされた事を思い出してみた。
淫乱な気持ちに耐えられず、老人の家に車で行った事。丸裸にされて後ろ手に縛られた事。股縄をされた事。乳首に割り箸をつけられた事。片足を吊られた事。そしてさんざん体を弄ばれた事。顔を踏まれた事。いってしまった事。老人は、それらの姿を全て鏡に映して見せたため、その恥ずかしい姿がありありと思い出されてきた。自分があんな事をしてしまったかと思うと、京子はだんだん興奮してきた。京子はベッドから立ち上がると、割り箸と輪ゴムを持ってきた。そしてベッドに寝た。京子はブラジャーをはずして、さっき老人にされたように割り箸て乳首を挟んで、両端を輪ゴムで縛ってみた。プルンと胸を揺すってみたが、とれない。割り箸は適度な刺激で乳首を締めつけた。京子はだんだん淫乱な気持ちになってきた。京子は割り箸を乳首からとった。そしてバッグから老人に貰ったSM写真集を3冊とり出して貪るように見た。またまた様々な恥ずかしい姿に縛られた裸の女の写真が次々と出てきた。女達は、始めは服を着たまま後ろ手に縛られているが、徐々に脱がされていって、ついに丸裸にされて、様々な辱めの極地の格好にされてしまう。それぞれの女に、タイトルと、女の心境を書いた短い文がついていて、小さなストーリーになっている。それが一層、現実性を感じさせ、妄想をかきたてた。縛られて蝋燭を垂らされている裸の女の写真、体中に選択バサミをとりつけられている写真。様々な恥ずかしい格好で宙に吊られている写真などが次々と現れた。空中に吊られてしまっては、もう何も出来ない。いやらいし男に、どんな事をされても逃げることは出来ない。京子は、写真を見ている内にだんだん興奮してきた。自分も丸裸にされて大きく両手、両足を開いて天井に梁に吊られ、老人に様々な悪戯をされる事を想像した。京子はハアハアと息が荒くなっていった。さらに京子は、蝋燭を垂らされて、苦しげな顔をしている女の写真に見入った。女の全身には、丸い蝋涙が無数にこわばりついていた。女は眉を八の字にして、大きく口を開き、苦しそうな顔をしている。蝋燭はどの位、熱いものなのか、京子は関心が出てきた。蝋燭責めは、SMの中でも多くある責めで、火傷するようなものではないだろうと思った。しかし見るからに熱そうで、辛そうに見えた。京子は蝋燭を垂らされる熱さが知りたくなった。しかし部屋には蝋燭がない。京子はブラジャーを着けて、ブラウスを着て、スカートを履き、財布を持って、急いでアパートを出た。そして車を飛ばしてスーパーに行った。雑貨売り場には蝋燭があった。京子は、ほっと安心した。京子は、いつものように食品売り場に行って、必要な食材を買った。そして、雑貨売り場に行って、蝋燭を買い物カゴに入れた。レジにカゴを出した時、男の店員が、蝋燭を見つけると、ちょっと訝しそうな顔つきになって、京子の顔を一瞬チラリと見た。京子は恥ずかしくなって心臓の鼓動が高まった。買った物をビニール袋に入れて、車にもどった。そして車を出して、アパートにもどった。京子は食品を冷蔵庫に入れた。そして蝋燭を持って寝室に行った。京子はブラウスを脱ぎ、スカートを降ろした。そしてブラジャーを外して、パンティーも脱いだ。丸裸になった京子は、ベッドの上にビニールを敷いた。そして、その上に乗った。京子は蝋燭をとると、ライターで蝋燭の芯に火をつけた。ぽっと蝋燭の火が燈った。すぐに皿の部分が溶け出した。京子は、胸をドキドキさせながら、そっと乳房の上で蝋燭を傾けてみた。蝋涙がポタリと落ちて京子の乳房にくっついた。
「熱いっ」
思わず京子は声を出した。京子は、ふっと息を吹いて蝋燭の火を消した。乳房には、ひしゃげて丸く平べったくなった蝋がくっついていた。なるほど、蝋燭の熱さは、このくらいのものかと思った。蝋が肌に触れた瞬間は、とても熱いが、熱さは、その一瞬だけだった。京子は、爪で乳房にくっついている蝋を剥がした。蝋はペリッと、とれた。なるほど、火傷はしないが、かなり熱い責めなのだなと京子は思った。これを縛られて、身動き出来ない状態でされたら、怖い、と思った。自分がいくら、許しを乞うても、止めてくれるかどうかは男の胸先三寸にある。女はひたすら許しを乞うしかないのだ。京子は、再び、蝋燭に火を点けた。そして乳房に蝋燭を垂らした。蝋燭がポタポタ垂れて、京子の乳房に貼りついた。
「熱い。熱い」
と叫びながら、京子は、老人に後ろ手に縛られて、こうやって責められる事を想像した。「許して。許して」と泣きながら叫びつづけても、老人はニヤニヤ笑って蝋燭を垂らしつづける。いつまで責めが続くかはわからない。そんな事を思うと京子は、激しく興奮して鼻息が荒くなっていった。乳房が蝋でいっぱいになった。京子はさらに腹に垂らした。腹にも蝋の斑点がいっぱいになると、やっと京子は蝋燭の火をふっと吹き消した。乳房は蝋の斑点でいっぱいだった。京子は丁寧に、乳房の蝋を爪で剥がした。腹の蝋も剥がした。京子は裸のまま、しばらく蝋燭による自慰の余韻に浸っていた。しばしして、気持ちが落ち着くと、京子は裸のまま、ベッドの上でうつ伏せになった。もう外は暗くなっていた。京子は、パジャマを着て夕食をつくって食べた。食べ終ると、また直ぐベッドに行って横になり、写真集を見入った。その晩、京子は夜遅くまで、写真集を見た。気持ちが興奮して、なかなか寝つけなかった。
☆ ☆ ☆
翌日。9時に京子は目を覚ました。しばらく布団の中で惰眠を貪っていたが、サイドテーブルに置いてあるSM写真集に手を伸ばした。京子は、布団の中で写真集を繰り返し見た。もう京子はSMの妄想の世界にメロメロに溺れていた。女は一度、性欲に目覚めると、もう止まらなくなる。京子は、写真集の女達のように被虐の快感を貪り尽くしたくなって、体が疼いていてしかたがなかった。今日は、テニススクールのレッスンの日である。京子はパジャマのまま、トーストと玉子焼きとサラダを食べた。そして、またベッドに潜り込んで、SM写真集を見て、妄想の世界に浸った。昼近くになった。京子はテニススクールに行こうと、スポーツウェアに着替えた。ラケットを持って、アパートを出ようとしたが、ふと、ある事を思いついて京子は足を止めた。京子は寝室にもどると、鏡の前でスポーツウェアを脱いだ。そしてブラジャーを外し、パンティーも脱いで丸裸になった。
京子は、麻縄を手にした。そして縄を二つに畳んで二本にした。そして、くびれた腰の上をベルトのように巻いて、臍の所でキュッと結び合わせた。そして、その結び目をクルリと背中の方へ持っていった。そして、縄の余りを尻の割れ目を通し、前に持っていき、二本の縄をしっかりとアソコの割れ目の間に食い込ませ、キュッと引っ張った。麻縄が食い込む感触に京子は、
「ああっ」
と喘ぎ声を出した。そして、その縄を臍の前の所で、横の腰縄にカッチリと結びつけた。京子は、そのまま、ジャージのスボンを履き、ジャケットを着た。そして、再び、ラケットとスポーツドリンクの入ったバッグを持ってアパートを出た。京子はテニススクールに向かって車を走らせた。だが運転中も京子は股間に食い込む縄の感触に悩まされた。
☆ ☆ ☆
テニススクールに着いた。コートは4面あって、各コートで、生徒達が気持ち良さそうにプレーしていた。だが京子のクラスのコートには、まだ誰も来ていなかった。京子はラケットを持ってコートに降りた。京子は、回りでプレーしている人達を見て、恥ずかしくなって顔を赤くした。ジャージの下は、パンティーもブラジャーも無い丸裸なのである。そして、股間にはカッチリと食い込むように股縄がとり付けられているのである。もし、この事がわかってしまったら、と思うと京子は、激しく興奮した。否、京子は、むしろ、ジャージの上も下も脱ぎ捨てて、股縄だけしている自分の惨めな姿を人に見られたいと思った。
その時、順子の赤いスポーツカーが来た。いつもの連れの男を乗せていた。二人は車から降りてスクールのクラブハウスに入った。すぐに二人は着替えて、コートに降りてきた。
「あら。京子。今日は、野暮ったいジャージじゃない。いつもの白のテニスウェアは?」
「せ、洗濯してるの」
京子は顔を火照らせて言った。ジャージの下は股縄だけの丸裸であることの意識が、京子に激しい羞恥心を起こした。
「あの、おじいさん。きっと今日も来ないわよ。もう、やめちゃったんじゃないかしら。老人はゲートボールでもやっていりゃいいのよ」
順子は軽率な口調で京子を挑発するように、せせら笑った。だが、そんな事を順子が言っても京子は黙って顔を火照らせている。
「あら。京子。怒らないの?」
正義感の強い京子が怒って反論してくると予想していたのに、反論してこないので、拍子抜けしたのだろう。順子は、じーと京子の顔を疑問に満ちた顔つきで覗き込んだ。
「や、やりたくないのに無理に誘うのも悪いと思うの」
京子は顔を火照らせて言った。
「あら。京子。やけに素直になったじゃない。どういう心境の変化?」
順子がまた、からかうような口調で聞いた。
「お、お年寄りの人は、体が弱いから、無理に体を動かしては、よくないでしょ」
京子は、ジャージの下の股縄の食い込む感触に体を震わせながら言った。
「あら。京子。あなたも角がとれて人間が出来てきたじゃないの」
順子は、ケラケラ笑いながら、そんな事を言った。その時、順子の連れの男がコートに降りてきて順子の傍らに立った。その後すぐにコーチが、コートに降りてきた。
「さあ。今日はこの三名だ。はじめよう」
コーチが言った。
「それじゃあ、さっそくグラウンドストロークだ」
コーチに言われて、順子は、コーチの方のコートに入った。そして京子と向き合った。青年はコーチと向き合った。
「いくわよー」
順子は元気に言って、ポーンとのボールを京子の左側に出した。京子はサッとバックハンドに構えて、ボールの方にステップした。
「ああっ」
思わず京子は声を出した。動いた事によって、股縄が女の股間の谷間に食い込んで、女の敏感な所を刺激してきたのである。京子はタイミングが狂って空振りした。
「何よ。京子。どうしたのよ」
緩いボールを空振りした京子に向かって順子がふくれっ面で言った。
「ご、ごめんなさい」
京子は謝って、構え直した。
「しっかりしてよ」
そう言って順子は、またボールをポーンとボールを出した。今度はフォアだった。ボールを追って走る事によって、またジャージの下の股縄が動き、京子の敏感な所を刺激した。
「ああっ」
また、京子は、タイミングを狂わせて、空振りした。
「何よ。京子。どうしたの。あんな球もとれないなんて」
順子は、ふくれっ面で京子を叱った。
「ご、ごめんなさい。今度はちゃんと返すわ」
京子は顔を火照らせて順子に謝った。
「しっかりしてよ」
そう言って順子は、三度目のボールを出した。バックハンド側だった。京子は、敏感な所を擦る股縄の刺激に耐えて、何とか打ち返した。順子とのラリーが始まった。順子は意地悪な性格なので、わざと少しボールを離れた所に打って、京子を左右に走らせる。京子は、縄が食い込む辛い感触に耐えながら、必死で左右に走ってボールを返した。だが、ジャージの下で股縄が食い込む責めに、京子は、ハアハアと息が荒くなっていった。ミスも多くなっていった。
「何よー。京子。どうしたの。どこか、体の具合でも悪いの?」
順子がふくれっ面で聞いた。
「だ、大丈夫。何でもないわ。さあ、つづけましょう」
順子は、いつもの気持ちのいいラリーが出来ないのが不快なのだろう。ふくれっ面でボールを出した。京子は、ハアハアと息を荒くしながら、股縄の責めに耐えながら、ボールを打ち返した。しかし、京子は縄に責めつづけられて、参ってしまい、時々、打ち返しそこねた。その度に、順子は、ふくれっ面で京子を叱った。その度に京子は、
「ごめんなさい」
と謝った。
そんな調子だったので、その日の京子のプレーはその後も、ミスばかりだった。
プレーが終わった後、京子は、女の敏感な所を刺激されつづけてきて、もうメロメロだった。
しかもジャージの下はブラジャーもパンティーも着けていない丸裸で、それを人に気づかれたいという背徳の快感が、京子をメロメロにしていた。
☆ ☆ ☆
京子は、車に乗ると、ハアハアと息を荒くしながら老人の家に車を飛ばした。この、やりきれない淫乱な気持ちから早く、身も心も開放されたいという思いでいっぱいだった。
京子はもう何も分からなくなっていた。ともかく、老人の家に行こう。そして、うんと惨めな格好にしてもらおう。そうしなければ、自分はおかしくなってしまう。そう京子は思いながら、老人の家に向かって車を運転した。運転している時もハアハアと呼吸は荒かった。交差点で赤信号で停止すると、早く青にならないかと待ち遠しくて仕方がなかった。
☆ ☆ ☆
ようやく老人の家に着いた。京子はヨロヨロと車から降りると、チャイムを鳴らした。ピンポーン。チャイムが家の中に響く音が聞えた。直ぐに玄関の戸が開いて、老人が出た。
「よう来たの。さあ、入りんしゃい」
老人は京子を見るとニヤリと笑った。京子は、ヨロヨロとよろめきながら老人の家に入った。居間に通されると、京子は畳の上に、どっと倒れ伏した。
「おじいさん。何とかして。私もうダメ」
京子はハアハア喘ぎながら言った。
「どうしたかの」
老人はニヤニヤ笑って、落ち着いた口調で聞いた。
「テ、テニスをしてきたの」
京子のジャージは汗で、ぐっしょりだった。
「疲れたんじゃな。服を脱がしてもいいかの」
「いいわ。好きなようにして」
老人はホクホクした口調で言って、京子のジャージを脱がした。ジャージの下は、ブラジャーもパンティーも履いていない丸裸で、股縄が腰にカッチリととりつけられていた。京子の体は汗だくだった。
「ふふ。この格好でテニスをしてきたのかえ」
「そ、そうよ」
「それは、辛かったじゃろ。まず風呂に入って、疲れをとりんしゃい。湯を沸かしてくるけん」
そう言って老人は部屋を出て行った。京子は放心状態でうつ伏せで目を瞑って畳の上に横たわっていた。ジャーと湯が流れ出す音が聞えた。すぐに老人が戻ってきた。
「股縄をはずすけん。いいかの」
「いいわ」
京子は、ぐったりと畳の上にうつ伏せになったまま言った。老人は、京子の腰にカッチリと取りつけられた股縄をはずした。女の部分の所はネバネバした液で濡れていた。丸裸のまま、畳の上に京子はぐったりとうつ伏せに横たわっていた。
「どれ。もう湯がいっぱいになったじゃろ」
そう言って老人は部屋を出た。流れていた水の音がピタッと止まった。老人はすぐに部屋にもどってきた。老人は京子を抱き起こした。京子は畳の上に手をついてうつむいていた。老人は、いきなり京子の両手をつかむと、グイと背中に捻り上げた。
「あっ。な、何をするの」
京子は、驚いて思わず声を出した。だが老人は、黙ったまま、京子の手首を重ね合わせて縛った。
「ふふ。すまん。すまん。一度、あんたを縛ったまま、体を洗いたいと思っていたんじゃ」
老人はホクホクした顔つきで言った。
「さあ。立ちんしゃい」
老人は、縄尻をとって言った。京子は老人に言われたように立ち上がった。老人に縄尻をとられたまま京子は、風呂場へ行った。
「さあ。風呂場の椅子に座りんしゃい」
老人に言われて京子は風呂場の椅子に腰掛けた。老人は脱衣場で服を脱ぎ、褌一枚になると、風呂場に入ってきた。
「髪が濡れんようにせないといけんのう」
そう言って老人は京子の艶のある長い黒髪を輪ゴムで束ねた。老人は湯船から桶で湯を汲むと、京子の肩にざあっとかけた。湯は滝のように、京子の乳房の上から腹へ、そして股の中へと流れた。そしてもう一度、反対側の肩から湯をかけた。そして、今度は背中に湯をかけた。湯が背中から、後ろに回された腕にかかり、大きな尻を伝わってスノコの上に流れ落ちた。老人はスポンジを湯で湿らせて、石鹸で泡立てた。そして、そして京子の体を洗い始めた。肩から背中、と後ろを洗った。そして前に回って、京子の乳房にスポンジを当てた。老人は、京子の大きな乳房を念入りに洗った。スポンジに擦られて乳房は、もどかしそうに揺れた。
「ふふ。大きい乳房じゃの」
老人は、京子の背後に廻ると、後ろから、泡立った京子の乳房をつかんだ。
「ふふ。柔らかい乳房じゃの」
そう言って老人は念入りに手で洗った。それはもう揉んでいるのと同じだった。そうされても京子は、後ろ手に縛られているため、どうすることも出来ない。時々、老人が乳首を摘むと、京子は、
「ああっ」
と喘ぎ声を上げた。老人は京子の腹を洗い、大きな尻を洗った。そして股の付け根から、女の秘部をスポンジで泡立てた。老人は、スポンジを横に置くと、尻の割れ目、や秘部を指で念入りに触った。尻の割れ目を、すーと、なぞると京子は、
「ああー」
と苦しげに眉を寄せ、大きな喘ぎ声を出した。そして老人は京子の太腿から足先まで丁寧に洗った。体全部を洗いおわると、老人は湯船から桶で湯を汲んで、京子の体に何度もかけた。京子の体の泡が流された。
「さあ。湯船に入りんしゃい」
老人に言われて、京子は、後ろ手に縛られたまま、湯船に入った。老人は、京子の縄尻をとったまま、湯に浸かっている京子を見た。まるで囚人の入浴のようだった。
「湯加減はどうかの」
老人が聞いた。
「いいわ」
京子が答えた。しはし、京子は気持ちよさそうに湯に浸かっていた。
「どうじゃの。疲れはとれたかの」
老人が聞いた。
「ええ。十分、温まったわ」
京子は湯船の中で答えた。京子は湯船から、そっと立ち上がって、湯船から出た。京子は後ろ手に縛られているため手が使えない。老人はバスタオルで京子の体を丁寧に拭いた。京子は老人に縄尻を取られて裸のまま居間に行った。
居間に入ると京子は倒れるようにどどっと畳の上にうつ伏せになった。そして、膝を立てて、膝を開いた。尻が高々と上がり、尻の割れ目がパックリ開いた。後ろ手に縛られているため、顔は畳にピッタリとくっついて、乳房は畳に押しつけられて、ひしゃげた。
「見て。私の恥ずかしい所を見て」
京子は、あられもなく叫んだ。老人は京子の尻の前に、胡坐をかいて座った。
「ふふ。とうとう言ったの。言われんでも、ちゃんと見ておるけん。尻の穴も、アソコも丸見えじゃよ」
老人は余裕の口調で言った。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の恍惚の叫びを上げた。
「おじいさん。私を責めて」
「何をして欲しいかの」
「何でもいいわ。私を惨めの極地にしてー」
「よしよし。わかった」
そういうや、老人は、高々と天井を向いている京子の大きな柔らかい尻を掴むと、グッと開いた。ただでさえ開いている尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。尻の穴がキュッと窄んだ。老人は、乳房を揉むように、京子の大きな柔らかい尻を、じっくり揉んだり、触ったりした。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で、いやらしい目つきで見て、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。老人は、そんな京子を余裕の顔つきで見て、ふふふ、と笑った。老人はティッシュペーパーを一枚とると、捻って紙縒りをつくった。そして、その先を京子のパックリ開いていてる尻の割れ目に沿って、すっとなぞった。もどかしい、遣り切れない感覚が京子を襲った。
「ひいー」
京子は、悲鳴を上げた。尻の穴は、反射的にキュッと窄んだ。丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。老人は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと指を這わせたりした。その度に京子は、ひいー、と叫んだ。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「私をうんと惨めな格好に縛って」
京子は叫ぶように言った。
「よしよし。どんな格好がいいかね」
「好きなようにして。うんと恥ずかしい格好にして」
「よっしゃ。うんと恥ずかしい格好に縛ってやろう」
そう言うや老人は、縄を二本用意した。そして、一本ずつ、カッチリと京子の足首に縛りつけた。
「さあ。仰向けになりんしゃい」
老人が言った。京子は、畳の上を廻って、仰向けになった。大きな乳房が顕わになった。老人は椅子を持ってきた。そして、縄を持って椅子の上に乗り、天井の梁に縄をかけた。老人は、ふふふ、と笑いながら、縄を引っ張った。京子の足が天井に引っ張られていった。そしてついに、両足がピンと一直線になった。老人は、さらに縄を引っ張った。老人は、さらにグイと引っ張って、両方の縄を、大きく間隔を開けて、天井の梁に縛りつけた。
「ああー」
と京子は叫んだ。京子は、後ろ手に縛られたまま両足を逆さ吊りのように、天井に向かってピンと一直線に大きく開かれているという惨めな姿である。老人はさらに、グイと縄を引っ張って、京子の足を上げた。京子の尻が持ち上がって、宙に浮いた。そして老人は、カッチリと縄を梁に縛りつけた。
「ああー」
と京子は叫んだ。京子は、部屋の真ん中で、丸裸で、尻が浮くまでスラリとした足を大きく開かれて吊り上げられるという、惨めの極地の姿になった。老人は京子の尻の前にドッカと胡坐をかいて座った。
「ふふ。どうじゃね。こうやって丸裸を晒す気分は」
「い、いいわー。み、見てー。私の恥ずかしい所を」
京子は、あられもなく叫んだ。
「ふふ。言われんでも、尻の穴も、アソコも丸見えじゃよ」
老人は笑いながら言った。
「い、いいわー」
京子の尻はピクピク小刻みに震えていた。老人は、ただでさえパックリ割り開いている京子の尻の肉をつかむと、グイとさらに割り開いた。
ただでさえ開いている京子の尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。老人は、乳房を揉むように、京子の大きな柔らかい尻を、じっくり揉んだり、触ったりした。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で見て、いやらしい目つきで、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。老人は、そんな京子を余裕の顔つきで見て、ふふふ、と笑った。老人はティッシュペーパーを一枚とると、捻って紙縒りをつくった。そして、その先を京子のパックリ開いていてる尻の割れ目に沿って、すっとなぞった。もどかしい、遣り切れない感覚が京子を襲った。
「ひいー」
京子は、悲鳴を上げた。尻の穴は、反射的にキュッと窄んだ。丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。老人は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと指を這わせたりした。その度に京子は、ひいー、と叫んだ。
さっきと違って、縄で両足を吊り上げられているため、京子は老人に、何をされても、逃げる事は出来ない。そのことが京子に、いっそう激しい被虐の興奮をもたらした。老人は京子の横に来て座った。そして、楽しそうな様子で、身動きのとれない京子の大きな柔らかい丸出しの乳房を揉んだり、乳首を摘んだり、コリコリさせたりした。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「顔を踏んで」
京子は、ハアハアと息を荒くしながら言った。
「よし」
老人はニヤリと笑って立ち上がった。そして京子の美しい顔に足を乗せた。始めは、頬っぺたに乗せるだけだったが、足の裏で口を塞いだり、目を塞いだりした。京子は、丸裸にされて、後ろ手に縛られて、足を吊り上げられて、こんな屈辱的なことをされていることに、激しい被虐の快感を感じた。老人は、顔から、足をどけると乳房に足を乗せて、グリグリ揺すった。
「ああー。いいー」
京子は被虐の歓喜をあげつづけた。
「おじいさん」
「なんじゃね」
「蝋燭を垂らして」
「よしよし」
老人はニヤリと笑って、蝋燭を取り出した。そしてライターで蝋燭の芯に火をつけた。
ぽっと蝋燭の火が燈った。すぐに皿の部分が溶け出した。老人は、そっと乳房の上で蝋燭を傾けた。蝋涙がポタリと落ちて京子の乳房にくっついた。
「ああっ。熱いっ」
思わず京子は声を出した。だが老人はニヤニヤ笑いながら蝋燭を垂らしつづけた。乳房が蝋の斑点でいっぱいになった。老人はさらに腹にも蝋燭を垂らした。
「ああー。熱いー。熱いー」
京子は叫びながら、身を捩った。
「ふふ。面白い方法で蝋を垂らしてやろう」
そう言うと老人は、ふっと蝋燭を吹き消した。そして老人は、一本の縄に、三本の蝋燭を、少し間隔を開けて、取りつけた。
「ふふ。これをどうすると思う?」
老人は、したりげな顔つきで京子に聞いた。
「わ、わからないわ」
京子は、怯えるように、蝋燭が結びつけられている縄を見た。老人は、立ち上がって、椅子を京子の尻の前に置いた。そして、蝋燭のついた縄を持って、椅子の上にあがり、縄の先を、梁に結びつけた。そして椅子から降りて、椅子をどかした。蝋燭のついた縄は、ちょうど京子の股の上に垂れ下がっている。京子は、ようやく、その意味が分かって、青ざめた。
「こ、こわいわ」
京子は思わず言った。老人は、ふふふ、と笑うと、三本の蝋燭に、それぞれ火をつけた。火の熱で、すぐに蝋燭の皿の部分が溶け出した。ポタポタと蝋が京子の股間に滴り落ちた。
「ああー。熱いー」
京子は悲鳴を上げた。京子は、蝋から避けようと激しく体を捩った。しかし、尻が浮くほどまで、両足が吊り上げられているのである。そしてピンと一直線に、大きく開かれて梁に縄で縛られているのである。どんなに腰を捩っても逃げる事は出来ない。蝋涙は非情にポタポタと京子のアソコや尻の割れ目に雨のように滴りつづけた。京子の股間は、みるみるうちに蝋涙の斑点でいっぱいになった。
「ああー。熱いー。許してー」
京子は泣きながら身を捩って訴えた。だが老人は、ニヤニヤ笑って、この光景を楽しそうに眺めていた。とうとう京子の股間は蝋涙で埋まってしまった。老人は、おもむろに立ち上がると、三本の蝋燭の火をふっと吹き消した。蝋涙の責めがなくなって、京子は、ぐったり動かなくなった。アソコは蝋が一面に貼りついて見えないほどだった。貼りついた蝋の塊は、ちょうどアソコを隠す覆いのようで、エロチックに見えた。老人は立ち上がって椅子を京子の尻の前に置くと、椅子の上に乗って、梁に縛りつけられている京子の足の縄を解いた。そして、縄をゆっくり降ろしていった。京子のピンと一直線に伸びた足がだんだん、降りてきて、ついに床に着いた。京子は疲れ果ててグッタリしていた。老人は京子の足首の縄を解いた。長い時間、吊るされていたため、足首には、赤みがかった縄の痕がついていた。老人は、グッタリ仰向けになっている京子の体についている蝋を丁寧に剥がしていった。その顔つきは、さも楽しそうだった。蝋を全部、剥がすと、老人は、部屋を出た。そして湯の入った洗面器を持ってきた。老人はタオルを湯に浸して絞り、京子の体を丁寧に拭いていった。胸から足先まで。前を拭きおわると、京子をうつ伏せにして、後ろ手の縄を解いた。そしてグッタリしている京子の足先からパンティーをくぐらせ、腰まで引き上げてパンティーを履かせた。そしてブラジャーもつけた。老人は、京子をゆっくり起こした。京子は、ゆっくり起き上がって足を揃えて横座りに座った。
「ふふふ。どうじゃったかの」
老人が聞いた。
「は、恥ずかしかったわ」
京子は顔を赤らめて言った。
「今日は疲れたじゃろ。家に帰って、ゆっくり休みんしゃい」
京子は顔を赤くしてペコリと頭を下げた。老人は、京子に茶を出した。京子は、ゴクリと飲んだ。そしてジャージの上と下を着て老人の家を出た。
「ふふ。また、いつでも来んしゃい」
老人が笑いながら言った。京子は顔を赤くしてペコリと頭を下げて車を出した。
☆ ☆ ☆
アパートに着いた京子は、寝室のベッドにどっと身を投げ出した。もう京子にSMに対するためらいはなくなっていた。その後も、京子は、被虐の欲求が嵩じて耐えられなくなると、老人の家に行って、裸にされて、様々な惨めの極地の格好に縛られて老人に責めを求めた。
☆ ☆ ☆
ある日の事である。その日も京子は被虐の疼きに耐えられなくなって老人の家に行った。
ピンポーン。チャイムを鳴らすと、いつものように老人が笑顔で出た。
「へへ。おじいさん。また来ちゃった」
京子は子供っぽくペロッと舌を出した。
「ふふ。よう来たの。さあ。入りんしゃい」
「お邪魔しまーす」
京子は、子供が、友達の家に入る時のような、くだけた口調で言って老人の家に入った。京子は居間の畳の上にペタンと座った。
「ふふ。今日はどんな風に責めて欲しいかの」
「おじいさんに任せるわ。好きなようにして」
「よし。じゃあ、わしの好きなように縛るけん」
そう言って、老人は京子のブラウスのボタンを外していった。全部、はずすとブラウスを脱がせた。京子の豊満な乳房を収めて、大きく膨らんでいる、白いブラジャーが顕わになった。次に老人は京子のスカートのファスナーを外し、スカートを下げて、京子の足先から抜きとった。京子のムッチリした大きな尻をピッチリと覆うパンティーが顕わになった。これで京子は、ブラジャーとパンティーだけ、という姿になった。老人は、ブラジャーとパンティーも外した。これで京子は、覆う物何一つない丸裸になった。老人は、京子の両腕をグイと背中に回すと、手首を重ね合わせて縛り上げた。
「ふふ。これでもう、私は、逃げられないわね」
京子は、ふふふ、と子供っぽく笑ってそんな事を言った。老人は京子の体を抱くようにして、そっと京子の上半身を畳の上に倒した。そして片方の足首を縄で縛った。老人は椅子を持ってきて、縄を持って椅子の上に乗り、縄を天井の梁に引っ掛けた。老人は縄をぐいぐい引っ張り出した。それにつれて足首を縛られた京子の片足が天井へ向かって吊り上げられていった。ついに京子の片足がピンと一直線に伸びた。片足が天井に向かってに吊られ、足が大きく開いてしまって、尻の割れ目がパックリ開き、女の恥ずかしい部分も丸出しになった。
「ふふ。恥ずかしいかの」
老人は笑って聞いた。
「は、恥ずかしいわ」
京子は顔を赤らめて言った。
「それじゃあ、恥ずかしい所が見えんようにするけん」
そう言って老人は、京子の乳房の上にブラジャーを乗せ、アソコの上にパンティーを乗せた。
「どうじゃな。これで見られなくなったじゃろ」
老人は笑いながら言った。
「は、恥ずかしいわ」
京子は頬を赤くして言った。ブラジャーとパンティーを乗せられているだけの格好は、丸裸に劣らず恥ずかしかった。
「じゃあ、今日は目隠しするけん。いいかの」
「いいわ」
京子は元気に答えた。老人は、豆絞りの手拭いで京子を目隠しした。
「ふふ。どうじゃの。こうやって目隠しされる気分は」
「こ、怖いわ。何をされるか、わからないもの」
「ふふ。何も見えない、わからなさにスリルがあるんじゃよ。今日は、わしは、あんたが何を言ってもわしは何も言わず黙って責めるけん。いいかの」
「いいわ」
そう言って京子は、後ろ手の親指をギュッと握りしめて、恐怖に耐える用意をした。
「ちょっとトイレに行きたくなってきたけに。行ってくるけん。ちょっと待っててくれんしゃい。すぐ戻ってくるけん」
「すぐ戻ってきてね」
「ああ」
そう言って老人は立ち上がると、部屋を出た。部屋には人がいなくなって、しんとなった。京子は老人が早く戻ってこないか、と思った。こうやって丸裸にされて、足を吊られ、老人に悪戯されるのをワクワク待っている自分を思うと、自分も変わってしまったなと、京子はつくづく感じた。すーと襖が開く音が聞えた。
人が入ってきた。入ってきたのは、何と順子だった。
「あっ。おじいさんね」
京子は目隠しされているため、相手が順子と気づかない。老人だとばかり思っている。そのため気をゆるしている。順子は、京子の前に座った。
「ふふ。おじいさん。目隠しされているというのも、何をされるかわからないスリルがあるわね。さあ。好きなように責めて」
京子はウキウキした口調で言った。順子はニヤリと笑って、京子の胸の上に乗っているブラジャーと、股の上に乗っているパンティーを取り去った。
「ああっ。は、恥ずかしいわ」
京子が言った。順子は、グイと京子の尻を割り開いた。ただでさえ開いている尻の割れ目が、いっそうパックリと広がった。
「ああー。いいー」
恥ずかしい所を全て目の前で見て、いやらしい目つきで、弄くりまわしている老人の様子を想像すると、恥ずかしさが込み上げてきて、京子は被虐の快感を叫んだ。順子は毛筆で京子の尻の割れ目をすーとなぞった。もどかしい刺激に京子は、
「ああー」
と声を上げた。順子は京子の足の裏をくすぐったり、脹脛から太腿に向かって、すーと毛筆を這わせたりした。毛筆が触れる度に京子は、
「ああー」
と、苦しげな喘ぎ声を出した。目隠しされているため、何処に毛筆の責めがやってくるかわからない。
「ああっ。おじいさん。目隠しプレイって最高に興奮するわ」
京子は、ハアハアと鼻息を荒くしながら言った。
順子はニヤリと笑って、裸になった上半身も毛筆でくすぐり出した。丸出しになった乳房、脇腹、臍の穴、首筋、などを丹念に刷いた。その度に、京子は、
「ああー」
と苦しげな喘ぎ声を出した。念入りな悪戯がかなりの時間つづいた。
丸裸の恥ずかしい格好を見られている事と、恥ずかしい所を悪戯っぽく弄ばれているという実感が京子に激しい被虐の興奮を起こした。京子のアソコからは白い液体がトロリと湧き出した。
「おじいさん。顔を踏んで」
京子は、ハアハアと息を荒くしながら言った。
順子はニヤリと笑って立ち上がった。そして京子の、美しい顔に足を踏みつけた。そしてグリグリ揺すった。
「ああー。いいー」
京子は被虐の歓喜をあげつづけた。
しかし無言のまま責めつづけられる事が、初めはスリルがあったが、だんだん怖くなってきた。
「お、おじいさん。何か言って」
だが、返事は無い。目隠しされたまま、無言の毛筆責めが、つづいた。責めは、いつまで続くのかわからない。
「おじいさん。黙っていられると怖いわ。何でもいいから、何か言って」
ついに京子は本気の口調で訴えた。
「ふふ。あなたって相当のマゾなのね」
京子は天地がひっくり返るほど吃驚した。声は女の声である。誰だかわからない。今まで、責めていたのが、老人ではなく、誰だかわからない女だと思うと、京子は激しい不安に襲われた。同時に、誰だかわからない女に、丸裸の片足吊りを、じっくり目の前で見られ、さんざん裸の体を弄ばれたかと思うと、激しい羞恥が京子を襲った。
「だ、誰。あなたは。お願い。目隠しをとって」
京子は叫ぶように言った。
すると、それに呼応したかのように、京子の頭の後ろに手が来て、豆絞りの手拭いの結び目が解かれた。そしてスルリと目隠しがとられた。目前には、順子が、ニヤニヤ余裕の表情で笑いながら京子を見つめている。
「じゅ、順子」
京子は叫ぶように言った。
「ど、どうして、あなたがいるの」
なぜ順子が。京子にはさっぱり分からなかった。同時に、順子に、丸裸の片足吊りを、じっくり目の前で見られ、さんざん裸の体を弄ばれたかと思うと、激しい羞恥が京子を襲ってきた。
「み、見ないで」
京子は顔を真っ赤にして叫んだ。だが、後ろ手に縛られて、片足を吊り上げられている以上、京子はどうする事も出来ない。順子も、京子の訴えなど、どこ吹く風といった様子である。
「ふふ。京子。あなたに、こんな趣味があるなんて知らなかったわ」
そう言って順子は、京子の乳首を指でピンと弾いた。
「み、見ないで。お願い」
京子は必死に訴えた。
「ふふ。じゃあ、ブラジャーとパンティーを乗せて上げるわ。そうすれば、見られないわ。どう」
順子は、京子の下着を手に持って言った。京子は、羞恥と疑問で頭が混乱していた。
「の、乗せて。お願い」
京子は、すがりつくように言った。順子は、ふふふ、と笑って胸の上にブラジャーを乗せ、アソコの上にパンティーを乗せた。
「ふふ。これで恥ずかしい所は見られないわよ。よかったわね。でも、その格好もすごくエロチックよ」
順子が揶揄した。京子は真っ赤になった。
「な、なぜ、あなたがここにいるの」
京子は再び聞いた。
「さあ。どうしてかしら」
京子は他人事のような口調で言った。咄嗟に、京子は老人のことを思いついた。老人は、家の中にいるはずだ。
「おじいさーん」
京子は、大声を張り上げて老人を呼んだ。するとスッと襖が開いた。
老人がおずおずと入ってきた。
「おじいさん。これは、一体どういうことなの」
老人を見ると京子は開口一番、大声で質問した。
「す、すまん」
老人はどっと倒れるように京子の前にひれ伏した。
「おじいさん。お願い。これは一体、どういう事なの。かわけを話して」
京子に言われて老人はムクッと顔を上げた。老人はチラッと隣に座っている順子を一瞥した。
「ふふ。説明してあげなさいよ」
順子に言われて老人は、おずおずと語り出した。
「京子さん。すまん。実はわしが、テニススクールに入ったのは、あんたが目的だったんじゃ」
「ど、どういうことなの」
京子は老人に説明のつづきを求めた。
老人は語り出した。
「わしがテニススクールに入る少し前のことじゃ。わしは、いつものように、いきつけの書店にSM写真集を買いに行ったんじゃ。すると、この女の人に、買う所を見られてしまっての。話したい事があるから、と言われて近くの喫茶店に入ったんじゃ。わしは、若い女子に弱いでの。喫茶店に入ったんじゃ。すると、この人が言ったんじゃ。テニススクールに入ってくれないか、と。どうしてか、と、わしが聞き返すと、この人は、携帯であんたの顔写真を見せてくれたんじゃ。あまりにもきれいなので、わしは驚いた。そしたら、この人が言ったんじゃ。彼女は、真面目で性格も優しい。テニススクールで、わしが、いじめられる所を見たら、きっと、わしの事を心配して、いたわってくれる、と。車で家にも送ってくれる、と。家に入ったら、あんたを裸にして縛ってしまえ。あんたは老人のさびしさに同情して、きっとわしの言う事を聞いてくれる、と言ったんじゃ。あんたは、真面目で、いつも自制しているから、一度、マゾの喜びを知ったら、病みつきになる、と言ったんじゃ。わしは、本当かな、と思ったが、こうして本当になってしまったんじゃ」
老人は語った。
順子はタバコを取り出して余裕の表情で一服した。
「ふふふ。京子。あなたを初めて見た時から、あなたを私の奴隷にしたいと思っていたの。でも、いきなり、あなたにそんな事を言っても聞くわけないでしょう。以前、私が、あなたにレズごっこをしない、と誘ったら、あなたは、即座に、「不潔」と怒ったわね。でも、あなたには絶対、マゾの資質があると、確信していたの。だから、こうやって、おじいさんを利用したのよ」
そう言って順子は、ふーと煙を吐いた。
京子は、全てを納得した。まんまと順子の罠にはまってしまった自分がみじめだった。だが老人をせめる理由はない。順子が、悪いのだ、と思おうとしたが、老人の手練手管にはまってしまった自分を思うと順子を、せめる気持ちより自分をせめる気持ちの方が勝った。京子は激しい自己嫌悪におちいった。
「ふふ。あなたの事は、おじいさんから、全て聞いているわ。この前のテニスの時、やけにミスが多くて、それが疑問だったけど、ジャージの下は裸で股縄を締めていたのね。それじゃあ、無理もないわね」
京子は、この前のテニスの事が思い出されて、真っ赤になった。
「私、あなたがミスしたのは、おじいさんに縛られて、頭がボーとしてたからだと思ったの。でも、自分で股縄を締めてたなんて。あなたって、すごい淫乱なのね」
順子に何を言われても京子は言い返せない。あんな事をしてしまった事をつくづく後悔した。
順子は、京子の前に椅子を置くと、それに座った。順子は、ふふふ、と笑って足指で、京子の胸に乗っているブラジャーとアソコに乗っているパンティーをとった。順子は、足で京子の胸やアソコを踏んで、グリグリ揺すった。順子は顔も踏んで、グリグリ揺すった。
「ああー」
京子は喘ぎ声を出した。
「どう。こうされる気持ちは」
「く、口惜しいわ」
「何が」
「あ、あなたの罠にはまってしまったことが」
「でも、マゾっていうのは、屈辱が快感なんじゃない。今まで、あなたは、その快感に浸ってきたんじゃない。もう何もかも忘れて、身も心も裸になってしまいなさい。私だってマゾだから、おじいさんに、うんと辱められてもらったわ。恥ずかしがる必要はないわ」
京子は言い返せなかった。しかし順子も、自分と同じように老人に辱められたのか、と思うと、その光景が頭に浮かんで順子に対する屈辱も薄くなった。順子に足で、体を弄ばれているうちに、京子に、被虐の快感が起こり出した。どのみち、順子の責めからは逃げられないのである。
「も、もう好きにして」
京子は叫んだ。
「ふふ。とうとう言ったわね」
順子は、足の親指を京子の口に当てた。
「さあ。きれいにお舐め」
京子は、順子の足指を貪るようにペロペロ舐めた。親指から小指まで犬のようにペロペロ舐めた。
「私の奴隷になる」
順子が聞いた。
「な、なります」
京子は恍惚の快感で声を震わせながら言った。
「これからは、私のことを、順子様と呼ぶ」
順子は、京子の顔をグリグリ揺すって聞いた。
「は、はい。順子様」
京子は服従の言葉使いで言った。順子は、ふふふ、と笑った。
「あなたも、ずっと足を吊り上げられて、疲れたでしょう。降ろしてあげるわ」
そう言って、順子は、京子の足首の縄を解いた。一直線にピンと吊り上がっていた京子の片足が畳の上に降りた。
「あ、ありがとうございます。順子様」
京子は芋虫のように這って、順子の足指をペロペロと舐めた。
「さあ。京子。立ちなさい」
「はい」
順子に命令されて京子は、後ろ手に縛られたまま、立ち上がった。順子は、天井の梁から垂れている縄を京子の、手首の縄尻に結びつけた。京子は、後ろ手に縛られた立ち縛りとなった。丸裸の立ち縛りを順子と老人がじっと眺めている。
「こうやって、私を晒し者にして楽しもうというのね。いいわ。さあ。うんとみじめな私を見て」
京子は、あられもないことを言った。それでも、恥ずかしい所を隠そうと、膝を寄り合わせた。しばし老人と順子は、ニヤニヤ笑いながら裸の京子をしげしげと見た。
「ふふ。女子に見られるのは、恥ずかしいじゃろ。わしが隠してやるけん」
そう言って老人は立ち上がって京子の背後に立ち、片手を乳房に当て、片手を秘部に当てた。確かに、それは、恥ずかしい所を順子に見られない覆いにはなった。しかし、その姿は極めてエロチックだった。老人は、京子の胸と秘部を、ゆっくり揉み出した。時々、乳首を摘んでコリコリさせた。
「ああー。いいわー」
京子は被虐の快感を叫んだ。しばし老人は、背後から京子の体を弄んだ後、再び順子の隣にドッカと胡坐をかいて座った。
京子は再び、老人と順子の二人の晒し者となった。
しばし、順子と老人は、丸裸で膝を寄り合わせている、惨めな姿の京子満足げにを眺めていた。しばしの時間が経った。
順子が、だんだんハアハアと息を荒くし出した。
「きょ、京子。あなただけ裸を見られるというのは恥ずかしいでしょ」
そう言って順子は、息を荒くしながら、ブラウスのボタンを外していった。そしてブラウスを脱いだ。豊満な胸を覆う白いブラジャーが顕わになった。順子は、虚ろな目を老人に向けた。
「お、おじいさん。私も縛って」
そう言うや順子は、両腕を背中に回して、手首を重ね合わせた。老人は縄を持って、ホクホクした顔つきで順子の背中に廻った。そして、順子のブラジャーを肩から外した。豊満な順子の胸が顕わになった。老人は、背中で重ね合わされている順子の手首を縛り上げた。
「さあ。立ちんしゃい」
老人に言われて順子はヨロヨロと立ち上がった。
老人は順子のスカートのホックを外した。パサリとスカートが落ちた。順子は、大きな尻を包むピチピチのパンティー一枚になった。老人は、パンティーもゆっくり降ろしていき、足先から抜きとった。順子は、覆う物何一つない丸裸になった。京子は、順子の心が分からなかった。
「ど、どうしたの。順子」
京子が聞いた。
「わ、私も、あなたを見ていたら、惨めになりたくなっちゃったの」
順子は、上擦った声で言った。順子は、老人を虚ろな目で見た。
「お、おじいさん。私も吊るして」
順子はハアハアと息を荒くしながら言った。
「よしよし」
老人は、順子の縄尻を、京子を吊るしている縄の位置と同じ所の梁に縛りつけた。結果、順子と京子は、ほとんど顔や体がくっつく位に間近に向き合った。京子は、恥ずかしくなって顔をそらした。老人は、二人の腰を、まとめて縛り上げた。二人の体がピッタリとくっついた。もう離れることは出来ない。老人は、二人を縛ると、畳の上に座り込んだ。
「さあ。京子。私たちは、レズショーをさせられるために、おじいさんに捕まって、こんな風にされちゃったのよ。逆らったら酷い目にされちゃうわ。もう諦めましょう」
そう言って順子は自分の乳房を京子の乳房に擦り出した。乳房が、おしくらまんじゅうの様に、つぶれて平べったくなった。順子は、時々、乳房を離して、乳首を擦り合わせた。乳首と乳首が、じゃれあうように触れ合った。
「ああー」
微妙な刺激に京子は、興奮して声を上げた。順子は、京子の首筋のあちこちにキスした。
「ああー」
京子は声を上げた。京子は、恥ずかしさから顔をそらしていたが、鼻と鼻が触れ合うほど間近に顔があって、二人の視線は嫌でも相手に合ってしまう。視線をそらそうとする行為は京子にとって、よけい恥ずかしかった。京子は諦めて順子に顔を向けた。順子は、自分の口唇を京子の口唇に重ねた。順子が、舌を出して京子の舌に絡めてきた。京子の唇の裏からネバネバした液が、とめどなく溢れ出した。順子は、それを一心に啜った。京子も舌を出して順子の舌に絡めた。もう自分は順子と他人ではなくなってしまったのだと京子は思った。
平成22年3月20日(土)