小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

スポーツは制限が多い方がいい

2021-06-08 04:07:15 | 武道・スポーツ
スポーツは制限が多い方がいい。

もし、サッカーで、手も使っていい、というルールにしたら、どうなるだろうか?

答えは、明らかである。

滅茶苦茶になるだけである。

それと。

蹴りの技術が低下してしまう。

この方が、もっと悪い。

サッカーは足しか、使ってはいけないから、蹴りの技術が、向上するのである。

ボクサーと、キックボクサー、が、キックボクシングのルールで戦ったら、どっちが、勝つか。

キックボクサーの方が、勝つ、と思う人も、いると思う。

しかし、必ずしも、そうではない。

キックボクサーは、アップライトで、構え、戦う。

ガードも、キックに対する防御を考えているから、顔面だけへの、ガードとはならない。

ウィービング技術も、相手のキック攻撃に備えて、多用すると、危険である。

アップライトの構えで、出すパンチだから、ウェートが乗らない。

キックボクシングは、ベタ足なので、ボクサーのような、俊敏なフットワークが出来ない。

それに対して、ボクシングは、パンチだけの戦いであり、攻撃にしても、防御にしても、その技術は、キックボクサーの比ではない。

なので、ボクサーと、キックボクサー、が、キックボクシングのルールで戦ったら、キックボクサーが、勝つとは、全く言い切れない。

さて。

ブルース・リーが、「燃えよドラゴン」のオープニングのシーンで、オープンフィンガーグローブを使って、戦っているのを見て、ほとんどの人は、ブルース・リーは、将来の、佐山サトルが、考えた、総合格闘技の、シューティングを、考えていた、と言っている。

しかし、これは、誤りである。

ブルース・リーは、決して、シューティングなどを普及させようとは、思ってもいなかった。

ブルース・リーは、武術とスポーツとの違いを、何度も述べている。

ブルース・リーが求めた戦いは、ルールなしの、武術である。

一方、シューティングは、スポーツである。

しかし、ブルース・リーが求めた、ルールなしの戦い、武術、を本当にやると、殺し合いになってしまう。

なので、仕方なく、オープンフィンガーグローブを、武術の練習として、使っただけである。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コロナ・もう誰も政府や知事... | トップ | カントの認識論 »

武道・スポーツ」カテゴリの最新記事