ある患者が来て、別のクリニックで、叱られて、薬、処方してもらえなかった、ので、薬、処方していただけませんか、と訴えてきた患者がいた。吃驚した。そんなこと、ありえないと思うのだが。私が診察したら、確かに問題点はあるのだが、だからといって、叱って、処方しないというのは、不思議である。そもそも医者は、患者を叱ることは、ほとんどない。一体、どういうことなのか。第一、医療は、出来高払いだから、八百屋と似たようなもんだから、お客さんを減らしてしまうではないか。別に問題のある、やっかいな患者でもないのに。綺麗な、おとなしい女性の患者である。これは、(どんな方法でもいいから)国民を苦しめてる医療費を減らそうとする、厚生省の役人で、医師免許を持ってるヤツの仕業としか考えようがない。
患者「先生。昨日から体がだるくて、熱っぽくて困ってるんです」
医者「あんた。それは風邪だよ。風邪なんか、ひくんじゃねえよ。ちゃんと、うがい、とか、手洗い、とかしてんのかよ。薬は出さねーぜ。温かくして、水分とって、一週間、寝てりゃ、風邪なんか、薬ださなくても治るんだよ。それより、国民皆保険制度が、どれだけ日本の経済を逼迫させてんのか、わかってんのかよ。・・・」
患者「す、すみません。こ、これからは風邪をひかないよう気をつけます(涙)」
医者「おお。せいぜい、気い、つけろよな」
という会話がなされたとしか、考えようがない。
ちなみに、患者が確かに医者に叱られる場合もある。それは、私である。整形外科で私はよく叱られる。なまじ同業者で、医学知識があるもんだから、自己診断したり、治療方針で、意見を言ったりすると、生意気とか、別の分野のクセに、とか、の理由で叱られるのである。叱られれば、頭にくるが、その整形外科医は、腕のいい医者なので、怪我をすると我慢して、その医者にかかっている。
患者「先生。昨日から体がだるくて、熱っぽくて困ってるんです」
医者「あんた。それは風邪だよ。風邪なんか、ひくんじゃねえよ。ちゃんと、うがい、とか、手洗い、とかしてんのかよ。薬は出さねーぜ。温かくして、水分とって、一週間、寝てりゃ、風邪なんか、薬ださなくても治るんだよ。それより、国民皆保険制度が、どれだけ日本の経済を逼迫させてんのか、わかってんのかよ。・・・」
患者「す、すみません。こ、これからは風邪をひかないよう気をつけます(涙)」
医者「おお。せいぜい、気い、つけろよな」
という会話がなされたとしか、考えようがない。
ちなみに、患者が確かに医者に叱られる場合もある。それは、私である。整形外科で私はよく叱られる。なまじ同業者で、医学知識があるもんだから、自己診断したり、治療方針で、意見を言ったりすると、生意気とか、別の分野のクセに、とか、の理由で叱られるのである。叱られれば、頭にくるが、その整形外科医は、腕のいい医者なので、怪我をすると我慢して、その医者にかかっている。