小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

バカと医者は使いよう

2023-01-02 08:31:43 | 医学・病気
バカと医者は使いよう。

バカとハサミは使いよう。

と言うけど。

「バカと医者も使いよう」

なのである。

僕は医者であると同時に、多病もち(喘息、痙攣性便秘、不眠症、、自律神経失調症、うつ病)の患者でもある。

なので、かかりつけの医者に一カ月に一度、薬をもらっている。

もちろん、僕が、この薬とこの薬を処方して下さい、と要求してのことである。

なまじ治そうという色気がないのがいい。

知りもしないくせに、なまじ治そうという医者にかかると、えらい目に会う。

というより、そういう医者には、一回でかからなくなる。

僕が一カ月に一回、薬をもらいに行くと、医者は胸の聴診をして、

「音は悪くないですね」

という。

これを20年、続けている。

言葉に出しては言わないけれど。

何にも知らないんだなー、と思っている。

胸の聴診をするのは、喘息の状態を知るためだが。

喘息(こんなありふれた病気)も知らない。

喘息は気管支が収縮するから呼吸が苦しくなるのだ。

だから、喘息の状態と乾性ラ音は比例するのだ。

だから僕が「喘息の状態に問題はない」と言えば、聴診する必要などないのだ。

こんなこともわからず、20年、聴診を続けている。

こんなのが平均的な医者なのだ。



それと最近、気づいたのだが、僕の喘息は中程度だが。

季節的に、1年のうちで秋口あたりだけに発作が起こる人がいるが。

そういう人は、呼吸器内科にかかってなく(医者にかかるほどではない、と自己診断している、のと、医者にかかるのは何となく気まずい)という思いから、医者にかかってない人もいるのだろう。

そういう人を僕は何人も見ている。

呼吸器科の医者にかかって、吸入薬(β刺激薬)を吸えば、まず呼吸の苦しさは治る。

テオフィリンの飲み薬も有効である。

いざとなれば、ステロイドを使えば、絶対、呼吸苦は治まる。

1年のうち、秋に喘息発作が出る時もある、くらいの人は、「自分は喘息患者ではない」と思いたがっているのだろう。

しかし、10日でも発作が起こっている時は苦しいものである。

変な見栄で医者にかからないのは良くない。

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