古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚ひかえ其の十七

2014年01月08日 05時25分03秒 | 古文書の初歩

 

「乍恐奉申上返答口上覚控え」第三頁、上の八~九行目

 

解読 賣渡甚作所持仕候処、是も子孫拂底

    ニて田并浦孫四郎方へ賣渡、同人与り

 

読み 売り渡し、甚作所持仕り候処、是も子孫払底

    にて、田並浦孫四郎方へ売り渡し、同人より

 

解説 「田并浦」・・・「并」は本来は「合わす」「併せる」と言う意味ですが、「並ぶ」と言う意味も有り、今の「並」と言う字と同じ使い方をします。 「孫四郎家」は「弥六」の分家で、海岸近くに広い屋敷を持っていました。ここも難しい言葉はほとんど有りません。写りが薄いですが、御判読下さい。