「乍恐奉申上返答口上覚控」第三頁、上の十~十一行目
解読 又串本浦幸右衛門方へ賣渡申候而
當時ハ幸右衛門所持ニ而御座候。前段之通り
読み 又串本浦幸右衛門方へ売り渡し申し候て、
当時は幸右衛門所持にて御座候。前段の通り
解説 「重太郎から甚作へ、更に孫四郎から幸右衛門へと転売しているので、「又」と言っています。この「又」は「更に」という意味。 「当時ハ」・・・この話しの時には。 「前段之通り」・・・第一頁に出た、上ワ木を売って、稼がせようとした事。ここもあまり難しい内容では有りません。文字の写りの薄いのが難点です。