古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚ひかえ其の十八

2014年01月09日 05時48分02秒 | 古文書の初歩

 

「乍恐奉申上返答口上覚控」第三頁、上の十~十一行目

 

解読 又串本浦幸右衛門方へ賣渡申候而

    當時ハ幸右衛門所持ニ而御座候。前段之通り

 

読み 又串本浦幸右衛門方へ売り渡し申し候て、

    当時は幸右衛門所持にて御座候。前段の通り

 

解説 「重太郎から甚作へ、更に孫四郎から幸右衛門へと転売しているので、「又」と言っています。この「又」は「更に」という意味。 「当時ハ」・・・この話しの時には。 「前段之通り」・・・第一頁に出た、上ワ木を売って、稼がせようとした事。ここもあまり難しい内容では有りません。文字の写りの薄いのが難点です。