古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚ひかえ其の三十一

2014年01月22日 07時26分55秒 | 古文書の初歩

 

「乍恐奉申上返答口上覚控え」第六頁、上の一~二行目

 

解読 認入申筈も無之其上村役人印形仕候義者

    無御座、只今山川成荒ニ御座候得とも瀧之

 

読み 認め入れ申す筈もこれ無く、其の上村役人印形仕り候義は

    御座無く、只今山川成り荒れに御座候えども、瀧の

解説 「認入」・・・墨が濃くて読めませんが、形から「認め入れ」と読んでおきます。「認入」という言葉はあまり聞きませんが、或いは他の字かも知れません。「右の通り承認する筈も無く」と言う意味に解釈しておきます。 「其上」・・・「其」も読むのは難しい。  「村役人印形仕」・・・村の役人が印鑑を押すこと。 「候義者無御座」・・・役人が捺印していないことを回りくどく書いています。 「只今」も読むのは困難。 「山川成荒」・・・山も川も荒れている状態。「成荒」も読み方が解りません。 「御座」の次の「候」はほとんど字になっていません。 最後は「瀧之」。

解読