古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十章 乍恐口上書附 其の十一

2014年10月08日 06時36分25秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐口上書附」第三頁、上の三~四行目

 

解読 相済候様仕度、奉願上候。

    余り水取方ニ付、元掛り江何等別段差支之

読み 相済み候様仕り度、願い上げ奉り候。

     余り水取り方に付き、元掛かりへ何等別段差し支えの

 

解説 「相済み候様仕りたく」・・・申請の通り、お取り計らいが済みますよう御願いしたく。 「余り水取り方に付き」・・・余分の水を取水する件については。 「元掛り」・・・水管理の大元の担当者。 「何等」・・・『なんら』、何も。 「別段」・・・「段」も読むのは困難です。 「差支之」・・・「差」は読みにくいですが、回数で覚えましょう。