古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十一章 儀定一札之事 其の七

2014年10月21日 06時11分44秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「儀定一札之事」第二頁、上の五~六行目

 

解読 少も我侭成仕方等致間敷、仍之

    左に一ツ書ヲ以儀定書仕り候。元掛り

読み 少しも我が侭なる仕方など致す間じく、之に依って

    左に一つ書きを以て儀定書仕り候。元掛かり

 

解説 「少も」・・・少しも。 「我侭成」・・・我が侭なる。 「仕方」・・・やり方。 「ホ致間敷」・・・など致す間じく。 次は読めませんが、前章でも出ました、「仍之」・・・これに依って。形で覚えるより外ありません。 「左ニ」・・・『さに』、ひだりに。「次ぎに」と同じ。 「一ツ書」・・・「書」の崩しは何度出て来ても難しい。 「以」・・・以て。 「儀定書」・・・協議して決めた内容を書いた文書。 「仕り候」・・・つかまつり候。作成しました。 「元掛り」・・・大井堰を管理している係り。