古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十章 乍恐口上書附 其の十四

2014年10月11日 05時10分10秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐口上書附」第四頁、上の二~三行目

 

解読 無御座候間、先達而奉願上候通、新溝掘継御

    普請早々御了簡相済候様仕度、奉願上候。

読み 御座無く候間、先達て願上げ奉り候通り、新溝掘継ぎ御

    普請早々御了簡相済み候様仕り度、願い上げ奉り候。

 

解説 「無御座候間」・・・間違い御座いませんので。 「先達而奉願上候通」・・・先だって願い上げ奉り候通り。前に御願いしました通り。 次は難しいですが、前に出た言葉です。「新溝掘り継ぎ」・・・新しい水路を掘り進める。 「御普請」・・・これも難解ですが、前に出た文字です。『ごふしん』、工事の事。 「早々」・・・この崩しも難しいが、何となく判ります。 「御了簡相済」・・・処置が済む。 「候様」・・・済みます様。 「仕度」・・・仕り度く。御願い致したく。