ブログ版渡辺松男研究 ⑧(13年9月)
【からーん】『寒気氾濫』(1997年)30頁~
参加者:崎尾廣子、鈴木良明、曽我亮子、高村典子、渡部慧子
司会と記録:鹿取 未放
71 白光にめつむりている白き猫ほあほあと死はふくらみてくる
(意見)
★この猫は既に死んでいるんじゃないですか?柔らかく死んでいる感じ。(曽我)
★でも死んでいると面白くない。死にかけてるって事ですかね。(鈴木)
★これは死に対する思いじゃないですか。(崎尾)
★死んでいたら「めつむりている」とは言わないんじゃないかなあ。死んでいるのでも
死にそうでもないんじゃないかなあ。白光にめをつむっている猫を見て死の想念が膨
らんでいったと読んでいたけど。(鹿取)
★崎尾さんが言ったけど、「め」のひらがな表記が生きている。これ「眼」って漢字で
書くと違うんで、猫がめをつむっているときの感じって、「眼」ではなく「め」(笑)。
意味だけじゃなく表記も考えている。イメージとして白い猫がこういう状態でいると
分かりますよね、「死はふくらみてくる」って感じも。確かにこれ死んでいくわけじ
ゃない。(鈴木)
★白光があり、白き猫で、白を用いています。白が生と死を包みこんでいるというよう
な、白というのはそういう色なんじゃないでしょうか。(慧子)
★白だからふくらんでくる。黒じゃやっぱり縮んでいっちゃうもんね。(鈴木)
【からーん】『寒気氾濫』(1997年)30頁~
参加者:崎尾廣子、鈴木良明、曽我亮子、高村典子、渡部慧子
司会と記録:鹿取 未放
71 白光にめつむりている白き猫ほあほあと死はふくらみてくる
(意見)
★この猫は既に死んでいるんじゃないですか?柔らかく死んでいる感じ。(曽我)
★でも死んでいると面白くない。死にかけてるって事ですかね。(鈴木)
★これは死に対する思いじゃないですか。(崎尾)
★死んでいたら「めつむりている」とは言わないんじゃないかなあ。死んでいるのでも
死にそうでもないんじゃないかなあ。白光にめをつむっている猫を見て死の想念が膨
らんでいったと読んでいたけど。(鹿取)
★崎尾さんが言ったけど、「め」のひらがな表記が生きている。これ「眼」って漢字で
書くと違うんで、猫がめをつむっているときの感じって、「眼」ではなく「め」(笑)。
意味だけじゃなく表記も考えている。イメージとして白い猫がこういう状態でいると
分かりますよね、「死はふくらみてくる」って感じも。確かにこれ死んでいくわけじ
ゃない。(鈴木)
★白光があり、白き猫で、白を用いています。白が生と死を包みこんでいるというよう
な、白というのはそういう色なんじゃないでしょうか。(慧子)
★白だからふくらんでくる。黒じゃやっぱり縮んでいっちゃうもんね。(鈴木)
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