かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

番外編 写真入り 馬場あき子の旅の歌(ネパール)

2020-02-26 19:41:25 | 短歌の鑑賞
ブログ版馬場の外国詠19(2009年7月)【ムスタン】『ゆふがほの家』(2006年刊)91頁~
    参加者:泉可奈、T・S、T・H、渡部慧子、鹿取未放
    レポーター:渡部 慧子 司会とまとめ:鹿取 未放

153 眼前にダウラギリ屹(た)つ腰のほどわが小型機は唸りよぎれり

   
    18人乗りのネパールの小型機。乗り込むとちぎった綿花を渡された。コックピットと客席はカーテン一枚で仕切られている

  
  ポカラから乗ったブッダエアー、向かって左が私、お隣は日本に留学していたことがあるというネパール人の若い医師

157 小型機はふと雲を出づ朝の陽に嫣然たりアンナプルナ百語もて立つ

   
          小型機の窓から見たアンナプルナ

  馬場の外国詠 21(2009年9月)【牛】『ゆふがほの家』(2006年刊)94頁~
     参加者:S・S、曽我亮子、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:曽我 亮子    司会とまとめ:鹿取 未放
 

169 知らざりきポインセチアは巨木にてネパールに来ればいづこにも立つ
170 赤葉をかがやかせ立つ陽の巨木生(せい)はむさぼるべしポインセチアよ
154 夢と思ひしヒマラヤの雄々しきマチャプチャレまなかひに来てわれを閲せり

    
      ポカラの飛行場にもポインセチアがあった気がする。あまりの大きさにびっくりしたが、これは絵はがき
      背景に聳えているのが、名峰マチャプチャレ

   

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