ブログ版 清見糺研究 百年の恋&たのしみは
かりん鎌倉支部
32 たのしみは年のはじめにあたらしき筆の穂先をねぶりおるとき
「かりん」95年3月号
幕末の国学者、橘曙覧(あけみ)は「たのしみは○○するとき」の形で「独楽吟」題する和歌52首を残している。
1994年、当時の天皇、皇后両陛下がアメリカを訪問した折、ビル・クリントン大統領が晩餐会の挨拶の中で、「独楽吟」の一首「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を引用してスピーチをしたことで、一般にも橘曙覧の名が知られるようになり、「独楽吟」も有名になった。 作者もこれを真似て一〇〇首くらいつくった歌の中の一部。
年賀状を書くのであろうか。おろしたての筆の穂先をねぶって、書きやすいよう柔らかくしている。新鮮みもあるが、結句にはエロチックな味わいがある。
かりん鎌倉支部
32 たのしみは年のはじめにあたらしき筆の穂先をねぶりおるとき
「かりん」95年3月号
幕末の国学者、橘曙覧(あけみ)は「たのしみは○○するとき」の形で「独楽吟」題する和歌52首を残している。
1994年、当時の天皇、皇后両陛下がアメリカを訪問した折、ビル・クリントン大統領が晩餐会の挨拶の中で、「独楽吟」の一首「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」を引用してスピーチをしたことで、一般にも橘曙覧の名が知られるようになり、「独楽吟」も有名になった。 作者もこれを真似て一〇〇首くらいつくった歌の中の一部。
年賀状を書くのであろうか。おろしたての筆の穂先をねぶって、書きやすいよう柔らかくしている。新鮮みもあるが、結句にはエロチックな味わいがある。
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