欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

目で見ただけで地盤調査したと言うのか、この野郎!

2020年02月08日 10時53分49秒 | 悪質不動産

神戸市内の某不動産屋が扱っている、新築一戸建ての建売住宅の広告がありました。

 

「地盤調査済で安心です!!」

と記載してありました。

 

実は、この家、欠陥建築バスターズが、更地の状態の時から、定期的に観察していた物件でした。

 

この物件の土地を地盤調査した様子はありません。

もちろん、地中には、地盤改良のための杭も入っていません。

 

最近は、新築の建売住宅が全く売れない事情があるので、業者は、1円でも安い費用で家を建てようとします。

 

そのため、土地の地盤調査もしませんし、地盤改良のための杭も入れないで、いきなり基礎を作って家を建て始めます。

 

でも、そんな怪しい新築建売住宅でも、完成してしまうと、見た目は、きれいですし、問題があるようには見えません。

無知な若い夫婦などは、このような家を買ってしまう、ということもあるんです。

 

姉歯事件以降、『手抜き工事』は減ったかのように見えましたが、実際はそうではありません。

 

最近は、勢いよく、『手抜き工事』が増力しています。

 

2018年、2019年、2020年に完成した建売住宅には、ご注意下さい。

 

『手抜き工事』の建売住宅を買わないためには、マイホームを購入する前に、欠陥建築バスターズにご相談されることをお勧め致します。

 


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クソまみれのタワマン狂想曲(最終楽章)

2020年01月11日 09時48分38秒 | 悪質不動産

2019年9月10月は、大型の台風が関東など東日本を襲いました。

 

浸水被害で、トイレが使えなくなったタワーマンションがありましたが、どうしてしばらくトイレが使えなくなったのでしょうか?

 

それは…

『排管がクソで詰まっていたからなのです!』

 

このような現象は、タワーマンションだけでなく、一般のマンションでも起こることです。

 

タワーマンションに限らず、マンションというものは、上の階の排水が下の階へ流れるようになっています。

 

もしも、3階より上の階の排水が詰まったとします。

 

すると、3階より上の階からの排水は、一切流れなくなります。

 

実は、浸水したタワーマンションは、川からの排水がタワーマンションの排管に逆流し、全ての階の排水が流せない状況でした。

 

 

このような状況で、誰かが、排水を流すと、排管が詰まる可能性があります。

特に、トイレの排水は、”非常に危険”です。

 

「無責任な住人が、トイレの水を流したら、マンションの排管が詰まる可能性が高いということです!」

 

例のタワーマンションでは、誰かが、トイレの水を流したのでしょうね、きっと。

 

『もし、高層マンションで”フン詰まり”が起こると、排管ごと、ごっそり取り替えないといけません。』

 

トイレの水が流せない間は、トイレは使えませんし、工事期間も長いし、もちろん工事費用のお金もかかります。

 

そこで結論。

『タワーマンションは、買ってはいけないし、住んではいけない!』

 


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クソまみれのタワマン狂想曲(第一楽章)

2020年01月08日 10時32分42秒 | 悪質不動産

欠陥建築バスターズは、タワーマンション建設に反対する立場です。

もう5年も前から「タワーマンションは買うべき不動産ではない」と注意してきました。

 

タワーマンションは、地震に強い耐震建築だと言っていますが、本当に、巨大地震に遭遇しても大丈夫なのでしょうか?

ひょっとして倒壊するかもしれません。

 

欠陥建築バスターズでは、巨大なタワーマンションが崩れる現象を、『バベルの塔』と表してきました。

 

聖書に登場してくる『バベルの塔』が、そっくりなので、

「タワマンは現代のバベルの塔だ!」

と表現していました。

 

すると、多くの方が、ブログやSNSなどで、欠陥建築バスターズが考えたキャッチコピーを広げて下さいました。

 

また、タワーマンションは、政治がらみで建設されていることから、腐敗した日本の政治家・政党、そしてこれら政治家に政治献金をしているゼネコンや大手不動産会社を批判し、

「タワマンは安倍内閣の墓標だ!」

とも表現してきました。

 

実際、永久に続くかと思われた”タワマンブーム”も完全に火が消え、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった自民党も安倍晋三も、『桜を見る会』の騒動で、国民の信用を一気に失いました。

 

全ての物は、『表面的には立派でも、中身はボロボロ…』ということが多いのです。

 

皆さんも、口のうまい政治家や、不動産会社に騙されないように、注意しましょう!!

 


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不動産は、売れた値段が正しい価格→評価額は高すぎる値段

2019年12月01日 12時34分41秒 | 悪質不動産

不動産が売れないです。

 

売れない状況については、不動産のサイトをご覧になるとわかると思います。

 

全く売れないので、同じ物件(新築・中古・土地)が、いつまでも掲載されています。

 

「相変わらず、この家、売れないな」

「この物件、3年前から売り出してるが、まだ売れない」

そんな状況です。

 

不動産業界には、誰も買わない物件たちであふれています…

 

戦後、昭和の高度成長期には、『家を買って一人前だ!』という思想がありました。

 

若者たちは家を買う目標を持ち、無理してでも家を買ったものです。

 

その時代には、『家(不動産)は資産』だと考えられていました。

 

一般的に資産というのは、預貯金であったり、株式であったり、金地金であったり、これらが資産と呼びます。

 

当時は、資産のなかに、不動産も入っていたのです。

 

1軒家であれば、その資産価値は、平均3,000万円と試算されたでしょうか。

 

しかし、なにゆえに、3,000万円なのか?

 

 

「土地の評価(1,800万円)と建物の評価(1,200万円)で、だいたい3,000万円ぐらいだな」という感覚で、計算されていたのです。

 

これは、固定資産の評価額や、不動産鑑定士など、誰かが勝手に決めた数字をもとにしたものです。

本当であれば『売買ができる価格』こそが、その事実たる、真の資産価格なのです。

 

 

現在では、3,000万円で売ったって、売れないでしょう。

 

2,000万円にしても売れないのであれば、1,000万円に値下げして売ります。

 

でも、1,000万円でもまだ売れないのであれば、800万円に値下げします。

 

800万円で売っても、誰も買わなければ、500万円に…

 

500万円でも売れないので、遂に200万円まで値下げしても、まだ売れない…

 

要するに、誰も買わないのであれば、その不動産は0円の価値です。

 

40年ほど前、5,000万円で購入したマイホームが、現在では、誰も買い手がつかなくて、その価値が0円であるという現象が、今の不動産の状況です。

 

0円ならまだいい。

 

「株も暴落したら、ただの紙きれになるから恐ろしい」なんて言われていますが、不動産はもっと恐ろしい!

 

不動産は、毎年、固定資産税がかかります。

建物は経年劣化していくので、メンテナンス・管理もかかります。

周囲・近所に迷惑にならぬよう、敷地内にある木々の手入れや伐採・雑草の管理も必要です。

 

株は下落したらそれでおしまいですが、不動産は下落して価値がなくなっても、税金と諸経費と労力が、永遠にかかり続けるのです。

 

不動産は、持っているだけで、お金と面倒がかかるものなのです。

 

さらに近年は、毎年のように大型の台風が日本を襲うようになったので、台風被害で、家が壊れるという現象も多発しています。

 

屋根の補修など、家の補修費というのは、莫大な費用がかかります。

 

お金を失い、住まいを失い…

 

はっきり言って、『不動産は、金食い虫』です。

 

昔は、不動産を所有していたのは、資産家たちでした。

財閥とか商家とか地主などです。

 

彼らは、多くの資産を持つ人たちですので、不動産の一つを失ったところで、痛くも痒くもありません。

 

それが、戦後の昭和の時代、住宅メーカーが仕掛けた『マイホーム信仰』が起こり、マイホームを借金して(ローン返済で)購入することが当たり前だと洗脳されました。

 

そして「不動産は資産であるから、借金してでも買え」と、洗脳されてしまいました。

 

その結果、労働者たちも不動産を持つようになりました。

 

不動産購入は、株以上に、危険なものですので、資産のない者が手を出すべきではありません。

 

不動産で人生を台無しにしないよう、安易に購入してはいけません。

 

意外に、賃貸で生活している人たちの方が、縛りもなく、幸せなのではないでしょうか。

 


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新築一戸建てが売れない→新築年月日を偽る不動産屋

2019年09月25日 09時14分32秒 | 悪質不動産

最近、街でよく見かける光景が、新築一戸建ての建築中の様子です。

 

2019年10月1日から消費税が増税されますので、新築がどんどん建築されています。

 

しかし、新しく住宅を建築しても、売れないのです。

 

前回の増税(2014年4月)には、新築住宅は多く売れました。

 

ところが、今回は、売れません。

 

 

完成したピカピカのきれいな新築一戸建てが、いつまでも『売り出し中』の現象です。

 

3か月、半年… と経過しても、まだ売れません。

 

そのうち、『売り出し中』であることを宣伝している、不動産屋の『のり旗』が、古びて、破けてきています。

 

 

雨風にさらされ、紫外線にも当たり続けた『のぼり旗』が、長い間、売れなかったことを表わしています。

 

さらに、車庫には、誰かが勝手に車を入れたのか、車庫の白いコンクリートには黒いタイヤの痕が付いてしまっています。

 

外壁も、わずかに黒ずみが出て、新築の状態から遠のいてきています。

 

どうも、物件を見に来るお客もいないようです。

 

これでは、せっかく新しく家を造ったのに、もったいないと思います。

 

 

不動産屋も考えます。

 

すでに新築が完成してから9カ月経過していて、新築感が薄らいできているこの物件でしたが、現在も建築中に変更していました。

 

インターネットの新築一戸建てとして売却中のこの物件、去年から、新築物件として売り出されていましたが、先日、広告の表示を『現在も建築中』と変えました。

 

まだ工事が残っていたのか?(「外溝工事がまだ」など)と思って、現地に見に行ってみました。

 

いいえ、すっかり完成しています。

 

外溝も、これ以上、工事なんてするところありません。

 

 

住宅の品質確保の促進等に関する法律で、新築とは、

1、竣工(工事が完成)後、1年未満

2、未使用のもの

を言います。

 

新築が1年が過ぎると、不動産の広告では、『中古物件の扱い』になります。

 

『新築』として売るのと、『中古』として売るのでは、断然の相違があります。

 

 

新築だけど1年経過したので『中古』となった物件は、購入者から値切られることでしょう。

「少しでも高く売りたい」「とにかく売れたらいい」という根性の不動産屋です。

 

とっくに完成しているのに、現在も建築中として偽り、いつまでも新築一戸建てとして売るのは、あくどい商売です。

 

ちなみにこの物件、数社の不動産屋が売買の仲介をしています。

他の2社は、昨年の12月に完成と表記しています(=新築から9カ月経過)。

 

そのうちの悪徳な1社が、他の2社と同様に昨年12月に完成という表示をしていたのに、先日、突然『建築中』という表記に変えたのです。

 

不動産が売れないので、不動産屋も生き残りに必死のようですが、消費者を欺くことはいけません。

 

何も知らない消費者は、不動産屋の言うことを信じるでしょう。

 

後でバレるとわかっていても、嘘をつくこと、不動産屋はよくやってくれるんです。

バレたら「知らなかった」と言い訳します。

そして、逃げます。

 

 

不動産屋の言うことは信じてはいけません。

 

新築年月日はいつなのか?

 

怪しいと思ったら、近所の人に尋ねてみて下さい。

 

意外に、近所の人は、正直に教えてくれます。

 

「どんな客が見に来てた」とか、「いつ頃工事が終わった」とか、教えてえる近所の人がちゃんといます。

 

正しい情報かどうか、不動産屋に頼らず、自分で確認しましょう。

 


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