【廃屋は再生せず解体するのが世のため】
神戸と言う街は、南に大阪湾、北に六甲山系があります。
その為、街は狭く、山側に行くにしたがって、登坂になります。
急傾斜地が多く、坂道を電動アシスト自転車で登るにも立ちこぎしなければなりません。
また、道路も狭く、路幅が4m未満の場所も多いのです。
現在の建築基準法では、路幅4m未満の土地に家を建てることは出来ないことになっています。
【これは緊急車両が通行するのに支障があるためです】
しかし、今の建築基準法以前に建てられた建物が、神戸には多く存在致します。
このような土地は、放置され、建物は廃屋になり、屋根が腐って落ちている建物も少なくないのです。
…ところが、最近になって、この様な廃屋を買い取り、修理して住む者が出て参りました。
神戸市役所までもが、この様な活動を称賛していました。
【しかし、現実にはスラム化し、多国籍の若者が住みついています】
…先日も、この様な現場を視察して参りました。
現場がわからず、近所の住人に場所を聞きながら行ったのですが、評判の悪い場所なので、皆さん場所を知っていました。
とにかく、近隣住民は迷惑している様で、
「あんなものがあると地価が下落するから困る」
「近所で子供を遊ばせるのが怖い」
…みたいに言っておられて、少々驚きました。
【現場についてびっくり、そこは荒れ果てたスラム地域でした】
良く言えば、大学の学園祭を開催している時のように、かなりみっともなくした感じでしょうか。
私は大柄なのですが、その私が恐怖を感じました。
周辺には、ポンコツ自動車が放置されていたり、ガラクタみたいなゴミが散乱し、一言で「怖い」感じがしました。
よく、発展途上国でスラムの映像を見ますが、日本にも、それも神戸に、薄気味悪いスラムが存在しました。
何か古い建物を壊そうとすると、必ず反対する人が現れます。
「古い物は貴重だから残せと言います❗」
「古い建物を修理して使うことは、自然環境に優しいと言います❗」
【でも、そのために治安が悪化するとしたらどうでしょうか❓】
【私は、朽ちた廃屋は、直ちに解体し、更地に戻すべきと考えます❗】
このような貧しく怖い地域を見た時、日本の将来はもうあかんな…と、絶望的な気分になってしまいます。
でもこの状況が、今の日本を反映しているのでしょう。
賃上げで給与は増えても、税金&社会保険料の高騰、さらに食料品などの物価高騰で、生活苦の人たちが増えてきました。
お米だけでなく、野菜も値上がり、今に本当に買えなくなって、食べるものがなくなります。
『お腹いっぱい食べれない』
「あ〜、もうお腹いっぱい」なんて、そんな日はなくなるかもしてません。
いつも腹八分、腹六分の、食べ足りないような、満足感のない状況に陥るかもしれません。
暖房代を節約して。
食費を極限まで切り詰めて。
苦しい生活が、日本の未来です。
ローン返済も厳しく、返済が困難となると、神戸市のスラム街のようなところに住む人たちが増えるでしょう。
一生懸命働いても、みんな取り上げられて、失うだけとなると、懸命に働くのがアホらしくなり、働かない人たちが増えてきます。
日本中が、貧しく飢えていく気配を感じます。
ただ、政治家と官僚たちは、豊かなままです。
『平等な世の中』というのは、なかなか難しいのですが、『公平な世の中』は、実現可能です。
日本国民が、それぞれに合った収入を得て、公平で幸せな生活が送れることを願っています。