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麦の穂をゆらす風

2007-05-12 22:22:18 | 映画・本・展覧会など


映画、“麦の穂をゆらす風”を見てきました。
昨年公開されましたが、観られなく残念に思っていたら、
名画座の「蠍座」で2週間の上映、同時に監督ケン・ローチの初期の作品“ケス”
1週間だけ上映ということで、今を逃すと観る事ができないとあって、
初めて「蠍座」に行来ました。
場所が分からず、始めの10分くらいは観れなかったのが残念。

“麦の穂をゆらす風”は2006年カンヌ映画祭パルムドール賞受賞
長きにわたるイギリスからの独立を目指すアイルランド
その戦いをイギリス人監督ケン・ローチがどちら側にも肩入れせずにとっていると思います。
内容は公式サイトを見てください→ “麦の穂をゆらす風”
主人公は、小さい頃から優秀で、イギリスで医者になるべく出発する予定でした。
その兄は、アイルランド独立闘争のリーダーで立派な青年です。
主人公は、イギリスに行かず、兄と共に闘争をすることになります。
中のいい兄弟でした。
しかし、意見の違いから兄は弟の処刑を命じることになります。
イギリスとアイルランドの戦いから、アイルランド人同士の内戦へ。
悲しいです。切ないです。
戦って、殺しあって、いつになったら平和が来るのでしょうか。
昨年、アイリッシュダンス“トリニティー”を見ましたが、そのときのブログ
彼らは、イギリス人に分からないよう上半身は微動だにせず、
テーブルの下で足だけ動かしてダンスをしていたんです。
この映画を観て改めてそのダンスの歴史を思い出しました。
DVDも出されたみたいなので、是非見てほしい作品です。


“ケス”
こちらも切なかった。心にジーンときます。
少年は、森でハヤブサの子を発見して、納屋で育てて、しつけることに成功しました。
母と、粗暴な兄の3人暮らしで、新聞配達をしてから学校に行きます。
どちらかというと落ちこぼれの少年、いじめられたりもして、とても孤独です。
ハヤブサといる時間が唯一の楽しい一時だったのでしょうか。
それも、兄とのいさかいから、殺されてしまいます。
ケン・ローチ監督の映画は始めてみましたが、すばらしいです。
他の作品も見てみたい。