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クロがいた収容所~北海道新聞から

2007-08-14 23:58:03 | 犬といっしょ

北海道新聞に、8月11日~13日の3日間
シベリア抑留 「クロがいた収容所」という記事が掲載されました。
日本の敗戦直前、旧ソ連軍の捕虜になりシベリアに抑留された人たちが、
1匹の子犬「クロ」を見つけ、コートの中に隠して、こっそり収容所に持ち帰って飼うという本当の話です。
しかしそれは程なく、看守に見つかってしまいます。
その時に、日本人達は「クロは我々の仲間だ、クロを追い出すな」と叫び、看守も黙認せざるを得なくなります。
自分達の食事も乏しい中、クロを育て、いっしょに野球をし、喜びも悲しみも共にしました。
そうして1956年12月ナホトカ港から抑留者達は引き上げ船にて帰国となりますが、
クロも置いて行くに忍ばれず、またしてもコートに隠して乗船させます。
ところが、ソ連軍が、動物は船に持ち込むことは許さないといい、泣く泣く岸壁に放すことにしました。
出航すると、クロは氷の海に飛び込み追いかけてきます。
船長に頼み込んで、船を止め縄ばしごを下しクロを助け出します。
クロは舞鶴港に着き、日本で幸せに暮らしたということです。

この新聞を読んで、
20年以上前でしょうか、同じ物語を読んだ記憶がよみがえってきました。
それは「ナホトカの犬」という絵本です。
引越しなどで、その本は見当たらなくなってしまいましたが、正しくこのことを絵本にしたのだと思います。
どちらも本当の話なのです。
戦争の悲惨さと、動物(犬)が人間を癒してくれる。
我が家の犬を見ていても、本当にかわいく、賢く、忠実で、何でも分かったような顔をしています。
U^ェ^Uのいない生活は考えられなくなっており、いつも長生きしてね~と抱きしめています