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インビクタス

2010-02-14 23:56:59 | 映画・本・展覧会など



インビクタス 負けざる者たち を観てきました
クリント・イーストウッドが、またまたすばらしい映画を撮ってくれました。

南アフリカのアパルトヘイト政策下27年間監獄に囚われていたネルソン・マンデラは1990年釈放され、翌年、ノーベル平和賞をとっています。
1994年、南アフリカ史上初の全人種参加の総選挙に勝ち、ネルソン・マンデラ大統領が誕生します。
そして、1995年に第3回ラグビーのワールドカップが、南アフリカ共和国で開催されることになります。

物語は、大統領に当選直後から始まります。
マンデラは、今までの白人のやっていた黒人を支配する政治ではなく、支配されていた黒人は白人をゆるすことで、協力して国づくりをしなければならない。
翌年のラグビーワールドカップ開催に当たり、何とか、国民が人種に関係なく一丸となることは出来ないかと考えた。
黒人は、サッカーをし、白人はラグビーをしていた。
ラグビーの国際試合となると、黒人は相手国を応援するという事態です。
南アフリカの代表は弱小チームです。
そのキャプテン、ピナールはアパルトヘイトの家庭で育った白人です。
彼を、官邸に招いて自らお茶を入れ話をし、代表チームが練習中の所にヘリコプターで行き、全員の名前を覚えていて激励する。
白人主体の黒人が一人しかいない代表チームのメンバーも、マンデラの人柄に傾倒していきます。
試合前、キャプテン、ピナールは家族に試合のチケットを5枚持っていきます。
それは、家族と、黒人使用人の分です。
さて、ワールドカップは、幸運にも代表チームは勝ち進み、決勝まで行ってしまいます。
迎えた決勝相手は、ニュージーランドです。
ワールドカップ初の延長戦となり、弱小といわれた南アフリカ代表は優勝します。
これが、実話であるというのが凄い!
マンデラの、偉大な人間性、指導力、真にノーベル賞に値する凄い人です。
マンデラ大統領はモーガン・フリーマン
キャプテン、ピナールはマット・デイモン
いづれも素晴らしい!
涙があふれてくる、感動する映画です。

今年は、南アフリカ共和国で、サッカーのワールドカップが開かれます。
まだまだ、不平等と貧困、部族間の対立などのあるこの国に、再びの感動が訪れることを期待したい。