ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

これってステロイド離脱症候群なのか?

2021-07-13 23:46:23 | 間質性肺炎

 いやあ、残念でしたね。大谷選手・・。
 本場の選手に比べてあれだけ疲れた様子なのを見ると、やっぱり初めての緊張感と期待に応えねばと練習を頑張りすぎたのかなあ?
 でも、もしあの調子で勝ち進んで行ったとしたらさらに心身ともに疲れてしまい、明日もベストパフォーマンスを発揮できなかったかもしれないし、まあ見せ場もしっかり作ってくれたので個人的には良かったのかなと思います。
 何事にもできると思っても無理をしすぎるのは禁物であります。

 このところ、私も何だか「だるい、眠い、朝は胸がムカムカ、心がモヤモヤする」という状況が続いています。
 この前の検診の結果では順調なのでステロイドの量を3.5㎎から2.5㎎に減らすことができたのになんで?と思っていましたが、他の方のブログを読んで「あぁ、これが良く言われるステロイド離脱症候群なのか!」と気づいてしまった訳であります。

 副腎皮質ホルモンのひとつであるステロイドは体の中の炎症を防いだり、過剰な免疫力を抑えてくれたりするとても大切なホルモンで、免疫系の病気の治療に飲み薬として良く使われますが、大量に長期に服用すると、副腎は「あ、もう俺要らないんだね。休んじゃうからね。知らないよ。」とばかりに作らなくなるんだそうです。

 もともと体内で作られる量が5㎎/dayと言われるので、治療がうまくいき薬の量をだんだん減らしていく段階でその量を下回ってくると、休止状態だった副腎が「え、また働けってか?」とばかりに慌てて工場を再稼働しようとするわけです。
 長らく休んでいた状態から急に開店となるので準備やら何やらが間に合わず、ステロイドホルモンの量が不足してしまってその影響で熱が出たり、疲れたり、眠くなったりという症状(ステロイド離脱症候群)が出るのだそうな。

 まあ、少しぐらいの症状なら騙しだましで体が馴染んで行くのを待つしかないということですね。
 大谷さんも俺のフクジンさんも無理しすぎないように体調を見ながら頑張れ!
(いや、大谷とあんたと一緒にすな!と人に言われる前に自分で言っておくオジサンなのであった。)

治療開始2年目の受診結果

2021-07-09 12:02:52 | 間質性肺炎

 月曜日は間質性肺炎の治療を始めてからちょうど2年目の受診でした。
 前日にワクチンを接種した国立病院に連日で向かいます。
 朝から太陽がジリジリと照り付ける陽気の中を、今日も元気だ、ペダルが軽いといつものように自転車を走らせる無職の63歳男性なのであります。

 普通なら到着した頃には汗グッショリで大変な事になるのかもしれませんが、電動アシストをフルパワーして走るとペダルに足を乗せただけでスーッと進む感じで、前から吹いてくる風さえ心地よく感じられます。
 ワークマンで買った旧日本軍御用達みたいな日除け付き帽子をかぶり、濡らして振るだけで冷たくなると言う謎のタオルも首に巻いて暑さ対策も大丈夫。
 戦時中の人が見たら山下軍団の銀輪部隊と間違われるくらい。(誰も知らない・・)

  病院に着いた段階でもそれほどの汗をかいていなかったので、少し涼んでいるうちに名前を呼ばれて処置室に入ることができました。
 体温は36.8℃、酸素は98%。
 肺に持病を持つオジサンが4㎞を自転車で走ってきたにしては上出来ですが、看護師さんが測ってくれた血圧は149と95でいつもより高めでした。
 「病院だと家よりいつも高めなんですか?」と聞かれたので「おかしいな?若い看護師さんだと高かったりするけどねぇ・・」と冗談を言ったつもりでしたが、そのベテラン看護師さんは何も答えず採血の準備を始めたのでしばしの静かな時間が流れてしまった。

 いつものように数本の採血が終わり、胸部レントゲンを撮った後は売店で買ったサンドイッチで遅い朝食を取りながら待合室で診察を待ちます。

 先生に呼ばれて診察室で結果を聞きます。
 このところ体調もまずまず、なにしろ自転車で・・(しつこい)。
 検査の結果はおおむね落ち着いていました。
 いつも心配なKL-6が前回の815から739に、SP-Dも76.8から62.2に下がっており、肝機能も血糖も脂質も正常範囲ということで、4カ月ぶりにステロイドが減量になり2.5㎎/dayとなりました。

 治療開始の35㎎/dayから慎重に徐々に減らしながら2年かかって何とかここまで来れました。
 減らしていく段階で急性増悪を起こして前より症状が悪くなる患者さんも多いと聞きますが、何事もなくここまでこれただけでもありがたい。

 結果が良かった日はついついお菓子や寿司弁当とか買って帰り、昼間から一人でお祝いをするというのがささやかな楽しみになっている今日この頃です。





自分で自分の体を追い込んでしまうオジサン

2021-05-25 15:40:21 | 間質性肺炎


 この1ヵ月は不安な日が続いていました。
 間質性肺炎と診断されて2年半、ステロイド治療を始めてからはちょうど2年。
 肺炎の進行度を示す血清マーカーKL-6(基準値500以下)の値は治療前の4,961から徐々に下がっていきましたが昨年8月の691を最後に再び上がり始めて、先月はついに1,000を超えてしまいました。
 一気に悪化する場合は再燃を疑って大量のステロイド治療を再開したり、場合によっては免疫抑制剤を追加しなければならないのですが・・。

 前回の結果では微妙な感じだったので1か月後の検査結果で判断しましょうということになり、それからというもの咳や胸の詰まり感もさらに酷くなったような気がして憂鬱な日々のままに今日を迎えたのであります。

 外来で血圧、酸素濃度、採血、胸部レントゲンを先に済ませて待合室で1時間ほど待っていると、いつものH先生のやさしい声でアナウンスがあり名前を呼ばれました。

 恐る恐るドアを開けて椅子に座ると、パソコンに表示された私の胸部写真を見比べていた先生が振り返って「何か変わりはなかったですか?」と聞くので、「やっぱり咳や胸のつまりが気になります。」と答えます。
 先生は笑顔で「でも検査結果は大丈夫でしたよ、胸の写真にも変化はないです。それから問題のKL-6も前回の1,029から815まで下がってますね。」と有難いおことば。




 今は炎症を抑え込むためのステロイドを大量長期服用したことで、もともとそのステロイドホルモンを体内で作っていた副腎が作り方を忘れてしまっている状態ということらしいです。
 なので薬をうまく減量しながらも炎症を再燃させず、かつ副腎にも生産を再開してもらわないといけない訳で、今の私の体では炎症と薬と副腎がシビアなせめぎあいをしていると言った状況でしょうか?

 そういう中で本当は検査データに一喜一憂してはいけないのですが、小心者にはなかなか難しいですね。
 他の方のブログを読んでいると、大病でなかなか厳しい状況にも関わらず冷静に自分の状況を判断してそれを正確に記しておられるブロガーさんも多いです。

 残念ながらその域に達していない私のようなオジサンは、少しでも悪い情報があると自分でマイナス思考に入り、体をコントロールする自律神経まで疲れてしまって、いろんな症状を自分で作りだしてしまっているのかなと思います。
 自分で掘った落とし穴に自分で落ちてどうするのって話ですね。

 ちなみに結果が良かったら咳や胸の詰まりもスッと軽くなったような気がするのはどうしてなのでしょうか・・? 

体調が悪い中での肺検診の結果

2021-04-29 20:55:39 | 間質性肺炎


 体調不良が続く中でいよいよ呼吸器内科の定期受診でした。
 2年前に間質性肺炎(NSIP)で入院してステロイドの大量投与で改善し、退院してからも定期的に検査をしながらステロイドの量を減らしてきて現在(3.5㎎/day)に至ります。
 ステロイド治療を安全に効果的に続けるために一番大事なのはどれくらいの間隔でどれくらいの量を減らしていくかに係っているので定期受診は必須なのです。

 今回はいつもの採血、胸写に加えてCTと肺機能検査もオーダーされました。
 CT検査はただ寝ていれば後は機械がやってくれるので楽なのですが、肺機能検査は何回もかなり頑張らないといけない検査なので殆どの人、特に呼吸器にダメージがある人には嫌な検査だと思います。
 何回も指示に従って「吸って吐いてぇ」を繰り返し、挙句の果てに咳が出たりタイミングが悪かったりで「はい、もう一回いきましょ」と言われたり・・

 私の場合「上手いですね」と褒められることが多いです。
 なぜなら昔は検査をする方の立場だったものですからコツが解っているもので・・

 今回の技師さんは新人さんのようで丁寧に小さい声で遠慮がちに指示していましたが、肺機能検査で少しでも良い結果を出すためには声をかける方も大きな声で顔を真っ赤にして患者さんと一緒に吸ったり吐いたりするくらいが良いんです。

 さて、全ての検査が整い、診察室に呼ばれます。
 
 H先生が「最近、体調はどうですか?」と聞くので「このところあまりよろしくないですねぇ」と答えると、頷きながら「ずっと下がっていたKL-6が前回の826から急に1029に上がってますね。あと肺活量も1年前より若干悪くなっているので今回は薬を減らすのはやめましょう。」

 画像では目立った変化は見えないので、これが一時的なものかあるいは悪化の前触れなのか今回は判定できず、来月また検査をして確実に悪くなっている場合にはステロイドを増量、場合によっては免疫抑制剤の追加も検討するとのことです。

 ずっと順調だっただけに不安はありますが、規則正しく無理をせず一カ月後を待ちたいと思います。
 心配はさらなる余計な体調不良を呼び込むだけですからね。


胃カメラでも消えない体調不安

2021-04-21 23:16:33 | 間質性肺炎


 喉、胸の詰まり感が2~3か月続いています。
 不安やストレスなど抱えている時にもよくある症状なので、今のコロナや自分の病気の心配が引き金になっているのかも知れません。

 そういう場合は漢方の「半夏厚朴湯」に効果があることが知られており、今回も薬局で買って2週間くらい服用しています。
 先日は耳鼻科を受診してカメラで喉の奥を見てもらい特に異常はないと言われましたがそれでも改善せず。

 そして最近は朝の洗面時に吐いた唾液に茶色の血液がうっすら混ざることも続いています。
 咳や乾燥により喉や鼻の粘膜を傷めて起こることも多いのですが、何日も続くとやはり心配になり本日ついに胃カメラを飲むことにしました。

 40代の頃に初めて胃カメラを飲んだ時にはあまりの苦しさに先生の手を振り払い、看護師2人に押さえつけられての検査だったので2度とやるまいと思ったものでしたが、その後に鼻からのカメラが普及して随分楽になりました。
 
 それでもモニターで自分の胃の中を見ながらの検査は楽しいものではありません。
 何年か前のドック検査中に、「おや?」と言って先生の手の動きが止まりました。
 上目遣いに画面を見ると胃の表面に素人でもわかるような小さなコブがポコリとあったので私の心も一瞬止まりましたね。

 先生は「う~ん」とか言いながらさらに胃カメラをクルクル回したり、拡大したりしています。
 だんだん額に脂汗がにじみ始めた頃、「はい、普通のポリープですね、全く問題なし」と言われて検査が終了しました。
 できれば、検査中の「おや?」、「う~ん」は控えて頂きたいものであります。

 まあ、そんなこんなで喉も食道も胃も異常なしということでした。
 ここで安心して症状も消えてしまえば良いのですが、心配性のオジサンは「こうなると治療中の間質性肺炎が悪化しているのではあるまいか?」とさらなる不安を増幅させております。

 どうやら来週の呼吸器内科の定期検診が済むまでは悶々とした日が続くようです。