
前回の続き・・
いちおう車に1泊できる準備はできたと思うのである。
でも計画通りに鹿児島から山口まで車を走らせ、向こうでいきなり初めての車中泊をするのはちょっと危険。
なので本番前にモコ助とオジサンでお試し車中泊をしてきて何か大きな問題点でも無いかを確認してきなさい!と言うことになりました。
夕方も近づいてきたころ、手作り弁当1個を持たされたオジサンは鼻息荒くモコ助と旅立ったのであります。

場所は家から1時間ほどのところにある道の駅、「たるみず湯っ足り館」。
ここは桜島が良く見える絶景ポイントである上に、広い温泉や改装したばかりの綺麗なトイレも有り車中泊には最適の道の駅なのだと思う。
着いた頃には日暮れ前で綺麗な夕焼けに照らされた桜島がシルエットになり浮かんでおりました。


中には車中泊禁止というところもあるようですが、ここの看板には長期滞在はダメだけど、利用するときはちゃんとルールを守ってねと書いてあって「車中泊、絶対まかりならん!」と書いてある所よりずっと好感が持てます。

でも初心者であるオジサンはやっぱり恐る恐るシートを倒して、クッションを敷いて、カーテンを引いてとドキドキしながら寝る準備を始めるのである。
ただ店舗の営業が終わった夜になっても次々と大きな車が入ってきましたが、ほとんどが車中泊だと思われるので一夜の仲間が増えたような気がして少し気が楽になりました。
要は駐車場で我が物顔にテントやテーブルを広げたり、大勢で騒いだりする一部の輩がいることで、おとなしく利用している人まで気を使わなければならなくなっているのだと思います。
さてさて、なんとか支度ができたので急遽1,400円で買った少し暗めの充電ライトに照らされながら相方さんが作ってくれたおにぎり弁当をぱくつくオジサン。
モコ助もいつもと違う雰囲気の中でおとなしくジッと見つめるだけです。

食後に温泉に入りモコ助のケージを助手席に移して、全てのカーテンを閉めるといよいよ灯りを消してシュラフの中に入ります。
ところが家ではケージの中に入れられ歯磨きガムを与えられると「寝る時間だ」と分かって朝までおりこうさんなモコ助なのですが、ここでは周りの音や狭い車の中という違った環境が怖いのか「クゥン、クゥン」と前の席でずっと泣いています。
加えて外ではエンジンを掛けっぱなしの大型トラックがゴンゴンゴンと唸ってるし、まあ、ちゃんと耳栓はもってきたのでそれほど気になることはありませんでしたが、私自身も少し眠れたかなと思えば起き、ウツラウツラしたかなと思えば目が覚めての繰り返し。
その度にトイレにも行きたくなり、そっとスライドドアを開けますがモコ助の甘え鳴きが大きくなりちょっとハラハラするのです。
でもスライドドアの開閉アラ―ムを消してもらったのは正解でした。
モゾモゾしながらも何とか・・・朝
トータル3時間は眠れたでしょうか?
時計は5時を過ぎたのでエイヤと起きだして自販機で買ったホットコーヒーを飲みながら白い息を吐き遠くの海を眺めるオジサン二人組。
大隅半島から顔を出しはじめた朝日に照らされて、上の方から少しづつ色を変えていく桜島。
こんな光景を見られるのも車中泊ならではですね。


昼間はこの水路に温泉水が満たされて立派な足湯になります。
いつのまにか大型のキャンピングカーも並んでいる。
いいなあ~、家みたいにゆったりと眠れるんだろうなあ~



一晩中甘え鳴きしたフンフン小僧・・・、そんなことちっとも気にしていない様子。
結論
とにかく床の凸凹は極力無くしたい。
やはり棚を作らないと荷物の収拾が付かず、小物が行方不明に。
モコ助の夜泣きは何回も経験させて慣れてもらうしかない。
でも寝れない覚悟で行けばやれないことは無い!😤 ・・ということです。
ただ、本番は遠い県外でしかも狭い室内にモコ助と、すぐ隣には相方さんが寝ているという・・未知の世界が待っているのである・・
後は気持ちの問題なのであろうか・・😱 。
イザ・・・