ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

知らなかった近場の中国風庭園に行く

2024-04-07 23:54:54 | 街歩き、ドライブ、旅行


 少し前、桜がつぼみだった頃のドライブの話。
 どこかのんびりできるところを探すときには以前からグーグルマップを利用して口コミや画像を参考に選んでいます。
 例えば「桜が満開です 12時間前」とかあるのでリアルタイムの正しい情報が得られるんですよね。

 で前にたまたま見つけたけれども今まで行ったことがなかった『冠獄園』という施設。
 投稿された写真を見ると何やら中国ドラマに出てきそうな建物や庭園が出てきて、ムムム、これは真っ当な観光地であるのだろうか?
 訪問したら何か大変なことに巻き込まれるのではないだろうか?
 などと要らぬ心配をしてしまい、行くのを躊躇しておったのであります。

 でもついに「何故に中国?」がどうしても知りたくなって行ってきました。
 初めて通る山道を走ること1時間と少し、急に木造りの門が出てきてそこを渡り細い道を進むと行き止まりの駐車場には先客が一台。
 綺麗に整備された広い芝生にはアニメのキングダムに出てきそうな建物や中華風の橋とかが見えています。



 先ずはいかにも中華風の門をくぐって庭園の中に入ると日本語通じるかなという感じの赤い建物がありました。



 池には何匹もの大きな鯉が泳いでおり、目の前の棚には「50円」と書かれた餌が置かれていました。
 鯉さんたちが腹いっぱいになれるかどうかはやってきた観光客の皆さんにかかっているらしい。
 相方さんが「餌あげたい」と言うので一袋買って撒いてみます。
 おぉ、途端に大口を開けた鯉たちが水しぶきを上げてザバザバと迫ってくる。




 今日は私たちくらいしかいなかったので皆さんかなりの空腹だったようである。

 さあ橋を渡って建物の中に入ると中は中国文化の資料館になっていました。
 解るはずもなく解ったような顔で眺めていると、どこからともなくオジサンが出て来て、急に詳しく説明を始めてくれました。
 ここを管理している会社の職員の方のようです。






 ここはまだ中国との関係が良好だったころに地方創生交付金事業等も活用して中国の技術者たちも招いて共同で作ったものなのだそうです。
 約2200年前、中国の秦の始皇帝から「不老不死の仙薬を求めよ」の命を受けて渡来した「徐福」がここの冠岳で薬草を探しながら地本の人たちにも貢献したのだそうで、それを記念して作られた施設なのだとか。







 一つ一つに綺麗に彫刻された橋

 犬も良いですよ言われたので、モコ助も一緒に広場を一回りして弁当を食べて、渓谷では目の前に現れたイタチ?としばし見つめあったり、展望台では(徐福)の巨大像と対面したりと、なかなか良い時間を過ごせたのでありました。

 トイレも中国風

 中は綺麗です



 こういう施設ってその時はお金をつぎ込んで作ってしまうけれども年を追うごとに荒れはててしまうことが多いのですが、ここは今もしっかりと整備されており老若男女がのんびりと散策できる素敵な場所でした。
 日本と中国の関係者が連絡を取り合い、力を合わせていろいろな事業をおこなえていたあの頃、あの時代はもう来ることはないのだろうかと少し悲しいオジサンなのでありました。

 帰りに吹上浜に降りて海風に耐えながら道の駅の相方さんを待つ犬の図