自宅で味噌作りを始めてからどのくらいの時が経ったのか、もう覚えていない。今住むマンションに引っ越してきたのが、1983年だから30年ほど前からか。その後数年して、戸澤さんと共同で、我が家で22キロほどの味噌を作り始めたから、お味噌を25年ほど作り続けていることとなる。当日は、朝10時頃に開始し、夕方17時頃までは掛かる。妻は体力的にキツくなってきている一方、戸澤家では、子供たちへの伝授が必要ともなって来ていた。そこで、両家での味噌づくりは今年を最後にし、戸澤家長女のアキちゃんにも参加しもらい、作り方を会得してもらうことにした。
2月25日(土)10時、共同での、最後の味噌つくりが始まった。既に書いたことでもあるが簡単にレシピを書いておくと、
(1)高畠から送られて来た大豆を前日に洗って、水に浸しておく
(2)大豆を圧力鍋で煮る
(3)煮た大豆をミンサーに掛け、長時間掛けてさます
(4)冷めたら麹と塩を混ぜ、大豆の煮汁で耳朶上の堅さにして捏ねる
(5)(4)の状態のものをボール状に丸める
(6)容器の下に昆布を敷き、その上に味噌玉ボールを空気を抜きながら押し込む
(7)一番上に穴をあけ、煮汁を注ぎ、少量の塩を加える
(8)最後に蓋をして、寒冷の暗室に格納する
(写真:味噌作り最終段階。各ナンバーに対応する写真は最下段に)
初参加のアキちゃんの手際は良かった。小学生の頃は算数の質問をしに、我が家によく来た。私が白板を使用して説明をすると、真剣な眼差しながら、迷い顔で話を聞いていたのを覚えている。その頃の面影は全くない。社会人となり、結婚し一児の母となり、多くの経験を肥やしにして逞しくなっていた。今も働き、家事の合間に果樹酒や味噌を作るそうな。家事にも意欲的なのだ。 味噌作りを始める前に私は「このレシピ、Power Pointでまとめるよ」と言っていておいた。制作を始めたばかりだが何とか完成しなくては。旅行記やレシピを作るのに”パワポ”が向いているとは思っていたが、なかなか実行出来なかった。妻が作っておいたメモを参考に新たなレシピを作り変える絶好の機会とも言える。
ここまで色々なものを調理してきた妻の持論は”道具が大切”。今回登場は圧力鍋とミンサー。多分アキちゃんも購入することだろう。(写真:作り始めたレシピ)
2月中に味噌作りと確定申告書の提出を終えてホットている。
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