あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

奥歯

2012-06-15 22:22:16 | 日記
よく「奥歯に物がはさまったような物言い…」と言う。
私の場合、あまり関係のない言葉ではあるが、
しかし、将来的にそのような物言いができなくなるかも知れない事件が
最近起こったのである。
つまり、大切な奥歯がなくなるかも…。

1週間ほど前、奥歯がズキズキと痛んで眠れぬ夜を過ごした。
「恋の悩みで眠れぬ夜」なら話も分かるが歯痛では話にならぬ。
早速、歯医者へ駆け込んだ。歯医者曰く
奥歯の根っこが炎症していて治療の仕様がないから抜いて入れ歯にするのがよろしい。今、抜きますか?
ええっ「入れ歯?」まだうら若き?と思っているこの私が…。
実は痛んだ歯の奥はすでに抜いてあり、この歯を抜くと奥歯がない状態になる。
「入れ歯」という言葉に愕然とした私はとりあえず痛み止めと化膿どめをもらって帰った。
帰宅して自分で奥歯をつかんでみるとグラグラと揺れる。
これは困った。でも抜くのは最終判断にしてもう少し様子を見ようと…。
こうなると、今まで何とも思ってなかった奥歯が愛おしい。
祈る思いで薬を飲んでいたら、痛んでいた歯が薬を飲みきった今、痛まない。
つまり炎症が治まり以前の状態に戻ったのである。
早速歯医者へ電話した。「奥歯が治りましたので予約をキャンセルします!」

危ない、あぶないもう少しで奥歯を失うところだった。
食事した後、奥歯をはずして洗って…なんて姿は、今のわちきにはちとかわいそう!と
神様も思召したのか…。とにかく1件落着。

なぜ、そんなに奥歯が痛んだのか?つらつらと考えてみると…。
旅から帰って3日程して2日続けて城めぐりと城下町めぐりの公民館講座があった。
その時は元気に参加したのだが、気分とはうらはらに体が悲鳴を上げたのである。
「もう、これはやってられないわ」てなことで奥歯と共謀して痛めたのか!
とにかく若くはないんだから、もっと体をいたわって!というサインだったらしい。

噛めなくては食事の楽しみが半減するし、体力にも関係する。
トシを考えて無理をしないように、奥歯と1日でも長く付き合わなくては…。

歯の大切さを思い知った1週間でありました。 
                            終わり(*^^)v












最新の画像もっと見る

コメントを投稿