
セミはまだ啼かないが、空を見上げると背の高い入道雲がそびえ立ち、
いよいよ夏である。先日もくろみが外れた望遠システムの追加パーツを
仕入れたので、何とか今シーズン中に実践してみたいと訪れた。(但し、
出がけにそのパーツを家に忘れて途中でそれに気がついたものの、20分も
ロスしてしまった。。。全く、この忘れ癖は何とかならんものか)

結果は大敗北(笑)。まず、足場に段差があり、三脚を立てるのに一苦労。
そして極めつけは角度の読みに関する考察不足。より良いアングルを求めて
斜めから覗こうとすると、「差し込み口」の嵩が足らない。。。それにも増
して、400ミリでは被写体をファインダーに入れるのに難儀し、その間に被写体
は移動、当方は大汗。照準でもないと埒があかないだろうと悟り、完全敗北と
相成った。この手のシチュエーションで狙うのならペンシルボーグとかが良さそう
だが、そこまでして狙う程のものでもなし、そっち系に転ぶ予定も今のところなし
である。

それでもせっかくの400ミリの遠視力(今期は今後稼働するかどうか?)を惜しみ、
400mmでアオイトトンボを丁寧に写す練習(笑)。


普通のマクロに切り替え、オオセスジ成熟♂の撮影。この水色はなかなか再現が難しく、
露出の追い込みが必要だ。日照の当る状態(左)では胸部の一部などが白飛びしやすく
現像でも修正が難しくなるので、露出の追い込みは意外と重要だ。右は自分の影をワザ
と落として反射の平均化を狙ったもの。曇りの日なら光は均等に回るが照度が足らない。

通常のマクロレンズでのベニイト。

フレクトゴンでのベニイト。以前、暑中見舞いはがきだったかべにいととんぼをデザインしたものが
あったが、その雰囲気を狙ってみた。残念ながらもう一歩追い込めなかったが。


QFショット。