Days of Dragonflies & Moths

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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

リス日和

2012年09月06日 | トンボ


そろそろアカトンボ全開の季節となる。
PENTAX Qは魚眼オンリーでの使用が多いが、それだとレンズ交換式カメラの意味もない。
まあ方法論はさておき、標準レンズの01スタンダードプライムというレンズキットのレンズは
殆ど出番がない。かといって全く使わない予定という訳ではなく、アカトンボの撮影に最適では?
と思って常に携行はしていた。
冒頭はスタンダードプライムでの描写。何がおいしいかというと、この画角である。43mm相当と
いう広角寄り標準域では上手く構成すればバックを自然な感じで絡めることが出来るのだ。
35mmサイズで43mm相当ということは、APS-Cだと28mmがそれに相当することになり、35mm
使用時より画角は広い。
今回はオートフォーカスが上手く作動してくれたが、フォーカスボタンを押してからシャッターを切る
まで間隔があいてしまうと体の前後でピントがずれてしまう。そこでフォーカスボタンを押してピント
の合った瞬間にレリーズするように心がけたら、割と上手い具合に写ってくれた。

バックさえうまく構成できれば、背景の全体像を残しつつほんのりとぼかした描写が出来るのだが、
問題は画質だ。感度125で撮っても結構ノイジーになってしまう。このあたりがセンサーの小ささ故の
悩みだ。まあ、どうしても気になるのならニートイメージとかできれいに出来るので、アウトプットの
時に考えれば済む問題だが。



一方、普段Qにつけている03フィッシュアイの描写。こちらは元々バックが細かく描写されるのも相まって、
ノイズはあまり気にならない。魚眼の向け方次第でデフォルメできる部分を変えられるので面白い。



こんなユニークな撮りかたもできるが、ファインダーを見ながら寄ると、レスポンスがとろいのも相まって
余分な力が入りピントを外しやすい。アングルを確実に決めたい時はファインダーを見ながらになるが、最短
まで寄るときは目測の方が力を抜いて撮影できる分成功率が高い。



200マクロと90マクロでの描写。200マクロは自分の旧態依然たる写し方だが、色のノリにやっぱり馴染みがあるし、
アカトンボなどの接近描写では安定性が違う。90マクロは機動性とここ一番の解像力が捨てがたく、最近は殆ど90マクロだ。



いずれも200マクロ。画角が狭い分、広角にアプローチできるのが強みだ。

そういえば、今日は夕焼けが奇麗だったので、写そうと思って外に出たら、上空を翅のけぶったヤンマが通過して行った。
おそらくギンヤンマだったのだろう。