Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

晩秋の陽に舞う

2008年11月04日 | トンボと蛾
ミノウスバの季節である。
自宅周辺でも毎年この時期になるとその姿を見かける。
つい先だっても見かけたが、落ち着き無く飛び回り、
写真にすることは出来なかった。
それで先日一年ぶりに出会ったとき、一瞬、トンボ?
と思ってしまった。

午後に少し時間が取れたので、近所を散歩してみることにした。
ミノウスバの現れる日だまりまでやって来て、それらしい姿に
注意していると、目線よりも下にトンボの姿がよぎる。
つい先日もそのあたりで見かけたが、アキアカネだった。
置き石は最も暖かいとみえて、その場所に固執するようであった。
思えば、ここ二三日、晴れても徐々に気温が上がらなくなってきて
いる。風も木枯らしに変わりつつある。



このところいい加減なショットが増えていたので、じっくり膝をついて写すこと
にする。
カメラの新しい機能は試したいが、いざ撮影に出ると、いつもうっかり忘れて
しまい、試せないことが多い。でも、今日はかろうじて思い出した笑い。
ローアングルに便利なライブビューだ。
今日は、ライブビューでピントを合わせる行為を試みた。
しかし、付随機能のことをすっかり忘れていた。ワンタッチで、画面の一部を
拡大出来る機能。今度試すことにしよう。。。。



とりあえず液晶を見ながら何となくピントを合わせたが、まあまあな感じである。
ただ思ったほどローアングルでは撮れない。液晶の角度が変えられないからだ。
それとカタカタカタカタカメラが一生懸命働いている音がして、内部が動いている。
液晶を見るとなんだか酔ってしまって、要は使いづらい。。。

ミノウスバはちらちら飛ぶが、落ち着きが無く飛び回り、やがて見失ってしまうこと
を幾度も繰り返した。
そうこうしている間に、もう一頭のアキアカネを発見。



同じく♀だが、腹部が赤くなったタイプだ。
と言いつつ、腹部の写ってない写真をアップしたりして。



蝶は比較的オールシーズン見られるが、最近はモンキチョウが年間通して頑張っている
感がある。でもこの蝶はいくら沢山見ても、何というか和風の由緒正しいイメージを
いつも放っていて、ゆっくり写せるのだったら幾らでも写したい被写体である。

あたりで元気なのは、大体ヤマトシジミなんだが、このシジミチョウも普通種の割には
独特の写させたいオーラを放つ種である。だから他に被写体が無いときは結構写して
いたりする。



これはカップルに♂が横恋慕している図。必死に♀に問いかけて口説いている
ようだった。バックは何だかいい感じのブルーだが、人ん家の壁である笑い。



これもじっくり大写しにするとなかなか難しい被写体だ。
晴天下では、反射もきついので、定常光撮影よりも1段か2段アンダーに写すこと
になる。こんだけ寄っているんだからシャッタースピードを上げずに絞り込めば
よかった。後祭。

ヤマトシジミを写し、最初のポイントに戻ると、運良くミノウスバが垣根の木の葉
に止まった。
しかしシャドウである。内蔵ストロボをオンにして写してみたが、いかにもストロボ
な感じでいかさないので、感度を上げてトライしてみた。



フレア?が出てもやっとしているが、これがかえって味付けになって、我ながら
いかした写真になった。ソフトレンズ的描写だ。
被写体がキトンボだったらシャープに撮れなくて悔しがっているところだが・・・



塀に肘をかけて風が止むのを待ちながら挑む。縦位置でも何カット。
輪っかがいい感じにぼかしを入れて、お尻のあたりに光のリングが出ている。
狙って撮れればよいのだが、気がついたら蚊にたかられて思い切り血を吸われて
いた。風もあるので、じっくり構図を狙う時間もなく、偶然の産物となった。
晩秋の午後。


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