久々の蛾ネタ。
今年は全般に飛来する蛾が少ないが、玄関先に落ちていたギンスジオオマドガ
を見つけた。旧名 モリヤママドガ といい、埼玉昆虫誌時点では未記録
だったかも。
自分は数年前に埼玉県内複数箇所の外灯で見かけ、関係誌に投稿しようかと
思っていたがそのまま忘れた。最近は埼玉でもちょくちょく出ているのだろう。
勿論自宅で見るのは初めて(だったかな?いい加減でサーセン)。
ちなみに今日はチャドクガも来ていた。地味に毒注意の季節である。
まだまだ弱音を吐く年齢ではないが、目はどんどん遠くなるし
夜更かしも出来なくなったし、だんだん無理は利かなくなって
きている。ただ若い頃よりは色々バランスをとりやすくなった
ので、歯車さえかみ合えば実に効率よく物事をこなせる。
ここ10年以上せっかくフィールドに出られても種々の制約から一日
のフィールドワークは1~2時間。出られるだけ恵まれていて全く贅
沢は言えないが、出来れば朝から夕方までフィールドに出られたら
・・・というのが夢だ。
とはいえ、ここ数年、年間通してのフィールドワークは特に気力との勝負であ
る。自分は最近トンボの分布や生態には実はあまり興味が無く、場所や被写体
の状態にはあまり拘らないが、ここまで持続できているのは、その都度自分なり
の新たな目標を設定出来ているからではないか。
今年は近場でノシメが良く出ていると聞いていたので、試しに自宅周りを探索。
最近お留守の135mmを久々に使ってみたが、ピントの芯に食い込ませるのが
なかなか難しいレンズだ。昨今200ミリでワーキングディスタンスを持て余し
はじめたのでこれくらいがちょうど良いかと思ったが、そのつもりで臨むと
意外と寄り切れない。インナーフォーカス・最短0.7m・フローティング機構採用
と実に都合の良いレンズだが、AF用なのでヘリコイドの手応えが無いのが難点。
グリスを流し込んでトルク感を出せたらと思ったりもしていたが、中腰や軽く
座った感じでの撮影ではAFが役立つこともあるので、下手な真似は出来ない。
まあその辺の手応えはアポランターに任せるとしよう。
子供の参観日帰りに。
なぜかサイズ設定が1Mになっていたので、あまり大きく記録できなかった。
最近のその他の携帯画像から。
何というか、携帯の画像と一眼の広角で撮った画像の差異があまり感じられない。
勿論細かく見ていけば画質に圧倒的な差があるし、何より撮影の自由度が桁違いなのは確かだが、
出てきた画像をパッと見では自分にはその差は正直言ってわからない。
ネジバナの写真だってめんどくさがらずにブラケット撮影すればバックの空を飛ばさず
に撮れたろうし、田んぼの写真などは携帯でこれだけ撮れてしまうとわざわざ一眼で
窮屈な思いをして撮る意味があるのか?とさえ思えてしまうほどだ。
逆に携帯やコンデジではセンササイズの関係で被写界深度が深く、手軽にパンフォーカスに
近づけられるので、対象物が風景などのように細かい場合、ピントの合う範囲の広い画像を
狙うには圧倒的に有利だ。
そんなこんなで最近は所用で出かけたときに時間があると時々携帯で風景や花を撮っている。
このシオカラ画像は、たまたまガードレールでホワイトバランスがとれてしまったわけだが、
800x600くらいにリサイズしてしまえば携帯で撮ったとは気づかないかもしれない。