シェーグレン症候群の薬剤師

シェーグレン症候群を患っている薬剤師のブログです。
病気の事、生活のこと、メモしています。

涙点プラグのその後・・・黒目が傷つくの巻き

2016-04-27 22:45:19 | シェーグレン症候群
涙点プラグを両方の目の上下につけてもうずいぶん経ちます。一つは取れましたがふさがっているようです。
最近のこと・・・・
車を駐車場に入れるとき、ナビの画面を見るも、やはり自分の目で見ないとだめです。窓から顔を出して後ろを横目で見ます。するといつも目が痛くなり、なかなか車が入りません。
・・・・・・・それで眼科に行ってきました。思っていた通り左目の下のプラグが横目すると黒めに当たりこすられて傷が出来るとの事。確かに目を右に動かすと痛い。原因はわかったが如何すればよいのか。当たり前だが目だけを動かさないで顔を動かすしかない。正面を見ていても痛くないか何回も聞かれた。痛くなければこのまま横目しないで過ごすことになりました。
・・・・・・・プラグの力はすごいですが、歳をとったのか、症状が進んだのか左目は上下のプラグが入っていても乾燥して入る状態でした。先生もやや驚いていました。上下しているのにこの乾燥状態。お気の毒・・・・・とのこと。ミニ点眼液を100個もらってきました。
・・・・・やっぱり症状は進行しているようです・・・・・・・涙がとまったら・・・恐怖恐怖恐怖・・・・・
もうお気楽にしてられないかも?????

検診の受診の回数

2016-04-27 22:34:11 | シェーグレン症候群
さおりママさんコメントありがとうございます。
ずーと同じ先生に診てもらっていたのですね。それはすごく安心だったですね。 診療報酬の改定で大学病院など大きな病院は地元の病院や医院へ患者さんを送るシステムになってきているようです。
私も初めてシェーグレンに診断されたときは3ヶ月毎に大学病院にいっていました。というより次は3ヵ月後ですねと言われて・・・でも何もすることなく・・・そのうちやめてしまいました。いくつか先生をかえてみましたが今は1年に1度個人の医院に行ってます。個人と言えど先生が数名いるので結局1年に一度だと、先生がいなくなっていたり・・・シェーグレンに併発しそうな病気の検査をしてくれてます。肺と腎臓と胆管などかな。リンパ腫は話題に出なかったが。健康診断もかねて保険で診てもらってます。

シェーグレンは診察しがいのない病気??

2016-04-11 20:42:49 | シェーグレン症候群
うーちゃん、ミセスAさんコメントありがとうございます。
サラジェンのんでいる様子詳細にありがとうございます。人それぞれ違うようで私の対応していた患者さんは顔中脂汗のような大粒で人前に出れなかった人、気持ち悪くて無理だったと言う人もいました。全くなんともないという人もいます。効いているのかどうかはわからないがずーーとのんでいるという人もいました。初めは唾液の薬ということでのんでいましたが何年ものんでいると色々な薬もあって何の薬だか知らないよという人もいました。仕事前だと副作用を感じないのは気が張っているまさに自律神経の作用なんですね。

定期的に病院に行かれている方のほうが多いのかもしれませんが。私は今のところ1年に一度健康診断をかねていくつもりでいます。個人病院でないと先生がころころ変わるので主治医とはいえない感じですね。
確かに私たちのように中年以降で年寄りの部類に入るおばさん、おばあさんがシェーグレンで診察しても先生が真剣でないわけはないと思いますが、どうでもよい患者、見ても仕方ない患者、愁訴の多い患者と面倒がられるのは判る気がします。若くてきれいな女性ならまた対応はちがうかもしれません。アラーーーひがみですね。

実際私も現場で頻繁にどこどこが痛い、皮がむけた、腫れてる感じがする、苦しくなるなど毎日のようにDRめぐりをしている高齢者には丁寧に傾聴をして、心配を取り除くお手伝いをしたいとは思いますが、心の奥でいい加減にしたらと思うこともあります。(反省反省してますが・・・)

最後は自分が一人。ひょっとしたら誰も助けてはくれない。そんな覚悟であまりまわりに期待をしないで。これから老後を生きていかなければなりませんな。まして医療保険診療は崩壊寸前の状況なのですから。やや寂しい愚痴でした。

サラジェン ピロカルピンの話

2016-04-04 23:12:43 | シェーグレン症候群
コメントありがとうございます。
ドライマウスがきついとの事。1日中ついて回るので辛いですよね。お茶は私も渋柿を食べたような
感じになります。そう表現としては渋柿です。タンニンか何かのような感じがしていました。
サラジェン(ピロカルピン)の話
サラジェンが唾液を出す作用があっても唾液腺がなければ出ないのはあたりまえですよね。でも全く100%唾液腺がなくなっているわけではないそうです。サラジェンの分泌能力は非常に高いので少しの唾液腺でもかなり唾液が出る相です。健常人が飲んだら大変なことになるのでは。サラジェンは量が多ければより効果が出ます。

唾液が出るのは副交感神経から分泌されるアセチルコリンにより調節されています。アセチルコリンがくっつく受容体をムスカリン3受容体と云います。神経から出たアセチルコリンはこの受容体につきます。するとアセチルコリンは分解酵素により直ちに分解され働きを失います。くっついたという指令で唾液が出ます。つまりこの繰り返し。だからずーーーとついている訳でないので唾液が出っ放しということはありません。しかしサラジェンは、この酵素に分解されないので、受容体にくっついているので唾液が出っぱなしになります、普通より唾液が多く出ます。ところがサラジェンもやはり代謝されるので最初の数時間は効果が期待できるが8時間くらいで全部体外へ出てしまいます。有効のある濃度は最初の数時間程度ということになります。ずーーとのんでいるとこの代謝が早くなってしまうことがあります。効く時間が短くなるということです。
副作用は多い薬です。副作用というよりピロカルピンの作用です。私が一つ気になるのは用量依存的に中枢神経に作用する可能性があるということです。認識力や精神障害のある人は注意をしなければならない薬です。
12週間投与して効果がないときは漫然とのまないことが必要だと思います。
副作用との兼ね合いで頓服で使って見るのもいいかもしれません。
もしのんだら効果を教えてください。