降雪時期の踏切は雪捨て場になっていることが良くあります。普段はとても撮影出来ない高さで撮影出来、予想外のアングルを提供してくれることがあります。ここも自分の背丈よりも高い雪山があり、登ってみると真新しい光景が見えてきました。 ２３，０２，２１ ０７：５６頃 安国―生田原 ８０７１レ （ＰＳ コントラスト修正） Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ Ｒ７
前日から降り続いていた雪は深夜に上がった様で、０３時前にトイレに起きた時は雪は止み星空が広がってました。窓から見える北見の街は深夜にも関わらず数えきれない重機が忙しく動き回り除雪していました。北国の街はこの縁の下の力持ちが無くてはライフラインは麻痺してしまうのが良く解ります。ただこの除雪作業は深夜の重労働で若者からは敬遠され、就労者の高齢化が問題になっているニュースで報道された事がふと頭をよぎります。
さて、今朝は北見から遠軽まで８０７１レ通過時間までに移動しなくてはなりません。普段なら北見ー遠軽は９０分見れば充分ですが、降雪の次の朝ですのでどんなアクシデントがあるかも知らず１２０分で走る様に０４：３０に起床して０５時にルートインホテルを出発します。ルートしては留辺蘂経由の国道３９号線〜国道２４２号と国道３３３号線経由と二つがあり、積雪の悪条件を考慮するとどちらを経由するか悩みどころでしたが、夜間の通行量の多さから国道３３３号線経由を選択しましたが、通行量が多い事がかえって路面を悪くして、アイスバーンでツルツルで更に対行の大型トラックがすれ違うと巻き上げた雪で視界０になりその度にアクセルを放し、電制を掛けて減速して雪の巻き上げが治るのを待ちました。やはり留辺蘂経由が良かった鴨とルート選択ミスを悔いてました。ちなみに途中、一番冷えた場所でマイナス２２℃でした。
それでもなんとか遠軽のセブンイレブンに予定より早く０６：２０頃に到着。まずはセブンイレブンのコーヒーを飲んで一息つけてから撮影地を考えます。
この列車は旭川から北見までの車両回送を兼ねている列車なので日々、編成両数が異なります。この日は所定の０２両でした。 ２３，０２，２１ １３：２０頃 安国―生田原 ４６６３Ｄ （ＰＳ コントラスト修正） Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ Ｒ７
空を見上げると雲はあるものの青空も見えてますので、期待を込めて瀬戸瀬駅へ向かう事に。瀬戸瀬駅に到着するとマイナス２０℃以下の中でも既に数人の鉄ちゃんが跨線橋からカメラを構えてらっしゃいました。ご挨拶して自分の立ち位置を決めて雲の流れの見ていると雲の位置から瀬戸瀬駅で太陽を拝むのはかなり厳しく思えて、思い切って８０７１レ通過１０前に移動する事に。消去法で遠軽駅まで移動すると雲の切れ間があり遠軽駅跨線橋で撮影する事にしました。跨線橋に到着し、階段を上がるといつもいらっしゃる地元の方と目が合ったのでご挨拶をしていると、程なく８０７１レがやって来ました。雲はあるもののコントラストが出る位の光があり、決して恵まれないコンディションながらも撮影が出来ました。
その後は８０７１レを追い掛けて安国ー生田原（元生野）間と生田原駅の金華よりで二発撮影が出来て朝の撮影は終了。予定ではその後、釧網線北浜駅周辺へ移動して撮影するつもりでしたが、東の空には黒い雲があり網走あたりは雪になっている様です。快晴ならともかく曇空だったらアイスバーンの道をリスクを抱えて移動するのもアホみたいに思えて、天気が安定している留辺蘂界隈で夕方まで撮影する事に。
まずは留辺蘂ー相内間で６０８２Ｄを、そして７１Ｄを金華（信）の留辺蘂よりで撮影をしてから、朝早かったので陽の当たる場所で仮眠して午後を迎えます。昼食はセコマのカツ丼で、北海道に来たら一回はセコマのホットシェフを食べない事には始まりません。
午後は峠を越えて生田原駅の遠軽よりの踏切で４６６３Ｄを撮影してから、遠軽駅に移動して６０８４Ｄと６０８１Ｄを撮影してこの日は終わり。早目に生田原のノースキングに投宿して、まだ外は明るい時間なのに優雅にゆっくり温泉で身体を暖めました。
ちょうど遠軽の頭の上が曇と晴の境目で晴れたり曇ったりでそらを見上げて雲の流れを見てヤキモキしながらの撮影となりました。 ２３，０２，２１ １４：５３頃 遠軽 ６０８１Ｄ （ＰＳ コントラスト修正） Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ Ｒ７
