DT200Aの庫 (goo-blg)

樺南森林鉄道旅行記 立新站の宿の事 その2

 いよいよ寝床の話をしましょう。ここの宿に関しては我々の仲間内では修行とかタコ部屋とか呼ばれています。まぁこちらが環境の整っていない地域に勝手に乗り込んでいるので、文句とか苦情とか言える立場ではありませんが…
 寝床は食事の後、雑務係の人かガイドの陳さんが布団をひいてくれます。けして綺麗な布団では有りませんので私は寝袋と捨ててきて良いタオルケットを持参しました。


恐怖のタコ部屋。この環境下で金を出して泊まるのだから鉄ちゃん以外が見たら呆れるばかりであろう。ちなみにここで5人まで泊まった事があるそうだが通常は4人が泊まるのが限界。

 昼間にはオンドルの余熱が心地よいのでしょうか蝿や天道虫が数え切れないほど乱入します。ですから昼寝のときはこいつらが所構わず留まるのでわづわらしいことこの上ないのですが、布団をひく前にオンドルに火を入れると部屋の天井に通している煙突から煙が漏れ(どうもわざと煙突のジョイントを緩めているようである)、その煙で蝿や天道虫が死んでしまうという、極めてシンプルで経済的な殺虫方法に感心する事しきりでした。


オンドルの煙で落ちてきた蝿と天道虫の死骸。日本では天道虫といえば多くて数匹を見て可愛いと思うのだが、部屋の中に少なく見ても30匹が飛んでいれば、それは蝿と同じ。さらに天道虫き噛むからまた厄介!

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