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宮原坑跡第二竪坑施設と三池炭鉱専用鉄道敷跡です。今も奇麗に敷き詰められたPCマクラギがなんとも悲しげです。これが腐りきった木のマクラギだと印象もまた異なると思います。日本の近代化に石炭産業なくして語れないのですがエネルギー変革(石炭→石油)の中で忘れかけてしまおうとしています。こうやって観光産業として、また近代日本を支えた産業として語り継ぐことは有意義だと思います。 17,09,20 福岡県大牟田市宮原町 06:49頃 iphone7カメラ機能で撮影
最終日の20日はでもYahooの天気予報でもウェザニュースでも更にはGVPでも期待できない天気予報でした。他の被写体だったらホテルで不貞寝しているだろうけど専用線は自分の眼で見てナンボの世界ですから、まぁ専用線なんて何度か現地に通って初めて納得いく撮影が出来るのがセオリーで坊主覚悟が専用線の掟でもあります。それに倣って20日は撮影は諦めて入換作業の様子を見に行くつもりで大牟田へ向かいました。ラッシュ渋滞を避けたくて大牟田に07時には着きたいと思い逆算して熊本を05:30過ぎに出発しました。はやり早朝でしたので予想よりかなり早く大牟田に着き時間潰しに三井宮原鉱山跡を見て来ました。三井宮原線跡はPCマクラギがなんとも悲しげでまだ薄暗いので石炭産業の衰退撮らせて共に鉄道と言う交通機関もその役目を終えたと思うと余計に暗く感じてしまいました。
大牟田に到着する頃になると時折、雨が落ちて来る屈辱的な天気となり入換を一通り見た後は帰路の飛行機の時間もあるので10時になりあっさりと現場を離れました。
フライトの時間が迫っているからとわざわざ九州自動車道に乗ったらなんと渋滞していてげんなり!それでもレンタカーの返却予定時刻がフライトの60分前の11:45なのに対して11:47に返却を完了。レンタカー会社の送迎車の乗って熊本空港に着いてホッとしていたら程なく搭乗開始となり昼飯を食いっぱぐれて機内へ。搭乗ゲート前の売店に空弁もなく機内では少しでも空腹を埋めようとドリンクサービスはスープをお代わりしましたが、これで安心してのか羽田空港着陸まで爆睡でした。
最後に三井化学専用鉄道宮浦操車場では18日に出逢った地元鉄ちゃんが午前中の入換作業のタイムスケジュールを教えてくれたのでそれを確認しながら入換作業を見れたので大変助かりました。何処のどなたかは知りませんが丁寧に情報を教えていただき誠に感謝いたします。
最後に20日の10時までの入換作業を時系列にしてみました。()は予想です。
08:10頃 宮浦操車場の門扉開門
08:15頃 バッテリー機関車が前日に組成したコキ4車の先頭に連結
08:20頃 仮屋川駅に向けて発車
(08:25頃 仮屋川駅到着。仮屋川到着後コキを解放)
(08:35頃 仮屋川駅 バッテリー機関車単機でせ発車)
08:40頃 宮浦操車場 バッテリー機関車単機到着
すぐさまもう1両のバッテリー機関車と連結して重連に組成
(09:25頃 宮浦操車場 重連回送発車)
09:30頃 仮屋川駅 重連回送到着 そのままコキ4車と連結
09:40頃 仮屋川駅 バッテリー機関車重連+コキ4車発車
09:45頃 宮浦操車場 バッテリー機関車重連+コキ4車到着
直ちに重連を切り離して1両で入換開始
09:50頃 コキ1車づづ工場内に移動
(4車移動終了はだいたい10:30~50までに終了)
これで午前の入換は終了でネットに書いてある文章と現場でお話を伺えた情報を総合すると午後は通常15時くらいから午前中に取り込んだコキを1車づつ宮浦操車場に持ってきて最終的にはコキ4車を組成して一日の入換が終了ですが、コキの入換は硝酸を抜く係の人が作業が終わると宮浦操車場事務室まで連絡をくれ、そこから入換開始となるので日によって大きくばらつく事があり13時から入換をする日も多いそうです。
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とある事情で宮浦―仮屋川間の入換に従事していた電機が運行出来ない状態になり工場内だけの入換専門だったバッテリーロコが重連で駆り出され電機の肩代わりをしています。現場の方の話だと非力でチョットした事でご苦労していると伺っています。ただ電機の復帰も決まっておらずしばらくはバッテリー機関車の重連が見られる様です。 17,09,20 三井化学専用鉄道宮浦操車場 08:47頃 Canon EOS7DMarkⅡ