DT200Aの庫 (goo-blg)

三度、飯田線119系を追う

 昨日(20日)は飯山線で旧型客車を使った”飯山線全通80周年記念号”が運転されると言う事だったので、撮影のために休みを入れていました。しかし、事前の情報でJR東日本・長野支社お特異の四角の板に丸をかたどったのヘッドマーク(…と言ってもこれが国鉄長野鉄道管理局時代からの伝統のイベント列車のヘッドマークでもあるのですが?)が付くという情報を得て、一挙に写欲が萎えてしまいました。
 …とは言うものの休みで天気の良い日に撮影にも行かず家に居ても仕方ないので(家にいたらストレスが溜まってしまいます。)、19日の夜に何処へ行こうかいろいろ調べ、最終的に千葉・成田ゆめ牧場の蒸機運転か飯田線119系原色E4編成の団体臨時列車に絞りました。しかしこれと言ったインパクトもないので最終判断はつかず、そのまま迷いながらも眠気に負けてベットに潜り込んでしまいました。
 そして20日の朝、起きてみると自宅の上には薄い雲が出ていました。自宅から100キロも離れていない成田ゆめ牧場は天気が悪いと言うことかもしれなと勝手な判断をして、これは119系に行け!とのお告げだと解釈し飯田線出撃を決めました。
 まずは”ひかり501号”に乗って豊橋へ向かうことにします。しかし、いつもはガラガラの同列車も連休中であるので混んでいるかもしれないと予想し、少しでも着席率の高い東京駅へ向かうことにしました。東京駅にはだいぶ余裕を持って到着しました。特急券を買おうと窓口に行くと”ひかり501号”だけ普通車指定席は満席ではありませんか(後続の”ひかり”や他の”のぞみ”はガラガラ状態)…と言うことは自由席もかなりの混雑すると予想されます。荷物も大きいので致し方なくグリーン車に乗る事にします。窓口で”自由席ではなくロザの禁煙で!”と言うと若い女性社員はきょとんとした顔でこちらを向いています。そうかぁ、今の若い社員は「ロザ」という言葉もしらないんだぁ!と思い”ひかり501号の禁煙のグリーン車で”と言い直すと彼女は納得した顔で発券していました。
 ホームに上がるとたしかに”ひかり501号”は指定席はほぼ満席の状態でした。しかしロザは東京駅を発車時点でガラガラで9号車は私ひとりだけ。新横浜で3人乗ってきただけでした。新横浜駅を出る時刻になると関東地方も雲が切れてきてまぶしい朝陽が車内に射し込んで来ます。
 ”ひかり501号”は定刻の07:59に到着。すぐ飯田線511Mに乗り換えるために飯田線ホームに向かいます。そこで待っていた光景はホームに溢れんばかりの乗客です。普段の飯田線を知っていると信じられない光景でした。まぁ普段からこんなに混んだら飯田線は黒字だろうし、この列車も5連くらいにはなるだろうな?なんて思いをめぐらせていました。
 乗客のそのほとんどがハイカーですが、それに混じって佐久間レールパークへ向かう家族連れも多く見受けられました。当然、土休日のみクモハ119が増結され3連になった511Mであってもドアが開いた瞬間に満員になってしまいました。
 511Mではロケハンを兼ねて車窓を楽しみます。今日は119系団臨があるからでしょうか?沿線のかしこに鉄ちゃんの姿が見受けられます。しかし、もっと良い撮影地もあるのにぃ?と思うところに構えている鉄ちゃんも居て首を傾げてしまいます。
 撮影のため前回も撮影した三河槙原駅で下車し、豊橋よりの撮影地に向かいます。まずは117系の9437Mを10時過ぎに撮影。その後11時過ぎに119系E4編成の団臨9421Mを撮影しました。


 09,09,20 三河槙原 9421M Canon50D

 今日の119系E4編成は9421Mとして豊橋-中部天竜間を運転し、中部天竜から列車番号を9423Mに変えて伊那松島まで運転し夜間に豊橋へ返却回送されると言う運用です。中部天竜では団体の旅客が佐久間レールパークを見学出来るように1時間以上停車するので車なら追っかけが可能な訳です。
 三河槙原で撮影後は予め連絡しておいたリーベン車両K氏が撮影地まで迎えに来てくれて、追っかけへと向かいます。今回の運転では日中しか陽射しが射さない山岳区間で日中に運転されるので絶好の撮影チャンスです。飯田線の山岳区間での撮影は旧型国電時代を知る者にとって格別の思い入れがある区間もあります。今回も事前にリーベン車両K氏と打ち合わせていた中で”平岡”へ行って撮影すると言う事だったので出撃したわけで、リーベン車両K氏が”平岡”という文字が出なかったら、私はゆめ牧場へ行っていたかもしれません。
 …とは言うものの三河槙原から平岡まではなかなか距離があります。余裕と思って車を走らしたものの平岡の撮影地に着いたら列車通過20分を切っていました。飯田線の山間部は天候が不順になりがちで安定した天気が期待出来ないのですが、さすがに今日は雲を気にせず撮影に集中出来ます。
 お目当ての9423Mは少し遅れて頃に通過して行きました。その続行の519Mも撮って今日はゲームセットです。まだ14時にもなっていないのに満足感を味わいながら帰路に着くとは何とも幸せです。


09,09,20 平岡-為栗 9423M Canon50D

 しかしこれからが難業苦行です。勢いのあった往路さえ距離感のあった道のりを帰るのですから、精神的にも肉体的にもへたばります。なんとか151号と飯田線が並走する東栄駅まで出てき時点ですでに平岡を出て2時間弱が掛かっていました。(と言っても運転したのはリーベン車両K氏で私は助手席で好きなことを散々言っていただけですが…m(__)m )
 さすがに連休なので本長篠あたりからは151号の通行量も増えて新城あたりからは渋滞するようになってきました。これでは時間のロスが出てしまうので、前回もリーベン車両K氏の車から降ろしてもらった東上駅で今回も飯田線に乗る事にしました。たまたまなのですが、乗車しようとした列車は通常なら土休日は119系E4編成が充当される548Mです。この列車は混雑のために2連増結して4連になっていると言うことだったので激混を予想したものの、実際にはそれほどでもなく楽々乗車できました。しかし列車は途中でかもしかが線路内にいてその排除で9分も遅れています。思うように遅れの回復されず、やっと豊川駅の停車時分を短縮して5分遅れになりました。しかし小坂井駅までくると出発信号機は警戒現示をしていてではありませんか!見ると名鉄電車が走って行くのが見え思わず”ヤバイ!1本落としされてさらに遅れる!”と口走ってしまいました。そのまま警戒現示で小坂井駅を発車した548Mは平井信号所の場内で停止現示で停止してしまいました。程なくして進行現示となりましたがポイントの25のK/Hの制限を受けてノロノロ運転でさらにヤキモキしてしまいます。結局、豊橋駅はもともとの9分延着で、乗れるはずの”こだま”はギリギリになってしまいました。無理すれば乗れたかもしれませんが、仕事上駆け込み乗車でドアに挟まれたでもしたら目も当てられないので潔く待合室で30分待つ事に…しかし待合室はなかなか居心地も良く予想もしなかった祝杯の時間が取れ、程よく酔った気分で後続の”こだま”に乗る事が出来ました。


 151号線の阿南町新野峠ではこんな事故車が放置されていました。もちろん運転者はお陀仏だと思われます。またこの近くでは真っ黒に燃え尽きた大型バイクも放置されていました。この辺りは”ここが日本?”と思うくらいにディープな世界が繰り広げられているようです。

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コメント一覧

DT200A
北の親父様
ご投稿ありがとうございました。

そうですねぇ…リーベン車両K氏はいつも元気です!一緒に旅行をすると必ずムードメーカーとなり、我々にとって欠かせない存在です。

北の親父
連休前の先週、仕事でリーベン車両K氏に久しぶりにお会いしました。お互い仕事中でしたので、短い時間でしたが相変わらずお元気でした。
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