
日章旗の向こうに輝くエッチングのEF5861の文字をファインダー越しにみていると、お召列車牽引の栄光がよみがえり、眼が何かに邪魔されてかすんできました。 22,11,02 13:30頃 鉄道博物館 Canon EOS1DX MarkⅢ
ここ数十年、大井工場(東京総合車両センター)の片隅で人目につくことなく保管されていた教祖様ことEF5861号機が大宮の鉄道博物館に移送され、晴れて10月30日より公開となりました。
鉄道150周年の今年、鉄道記念日(鉄道の日)に教祖様の公開となれば、パッとしなかった鉄道記念日を少しでも盛り上げたであろうに、鉄道記念日の月ギリギリに公開と言うのも内部にいろいろあったのだろうと詮索もしたくなります。

教祖様の正装のお姿をじっくり撮影出来る機会など、今までなかったので保存されたお姿とは言え、他の鉄ちゃんを気にすることなく撮影出来るのは本当にありがたい次第です。 22,11,02 16:05頃 鉄道博物館 (PS コントラスト修正) Canon EOS1DX MarkⅢ
公開初日は釜石線を撮影していたために教祖様の拝謁を受ける事が出来ませんでした。いつ教祖様の元に行けるのか、いろいろ調べると11月02日は本来休館日の火曜ながらも開館しいる情報を得て、幸運にも訪れる機会に恵まれました。

外が暗くなると教祖様のお顔が浮かび上がり、それはそれは幻想的なお姿になります。いずれ禁止になるかもしれませんが教祖様の御前にあるエスカレーターを使うといろいろな角度から撮影が出来てまるで教祖様参道の様です。 22,11,02 16:45頃 鉄道博物館 (PS コントラスト修正) Canon EOS1DX MarkⅢ
事前に午前より午後のほうが人が少なく撮影しやすいと聞いていたので、入館はゆっくり13:30過ぎでした。確かに教祖様の御前ながらも鉄ちゃんが殺気立っている訳でもなく、ゆっくり撮影していて拍子抜けと言うのが正直な気持ちでした。
まぁ、居ても1時間程度かな?と思っていましたが、気が付けは閉館時間の17時直前まで教祖様の傍らで幸せを感じていました。
なお、日章旗での正装のお姿は11月14日までと伺っています。

閉館直前になると外は暗くなりガラスに教祖様が浮かび上がり、そこには日章旗も写っていました。これには感動してまたもや視野が滲んでしまってました。 22,11,02 16:51頃 鉄道博物館 Canon EOS1DX MarkⅢ