何処からともなく正午の時報が聞こえると203レが到着しました。専用線ながらも幹線道路を横断する踏切や工場内での三種相当の踏切があるので時刻は守っているようです。 23,02,17 12:01頃 神奈川臨海鉄道千鳥線日本触媒工業専用線 203レ Canon EOS1DX MarkⅢ
過日、神奈川臨海鉄道での撮影会で液化酸化エチレンを出荷している千鳥線日本触媒工業専用線の運転状況を神奈臨の方からお伺いが出来たので、早速17日の昼間に出撃してきました。
〝判らなかったら昼前に来れば良い!〝との事で自宅マンションを10時前に出発。首都高などの有料道路を使わず向かいました。さすがに工業地帯なので昼間でもトラックが多くあちこちで渋滞していましたが何とか目的の日本触媒工業専用線に昼前に到着。待っていると正午の時報とほぼ同時に液化酸化エチレン専用コンテナを02ケを積載したコキ200を01両をDD601号機が牽引して203レが到着。すぐさま手早く入換をして既に充填済みのコキ03車を牽引して戻っていきました。
日本触媒工業川崎製造所は国内最大の酸化エチレン製造メーカーで全国に出荷していますが、その中で名古屋臨海鉄道東浦駅行と姫路行がコンテナ輸送になっている様です。見ている限り二つのタンクに充填は約60分程度でした。もしコキ04車なら半日掛かる事になります。晴の日ばかりではないので、降雨の日など作業のご苦労が忍ばれます。 23,02,17 12:46頃 神奈川臨海鉄道千鳥線日本触媒工業専用線 Canon EOS R7
撮影しての率直な感想は身近にこんな魅力ある専用線が存在していた事に驚くと共に昼便だと光線の向きが好ましくないと言う事でした。貨物時刻表を見ると朝にも便があり、朝もけして光線は良くないですが、陽が低い分条件は良いと思い早速、翌18日の早朝にも出撃する事に。前日は要領が判らず第三代目D型FORESTERで出撃でしたが、バス停の位置や時刻を調べておいたので川崎駅から06:36発のバスで乗り込む事にしました。
川崎駅前からバスで約25分も乗り、せっかちな私には少し脅威です。またこの日は土曜日だったので空いていましたが、平日だと早朝から激混みになると市バスの運転手さんが教えてくれました。バスが動き出すと駅前の光景が住宅地になり、やがて大工場が目立つ様になるとバスの終点の市営埠頭バス停で、ここで降りれば目の前が専用線です。
どこの鉄道会社も同じですが定例作業は手慣れたもので安全確認は厳格に行っても、作業そのものは手際よく進められていきあっという間に入換が終了します。 23,02,17 12:08頃 神奈川臨海鉄道千鳥線日本触媒工業専用線 204レ発前の入換 (PS コントラスト修正) Canon EOS1DX MarkⅢ
前日、203レで到着したコキ200に充填しているのを現認したのですが、このコキはいなくなっているので普段はあまり運転しないと伺った夜便の206レの運転があった模様。ガランとした構内は〝もしや土曜日だからウヤ?〝と言う文字が脳裏をよぎります。ただ直ぐに日本触媒工業の社員さんが構内のポイント転換になって来たので、列車はあると確信出来、ひと安心です。
安心して待っていると07:30過ぎにコキ03車を牽引して昨日と同じカマのDD601号機が到着。この時点で201レ冬至よりはだいぶ陽の出が早くなったとは言えまだ陽が構内に当たらず、課題を残す事に。コキ03車を押し込み解放し、しばらくすると単機の202レが発車して行きました。しばらく充てん作業を見ていましたが、08:10発の川崎駅前行のバスで撤収する事に。次は陽の出が早くなった03月下旬にでも再訪する事にします。
これが朝の列車到着時の入換です。光線が昼と異なり雰囲気が一変します。この時期、07:30過ぎに到着する201レの時刻ではマニアはなかったものの、入換はを開始してしばらくすると構内に陽が当たる様になりましたが、まだ手前の線はマンダーラなのでリベンジを誓いました。 23,02,18 07:35頃 神奈川臨海鉄道千鳥線日本触媒工業専用線 201レ着後の入換 Canon EOS1DX MarkⅢ