DT200Aの庫 (goo-blg)

30年前の熱い夏

 暑いからと休日毎に体力温存のため冷房の効いた部屋で休んでいる私ですが、さすがに30年前の若い頃は暑さなど気に留める事もなく鉄ちゃんへ休日の度に出撃していました。
 写真は30年前のEF58重連の7802レです。この列車は長野―大阪間に運転されていた臨時”ちくま”で名古屋―大阪(宮原)間はEF58の重連で運転されていました。あくまでも回送としての重連でしたが本務機もパンを上げて運転されていいました。7802レが運転されていない日は列車番号を変えてEF58重連回送になります。前日の荷35レの前機がそのまま名古屋―大阪(宮原)間の前機となるため前日の荷35レを確認してから出掛ければ良く大変に好都合でした。
 この列車がEF58の晩年でも運転されていれば大人気の列車ととなったのでしょうが、この当時は全く人気がなく他ににもこの列車の写真を見たことがありません。
 
 この日は11時頃東京発の”ひかり”の自由席に乗り、名古屋から在来線で大垣まで、大垣到着後接続する列車がないため、大胆にも炎天下ながらも果敢に樽見線(現:樽見鉄道)東大垣まで約3キロを歩いた記憶があります。さすがに若いとは言えこの無謀には体力的ダメージを受け、今で言う熱中症になりながらやっとの思いでたどり着いた東大垣駅の待合室で涼をとりました。(とは言うものの会津若松と岐阜・大垣は夏の蒸し暑さは尋常ではなく風も生暖かく涼をとるといった状態ではありませんでした。ちなみに当時は東大垣は交換設備がなく棒線でした。)
 体力が回復してきた頃、陽も傾いてきたので撮影を開始し、165系急行”比叡”やEF61の貨物などを撮影しました。お目当ての7802レは前日に宮原機関区でも3両しかない機械室縦フィルター機の138号機と言うことは把握していました。気をもんだ夕立もなくほぼフル露出の状態で撮影することが出来、足早に東大垣駅に戻り樽見線の気動車で大垣に戻り、確か名古屋で夕食を済ませて新幹線で帰りました。
 30年以上経ってもこの日の事が鮮明に憶えているのはあまりにも暑くて辛かったものの、良い写真が撮れた喜びがあったからでしょう!


現在、この撮影地は国道21号線バイパスの橋脚の下となり過去の撮影地となっています。  78,08,05 東大垣 7802レ EF58138+57 オリンパスOM1 85ミリ/F2

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