DT200Aの庫 (goo-blg)

16日は真夏・炎天下で長電2000系撮影


 姨捨PAから見た陽の出です。綺麗なんですが、雲も多くちょっと心配なる程でした。姨捨と言えば長野工集煙装置をつけたD51が連想されます。半世紀前はこの陽の出の下でD51重連がブラスト音高らかに冠着トンネル目指していたのかと思うと、感慨深いものがあります。  11,07,16  FUJIFILM FinePix AX250

  弊ブログで何度も申し上げていますが、私は暑いのが大嫌いです。まずデブだから汗っかきで、汗を掻くと臭くなり周囲に耐え難い迷惑をかけることになります。更に撮影地では私の大敵なヘビが出ます。更にデブだ゜から体温が高く、虫が私めがけて寄ってきます。カワイイおねえちゃんが寄って来るなら大歓迎ですが、アブなんてメガネの間から私の眼を目掛けて攻撃してきます。それに比べて冬は大歓迎です。極論を言えば一年中冬でも構いません。毎日0℃程度の日々が続いてOKです。撮影地で凍える手を温めながら列車を待つのは正直辛いですが、夏の苦しさを頭に描くと何とか我慢が出来てしまいます。


 夏至直後の太陽ですから東よりかなり北から出てきます。夏しか得られない光線で撮影できました。  11.07.16 長野電鉄信濃川田駅舎 Canon EOS7D

 しかし、世の中は夏になるといろいろな行事が目白押しとなります。花火・盆踊りや納涼大会。そして海水浴など活発に遊ぶ様です。私はそんな世間と背を向けて部屋で涼んでいる事が多くあります。しかし若い頃は暑さなんて諸ともせず撮影していた時代ありました。7月16日~18日はお盆と共に輸送機関は大混雑になります。


 まだ6時過ぎだというのに暑さは尋常ではありません。駅前にゴミ集積場があり当番の方が”今年の暑さも凄いから、体調に気をつけなさいネ!”と注意してくれました。この列車の10分前に松代発の上り列車の前回送(たぶん回401レと言うと思います。)が運転されています。一番左の貨物側線跡がこの駅の栄華を物語っています。屋代からの貨物があった時代には、発着貨物があったのでしょう!  11.07.16 長野電鉄信濃川田 403レ Canon EOS7D

 さて話し変わって、今年2月に定期特急運用を失った長野電鉄2000系ですがその後はイベント用に待機と言うことでしたが、実質は休車状態が続いていました。しかしいつごろからでしょうか日にちを限って2000系が普通列車運用に充当されていました。区間は主に長野-須坂間で1往復だけ信州中野へ入線する運用です。ホームページでも告知されていたのでお気づきの方も多かったと思います。特急車両が普通列車運用に充当される事自体、すこし屈辱的にも思えますが動かないよりマシと言うのが本音だと思います。こんな運用がどこかであったなぁ?と思い返してみると函館本線で急行”ニセコ”牽引をDD51に譲ったC62が僅かな期間、小樽-長万部間の普通列車132レ・137レの牽引に充当されていました。特急牽引機が4両程度の客車を牽引する姿を哀れという人がいましたが、それでも多くの先輩はその姿を求めて函館本線へ向かったといいます(ただせっかく行ったらD51牽引でやって来て落胆したと何かの鉄道雑誌で読んだ記憶があります)。今回の2000系の普通列車充当を知って、私は最初にこの事を思い出してしまいました。


 待合室の時計に注目です。この時計は当然なから特注ですよねぇ?  11.07.16 長野電鉄綿内駅舎  Canon EOS7D

 普通列車とは言え、2000系の活躍が見れるとなれば一度は訪れたいと思っていました。ちょど16日は天気も良さそうなので長野へ行く計画を立てたのですが、おりしも東日本パス利用期間で、10,000円で往復が出来(列車往復だと特に帰りはビールが呑めるので魅力的)、さらに現地では3,500円でレンタカーが借りられるので手配したのですが、前日の午後には上下の”あさま”の指定席は確保できそうだったものの、どうしてもレンタカーが満車で致し方なく(列車鉄ちゃんは撮影中の移動に不都合が生じます)、融通の効く車での出撃とあいなりました。


 ↑↓屋代線沿線の駅舎と言うと信濃川田駅が有名ですが、この綿内駅もなかなか良い雰囲気を持っています。  11.07.16 長野電鉄綿綿内駅舎 Canon EOS7D


 充分仮眠後、16日の00:30頃に家を出発し、相模湖ICまで一般道で向かいます。相模湖ICを02:20頃に通過し中央道・長野道をひた走ります。さすがに3連休初日の深夜だけに車の台数はかなり多いのがわかります。ほとんど休憩なしで、姨捨PAに04:40頃に到着し、すこしウトウトして夜明を迎えます。雲の切れ目から太陽が出るのを確認して更に走って2000系までは時間があるので長野ICで降りて屋代線を撮影する事にしました。信濃川田駅と綿内駅舎を撮影しから小布施の鉄橋で2100系”スノーモンキー”(旧NEX)を撮影しました。良く考えると2100系が本格的稼動して初めて撮影したことになりますが毎日、地元駅で眺める事が出来、通勤等で見ていた旧NEX253系を遠地の長野で見るのにはどうしても違和感を感じ、慣れるまで少し時間がかかりそうです。


 綿内駅から意外と時間がかかりこの場所に着いたら遠くからジョイント音が聞こえて来ていました。Canon EOS7Dにレンズをつけてスイッチを入れたら、すぐそこまで来ていました。撮影地に到着し、撮影してこの場を離れるのに1分程度だと思われます。   11.07.16 長野電鉄綿北須坂-小布施 1Bレ  Canon EOS7D

 さて2000系は須坂駅08:01発の206レから運用に入りますが、この1往復を撮影すると太陽が高くなり撮影出来る光線ではなくなります。昼間は撮影はパスする予定なので午前中は1往復の撮影のみの予定です。まずは206レは朝陽-付属中学校前の住宅地の間に取り残されたような田んぼで撮影し、折り返しの203レは須坂駅構内で撮影しました。その後は小布施川上流にある温泉で青空を眺めてゆっくりお風呂に浸かり、空腹を憶えたので長野市街で何か美味しい物はないかと走る事にしました。


 讃岐うどんのチェーン店化はとても喜ばしいのですが、讃岐うどんはもっと安価なのが本来の姿だとも思うのですが…  11,07,16 FUJIFILM FinePix AX250

 私は自他認める無類の麺好きです。特に蕎麦が大好きですし、人類の敵でありけして人間の体内に百害あって一利なしと信じているラーメンも、その美味しさの誘惑に負けて、ちょくちょく口にしてしまいます。また麺好きなら当たり前の様にうどんも好んで食べます。特にうどんは自宅で自分で特製汁を作り、美味しいうどんを楽しむ事もすくなくありません(俗に言う国鉄うどんです)…で、その経験からうどんではやはり讃岐うどんの類が一番歯ごたえがあり最高だと思っています。その中でも石丸製麺と丸亀製麺は逸品で、さらに丸亀製麺はチェーン店展開されていろんな街に出店展開しているので思いがけないところで、本格的なうどんが食べれるのが嬉しい限りです。撮影の合間に五所川原や信州中野の店に行ったこともあります。また最近では通勤ルートの小田原の駅ビルに丸亀製麺のお店があるのを見つけて、足しげく通っている毎日です。この時も何か麺類が食べたいと車を走らせていると、なんと予想もしなかった所で丸亀製麺の看板を見つけて嬉しくなってしまいました。見つけた場所は午後から撮影をしようとしていた朝陽駅に程近い国道18号線沿線です。看板を見つけて、ためらう事無く駐車場に入ったのと当然の流れでした。実は頭の中では信州蕎麦と思っていたのですが、一瞬にしてスイッチはうどん側に倒されたみたいでした。


 もーたーまん様だと社宅の窓から望めたこの車両が長野で走っているのに違和感を感じるのではないでしょうか?   11.07.16 長野電鉄綿朝陽-付属中学校前 513レ  Canon EOS7D

 歯ごたえがあり美味しいうどんを食べて、近くのマックに入ってアイスコーヒーを飲んでいると深夜運転のために疲れが出たのか、周囲のガキの喧騒の中でいつの間にかウトウトしていました。ふと気が付くと13時を過ぎていました。2000系充当列車(214レ)は現地13:36頃通過ですので早目に撮影地に向かいました。するとこの炎天下の中、日影もない場所で数人の鉄ちゃんが三脚を立てて列車を待っているではありませんか…その情熱に頭が下がると共に熱中症で倒れる人が出ないかと心配してしまいました。私は低堕落者ですから直前まで車の中で退避していたのは言うまでもありません。


 バックは高校の体育館ですが緑の濃い木々があるのでそれほど目立たないので、ここで撮影する事にしました。  11.07.16 長野電鉄綿朝陽-付属中学校前 206レ  Canon EOS7D

 214レ折り返しの535レ-538レは信州中野まで往復するので桜沢-延徳間で撮影する事にします。この時間になると山は夕立が降り出したのでしょうか、風が少しだけ涼しくなってきた気がしました。
 本日最後の217レはまた朝陽の撮影地にに戻り、傾いた西陽でおいしくいただきました。この日の長電2000系撮影はこれにて終了。太陽がまだ高かったので屋代線でロケハンをしながら長野ICを18:30に乗り、長野道-中央道経由で帰路につきました。途中、双葉SAではNHKのC61復活ドキュメント番組を見るために1時間強の休憩を挟み、八王子ICを23:30頃に通過し、16号は順調に走れたので自宅には日付が変わった00:20に到着しました。ちなみにこの日の走行距離は700キロ強でした。本当は17日も休みでしたので赤沢森林鉄道(木曾林鉄)にも行きたかったのですが、この猛暑では無理をしないのが賢明と思い、帰ることにした次第です。赤沢森林鉄道はまた次回にする事にしましょう!


 撮影地で横に居た高校生らしき鉄ちゃんですが、なんでアルミバックの上に乗るのか不思議です。どうして乗るの?と聞いて”知らないですかぁ?”とバカにされてしまったらどうしようと?と聞けませんでした…笑  11,07,16  FUJIFILM FinePix AX250


 今回は入道雲を入れた写真が撮りたいと思っていただけに、この写真が撮れて納得です。

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