きのう映画『西の魔女が死んだ』を観に行ってきました。
本を読んだことはありませんでしたが、映画が封切りになる前から気になっていた作品でした。
不登校になった女の子が、母方のおばあちゃんの家に預けられる話です。
そのおばあちゃんというのが、ターシャ・テューダーのような女性で、また暮らしも山の中の自然に囲まれた家で暮らしていて、時間がゆったりと流れているような場所でした。面白かったのが、おばあちゃんは、自分は魔女だと言い、女の子に魔女修行と言って、規則的で健全な生活をさせるところ。何か特別なことではなく、本当に人間と自然が調和した暮らしをすること。当たり前のことが、当たり前のようにできること。
それから、自分の意志を大切にして、自分で決めること。
いつのまにか、私は女の子に自分を重ねて、自分のおばあちゃんのことを懐かしく思い出していました。嫌なことがあると、よくおばあちゃんの家に行ったものです。魔女修行とはいかなかったけど、おばあちゃんは何も言わずに受け入れてくれて、いつでもあったかいオムレツを作ってくれました。「そうか、そうか。お腹空いたろ」って。
映画の撮影は山梨県の清里で行われて、撮影時に建てたその家を公開しているのだそうです。秘密の場所の「マイサンクチュアリ」とか、シーツを干したラベンダーや、ジャムにしたワイルドストロベリーが広がる場所もあるのかな。
行ってみたいなと思いました。
(M.H)