今公開中の映画『うさぎドロップ』を観てきました。
原作はアニメで、主演は松山ケンイチさん、芦田愛菜ちゃん。
とってもあったかくて、あーそうそうとか、そうなんだよねえと感心しながら、
子育ての喜怒哀楽を思い出しながら観ました。
イクメンという言葉がはやっていますが、
そういう経験はうちにはないので、とっても興味深かったですね。
少し前に放映していたテレビドラマ『マルモのおきて』も、
独身男性が突然、他人の子を育てるという内容でしたが、
この『うさぎドロップ』も似たようなものかなと思いますが・・・
まなちゃんも同じだし。
たぶん、映画の撮影の方が先だったのかな。
まなちゃんがまだ小さくて、
テレビドラマ『MOTHER』の後だったと思います。
小さな大女優と呼ばれるだけあって、
セリフのない場面での表情やしぐさが素晴らしい。
言葉がないのに、言葉が伝わってくるようで、
感情の流れが読み取れるのです。
だからでしょうか。
淡々とした日常の連続を、数々のありがちなエピソードで綴ると、
とっても2時間では描ききれないのでしょうけど、
(マルモのように連続ドラマかなんかじゃないと)
その2時間の中で、二人の関係が次第に近づいていく、
その過程が自然と伝わってくるような気がしたのです。
もっともっとたくさんの時間を過ごした場面あっての、
1場面であるように。
アニメ的で、いらないなあと思う場面も個人的にはありましたが、
良い作品だと思いました。
機会があれば、どうぞご覧ください。
ちなみに、撮影のエピソードも面白いです。
パンフレットを読んで、へえーすごいと感心しました。
(M.H)