楽しみにしていた唐組の千秋楽も終わり、
すごいものを観たなあという感動が続いています。
本当によかったです。
ものすごく切なくて、
思い出すとまだ夢の中のようです。
当日は写真展もあって、
開場前から、人々が集まっていました。
整理番号順に並んでいるとき、
「状況劇場のころを思い出すよ」
古くからテント芝居を観てきた知人が言っていました。
私はその頃を知らないけれど、
芝居が観たくてワクワクしながら
興奮気味に集まって来る当時の人々も想像しました。
広々とした駿府城公園内で、
こんなにこじんまりした紅テントですが、
この中に100人以上の人が入るのですね。
私は後ろの方だったので、
たくさんの人の頭が行儀よく整列していて、
面白いなあと感心していました。
みんなどんな気持ちで始まりを待っているのだろう。
幕が上がる前だけれど、
もう始まっているんだなあなどと、
全体を観察している自分もすごく不思議で。
今回の2回の公演とも、たくさんのお客さんが入っていたようで、
また来年、来てくれたらいいなあと思っています。
演劇と言えば、劇場があってどんな作品を上演しようか企画するけれど、
「昔は、やりたい芝居があればテントを建てた。」
そのようなことを知人が言っていて、
芝居に情熱を注いで、役者さんたちが熱い思いをぶつけ合っていた
そんな時代に思いを馳せました。
唐組の皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
ほりかわ