子どもたちが小さい頃、
よく遊びに行った芝生公園に、
久しぶりに行ってみた。
あいにく整備中で、中には入れなかったけれど。
ここは何もなくて、ただ広い場所なのだけれど、
だからこそ、何をしても自由に遊べるところだった。
ただ走ったり、大声で笑ったり、ころがって寝そべったり……
シートを広げてお弁当を食べたことも、
一度や二度ではなく、
家族で、遠足で、お友達や知らない人も、
成長していくどこかの場面で必ずと言っていいほど
訪れていた場所だった。
秋の気配の中で、
少し寂し気に見えるけれど、
きれいに整備してくださる方のおかげで、
誰もが楽しめる公園でいてくれることに感謝。
青い空を背景に、
木々の葉の色が変わりつつある。
澄んだ空気をいっぱいに吸ったら、
冬へと一歩一歩近づいているなと思った。
周りをぐるっと一回りすると、
少し息切れと足の疲れが……
時があっという間に過ぎたのだと実感してしまう。
遠くの木陰には、子ども連れの家族がいて、
今でも憩いの場なのだと安心した。
みきほ