8月ももう終わり。
まだ9月の残暑があるとは思いつつ、
夏休みが終わるという切ない感じは、
ずいぶん大人になってからも忘れることはない。
子どもたちが小学校から高校までのころには、
自分の時間というより、
子どもの時間、曜日、季節で毎日が回っていたから、
夏休みの終わりが夏の終わりだった。
宿題が終わらないとか、
まだ遊び残したものがありそうだとか、
特に何もせずに過ごしてしまった少しの後悔とか、
また新学期が普通に過ごせるか不安とか、
相変わらず、必死に勉強についていくのかとか、
嫌でも時は流れていくことに、
少し不満でも、テストや体育の授業や部活の試合や、
やらなければならないその日は必ずやってくる。
自分の経験に、
必ずしも子どもたちは沿ってはいないと思うけど、
この夏休みの終わりという不思議な一瞬が、
ずっとずっと続いているのだと思うと、
人間のやることってそんなに変わっていない気もしてくる。
オリンピックが終わり、
高校野球が終わり、
なんだか熱い気持ちが冷めていくように、
次の季節にさりげなくスライドしていくのだろう。
ふと、パラリンピックはこれからだよなと思う。
リオのオリンピックでたくさんのメダルが取れたと、
その瞬間をいろいろと思い出しながら、
あまり放映されないパラリンピックにも
今年は目を向けてみたいと思った。
あまりスポーツに興味のなかった私の、小さな進歩。
ただ、もう少し、夏を味わっていたい、
そんな気もした。
ほりかわ
2週間の我が家での合宿が終わり、民宿のように、子ども布団を干しました。