雑記帳

雑記帳 野菜栽培のこととか (2014~)

京野菜検定対策 9 「病害虫」

2014年02月11日 | 京野菜検定

検定問題の内容は、おおまかに

「写真問題」 「料理問題」 「 流通問題」       「栽培問題」 「来歴問題」
「特徴問題」 「歳時記問題」 「産品協会さん問題」

こんな感じかな。

料理をする人はあまり栽培とか流通のこととかわからないですよね。
反対に、栽培はするけれど料理はしない自分みたいな人もいるわけで、
当然、自分は料理問題がどうも苦手……………。

栽培問題なら少しは………………………。

それで、過去問を見るとたまに出てくる
害虫と病気の問題を
ちょっと考えて見ようかなと

野菜を育て始めるまでは何とも思わなかなったチョウチョが
野菜を育てていると憎たらしくなってくる。
で、
モンシロチョウが好きなのがキャベツ。
こういう感じで他の作物を見ると
ソラマメはアブラムシ、
メロンはウリハムシ、
ジャガイモやナスはニジュウヤホシテントウ、
ニンジンにはアゲハチョウ、
エダマメにはカメムシ…………………。

病気だと
カボチャやキュウリはウドンコ病、
トマトやトウガラシは立ち枯れ病、

このように
ある作物に対してはこの害虫、この病気とある程度決まってくる。

これを検定の問題で考えると、

過去問 第5回、問題17 ”賀茂茄子”に被害を与える害虫を下から選びなさい。

1、コクヌストモドキ  
2、ゴミムシダマシ 
3、アリモドキゾウムシ 
4、テントウムシダマシ

この問題は難しい。だって4番以外知らないもんね。
”テントウムシダマシ”はニジュウヤホシテントウの別名。
なぜこの名前かというと
作物に来る虫の中には作物にとって味方になって(意識はしていないと思う)
害虫を食べてくれる”益虫”というのがあって、
そのなかに”テントウムシ”がアブラムシを食べてくれるんけど、
そのテントウ虫君に姿形がソックリでその幼虫と共に
ナス科の葉っぱを喰い荒らすのが、
”テントウムシダマシ”。
背中の点が10個ではなくて28個あるので別名”ニジュウヤホシテントウ”。


過去問 第4回 問題5 ”万願寺とうがらし”の栽培について記述している
下の中から最も適切なもを選んで。

1、特産地の舞鶴市では、大多数は露地栽培を行っている。
2、土壌病害に強いので、接木栽培をすることはほとんどない。
3、ウイルス病に感染しやすいので予防接種を行っている。
4、害虫防除に天敵を利用して、出来るだけ化学農薬を減らす努力をしている。

1、は、おいといて、2、は ”万願寺とうがらし”は連作や疫病に弱いらしくて、これは
野生種の台木で接木をするらしい。
自分の畑でもトマト、ナスの接木苗を使用する。それでも青枯れ病といって
朝のうち元気だったのが夕方、青いまま萎れてしまいには復活しないで
枯れてしまう事がたまにあります。唐辛子も含めトマト、ナスはナス科の
植物はよく似ていると思う。

3、のウイルス病の予防接種はわからないですが
万願寺とうがらしはしていないということらしい。
よく、サ○トリーの苗やデルモ○テのなどメーカーから出ている苗で
予防接種された苗を見たことがあるような気がします。
接種といっても注射するんじゃなくてたしか、苗の小さい時点でローラーか何かで
並んだ苗の上を転がして弱いウイルスを付着させて抵抗をつけさせるのだと思います。
間違っていたらごめんなさい。人間のインフルエンザ予防接種と同じ感覚かな。

4、は”万願寺とうがらし”にかぎらず、その通りですよね。
ナスだったらナスの花によーく見たら小さい虫が這い回っている時がある。
小さいのでわかりづらいが多分"アザミウマ"という虫だと思う。
ナスだったら実の表面やヘタに傷が付いて商品価値が下がってしまう。
この虫を食べてくれる天敵の虫を万願寺トウガラシのハウス内に撒くんです。たぶん。


過去問 第4回 問題14 京野菜と害虫の組み合わせで間違っているものを一つ選べ。

1、 九条ネギーーーーシロイチモンヨトウ 2、 えびいもーーーーハスモンヨトウ
3、 壬生菜ーーーーーキスジノハムシ 
4、 京山科なすーーートビイロウンカ

もしこの問題がまた出たら栽培者としてはわかりやすい問題です。
とくに大きなヒッカケ問題でなければ、
○○○ヨトウという名の虫はほとんどの野菜を害してます。苗の時点で倒されたりします。
海老芋の葉は大変好きみたいで、卵を産まれると小さな幼虫が並んで葉をたべます。

キスジノハムシはよくハクサイやカブの葉についているのを見ます。アブラナ科つく虫ですね。
とても小さな虫で飛び跳ねて逃げるので捕まえるのは至難の技です。

○○○ウンカといったらほとんどイネと思ったら良いのではないでしょうか。
中国大陸から風に乗って飛んでくるウンカがいてこれが日本でイネに大被害を与えるのを
テレビ番組か何かで見たことがあります。
稲作の経験はないですが、
隣に田んぼがあると稲刈りの時期になると畑の方に逃げてくるのでよく見かけます。
三田市のお米を勉強した時にウンカのことを覚えました。

過去問 第4回 問題12(3)紫ずきん 不適切なものを選べで、「害虫防除のため
定植後、圃場をネットで覆う」ということが不適切ということになっていますが、
これは他の問いがわからなかったら、最もらしい答えなので悩んでしまいます。
自分は黒豆の枝豆の栽培の時はネットを掛けます。でないとカメムシに集中攻撃されます。
それは小さい面積だから出来るのであってプロの農家は広範囲のネットをせず、
必要最小限の薬剤散布を行うのですね。

過去問 第4回 問題15 下の京野菜と病気の組み合わせで間違っているものは。
1、 伏見とうがらしーーーー紋枯病 
2、すぐき菜ーーーーねこぶ病
3、 鹿ヶ谷カボチャーーーーうどんこ病 4、賀茂茄子ーーーー青枯病

これは消去法で1番です。
すぐき菜はアブラナ科の作物ですぐき菜に限らずアブラナ科の野菜は連作すると
根にコブが出て栄養取られて育たないみたいです。自分は経験ないですが、
根コブ病にも種類があるらしく多分ちがう種類だと思いますが
アブラナ科でないアオイ科のオクラとウリ科の小菊カボチャで出たことがあります。
連作すると特定の線虫が発生しアブラナ科がとくに連作で出やすいらしいです。
鹿ヶ谷カボチャはウリ科です。カボチャやメロン、キュウリのウリ科の葉っぱに
白い粉が被ったようになって歯が枯れた経験があります。
他にエンドウになった経験がありますが、マメ科のうどん粉病は種類が違うらしいです。
賀茂茄子は青枯れ病でしょう。トマトがよく青枯れしますから、
同じナス科なのでまちがいないと思います。
よって答えは1番。紋枯病はいもち病と並んでイネの病気です。

過去問 第3回 問題35 下の京野菜とそれに付く害虫の組み合わせで間違っているものは。
1、みず菜とモンシロチョウ(あおむし) 2、聖護院大根とキスジノハムシ
3、九条ネギとニカメイガ 
4、賀茂茄子とテントウムシダマシ

これも消去法でいきます。
4、ナス科の特にナスとジャガイモはテントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)です。
これが本当によく来ます。
2、アブラナ科のとくに菜っ葉類、カブ、ハクサイによく来ます。
1、の、みず菜のアオムシは経験ありませんが、同じアブラナ科のキャベツによく来るので
みず菜にも来る可能性があると思います。
答えとしては消去法で3番の九条ネギとニカメイガを間違いとして答えにします。
ニカメイガはどこで聞いたかよく聞く名前でなぜか頭に残っています。
これもイネの害虫らしいです。

今調べると結構、害虫と病気の問題が絡ませながらも多いです。
野菜を栽培されない方は辛いですね。

カボチャやメロンキュウリにつくウリハムシまだ問題に出ていないみたいなので
今後、出るかもしれません。

なんか内容がいつも中途半端で m(_ _)m。


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