最初に、定植時期のことですが
宝交早生9/20では早いのかもしれません。
あくまで想像で、まちがっているかもしれないですが、
もともと定植を早くした理由はは
それこそ花数を多くしてみたかったから
なのですが、
それでは
寒さが来る前にたくさん脇芽が出すぎて
その脇芽のひとつひとつに花房ができるので、
結果的に一株からの花数が多くなり、
栄養が分散され、花が小さくなってしまう気がします。
それならたくさん出た花やいらない実を
摘み取ってしまえばと思うのですが、
花に行く養分が残りの花に
集中するのではと思うのですが、
摘んだからといって
実が大きくなるのではないような気がします。
(もちろん摘花摘果は必要で、多少は効果あると思いますが)
”実の大きさ” は
花が咲く前の時点の ”雌しべの大きさ” で
すでに決まってしまっているんじゃないか、みたいに思うのです。
ナスの栽培なんかでも
摘花はしますが、
(摘花すると次の花が大きく立派なのが咲きます)
ナスの場合は次の花がまだ出ていないのと違って
イチゴの場合はもうすでに出ていますから
同じようには考えるのは
チョット無理があるかもしれません。
それなら脇芽がたくさんでないように
休眠に入る前後で
脇芽を欠いてやればよいのではないかな。
”イチゴの3本仕立て”
なーんちゃって。
脇芽を2本までに抑えてしまうとか。
じつはそれも考えていましたが、
花房を多く出すことを優先してしまいました。
やはり適期の定植をすれば簡単なことなのか、
時期をずらして比べる栽培をすればハッキリ分かったかもしれないです。
じつは自分が育成した宝交早生の苗を人に少し譲っていますが
その方は、自分とちがって一般に言う定植時期をだったと思いますが、
完全な露地栽培法で、
自分みたいな余計な小細工はせずとも
ちゃんと充実した株に育っています。
実も大きそうです。
(ある意味、この自分との差は少しショックですが。)
でも普通露地栽培より早く収穫ができてるんですけどね。
雨除けのことですが、
やはりこれはせずに済むならしたくないです。
これのために余計な作業が増えますし、
第一、せっかくの太陽光が弱くなりますから
イチゴの甘さも乗らなくなりますよね。
風の通りが悪くアブラムシが湧きやすい。とか、
花が咲いても蜂などに見つけてもらいにくくなる。とか、
管理がやりにくくてしょうがない。とか、
いろいろ欠点はありますが、
雨除けがないと、
雨が続いて雨でドロが跳ねて
せっかく熟しかけた実が灰色カビ病になったことがある。とか、
ヒョウにあたって葉や花がズタズタになった。とか、
熟して赤くなった実がカラスに見つけられやすい。とか、
いろいろ出てきます。
すこしでも収穫期間を早めて、
しかも収穫期間を長くしたければ………。
なんですが、
どちらを取るかということですね。
でも楽だから
来季は
自分も余計なことせずに
自然に任せた栽培でいきましょうか。