気温の上昇で少しずつ成長
でもまだまだ朝方は冷える。
3月に入ってから朝方の最低気温でマイナス気温の日は昨日までに11日もある。
昨日のように少し暖かい日でも朝の気温はマイナス2℃で
当然、露地栽培のイチゴの花にはよくない。
花の咲いている株があるけれど
花びらが小さく、
雄しべがほとんど出ていない。
上の写真の雌しべはダメージを受けていないように見えるが、
他の株の雌しべは茶色から黒色になって死んでいる。
トンネルのスソを土に埋め込んでいないので風が吹いていると
トンネル内を風が通るので温度が上がりすぎることはなく、
昼間は育ってくれるが、夜から朝方に関してはマイナス気温のままだから
どうしても花はダメージを受ける。
この時期、もしこの花たちがダメージを受けず受粉も完了したら、
実が熟して収穫できるのは4月下旬ごろになって
早摂りできるのだからもったいない。
この寒い地域の路地植えでなんとか
今の花房を活かして収穫できるようになりたい。
小さいので写真を撮っていないけど
トンネルで昼間は暖かいせいか新葉のところに
ワタアブラムシが付き始めている。
この株は根元に土が被っている。
”ネアブラムシ”と言って根っこについているアブラムシが土を盛るらしい。
姿は土の中なので見えない。当然、成長が悪くなる。
アブラムシの発生がいつもの年より多い。
このままでは収穫時に
アブラムシの排泄ぶつでベトベトになるので、
今のうちに手を打たないといけない。
残念ながら”粘着くん”を用意していなかったので
ニンニク木酢とトウガラシ焼酎を薄めたのを噴霧した。
”ネアブラムシ”は土の中なのであきらめる。
ヨトウムシも2匹見つけた。
トンネルをまくりあげて下葉を取り除いていると
頼もしい助っ人がやって来た。
小さいので写真を撮るのが難しいのでありませんが、
誰でも一度は見たことがあると思う”ヒラタさん”である。
”ヒラタさん”は小さいですが自宅のベランダにもよく飛んできて
フウセンカズラやメロン、イチゴの花に来て受粉してくれます。
しかも、アブラムシを見つけると卵を産んで、
幼虫(ミテクレはウジ虫で気持ち悪い) が
アブラムシを食べてくれます。