緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

(2)臨時シンポ

2007年06月26日 | 医療

学会初日の夕方
まさしくこのガイドラインを受けて
臨時シンポジウムが開かれました。
プログラムには間に合わず
会場でチラシが配られていました。

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3月に、厚生労働省から都道府県知事に
通達がだされたこのガイドライン
昨年9月からパブリックコメントを募集した後
検討会が開かれ、通達されるという流れでした。

色々なパブコメが募集されますが
ある意味、ガス抜きと揶揄されることもあります。
このガイドライン
延命治療の中止の要件が盛り込まれておらず
使えないガイドラインといった声も
ネット上では上がっておりました。

そのようなガイドライン
実は、リスクを含んでいると指摘される声もありました。

本来、ガイドラインとは
あれば便利な手引書です。
あるメーリングリストの投稿は
実に上手いこと表現していました。
『ガイドラインとは、地球の歩き方のようなものだ』と。
使わなければならないものではないけれど、あると便利。

ところが、このガイドライン
司法の場で活用され
それを根拠に裁判が行われ、判例がでてしまうと
今度は、ルールブックになってしまうのだそうです

つまり、守らなければ罰則対象となってしまう
規則書となってしまうのだそうです。
(土曜日くらいまで、このシリーズです)
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