(つづきです)
体調が上向き、抗がん剤が開始になりましたが
気持ちはいっそう落ち込み
気力がなえていたAさん。
ご家族も疲れたような表情をなさっていました。
最終的に服用するかどうかは
ご本人にお任せするとして
抗うつ薬のミルナシプラン(トレドミン)の説明をし
前回と同じ処方内容に
ミルナシプラン(トレドミン) 15mg 1錠 朝一回
を加え、緩下剤など
手元にあまっている薬剤を整理し
処方箋をお渡ししました。
排便状況で微調整していくと
緩下剤は余ってしまうことも多く
できるだけ、無駄な処方にならないように調整します。
抗うつ薬はすぐには効果が期待できず
2週間くらいかかって効いてくることがあること
処方は通常開始量の1/2量であることを説明しました。
そして、その翌週。外来にいらっしゃってみると・・・
(つづきます・・)
ご本人が、強く外科の主治医に希望されたのです。
でも、現実、気持ちがついていかなくなってしまったようです。
この乖離があったから、抗うつ薬が効くのではないかと思ったのです。
結末の⑤をアップしました!