何年振りかで、また、五十肩になってしまいました。。
きっかけは、ジャケットの脱ぎ着の時、
袖を通そうとして、ビリッと来たところが
上腕二頭筋の短頭腱のあたり・・
上腕二頭筋の長頭腱炎は頻度高いように思うのだけれど、
短頭腱かあ・・
と、安易に考えながら、100枚のスライド作成していて
気づいたら、肩関節にも痛みが波及していて、
腕が上がらなくなってしまっていました。
最近、結構周りでも五十肩になる人がいて、
治療内容を聞いて、
びっくりしたこと・・
市中の整形外科に受診すると、
トラマドールが処方されるのだとか。
五十肩にオピオイドか・・・
腱板炎は別として
膜性の疼痛だから体性痛
体性痛には鎮痛薬はあまり効かない
効かないところにオピオイド。
よくよく聞いてみると
痛みにはそう効かないけれど
どうやら眠れるように・・といって、
処方するらしい・・
五十肩は肩関節周囲炎なので、
仰向けに寝ると
肩関節が後方に引っ張られることによる
痛みのため、通常はそうでもない痛みが
夜間に増強してしまうのです。
私の場合は、
柔らかなタオルを肩の下に入れて、
手の位置で痛みができるだけ少ない位置を
見つけるようにしていますが、
オピオイドで眠ってしまおうとは
副作用ですから、さすがに思えません。
この連休中、大学の同窓会があり、
30年ぶりに再会した同級生も。
皆、容貌は30年分の変化はあっても、
声や振る舞い方は、そのままで、
なんだかとっても嬉しかった・・
で、そこであった二人の整形外科の先生に、
「五十肩にトラマールやトラムセットって使う?」
と聞いた所、
「ええ~。。
そんな処方する医者いるのかなあ?
使わないよ~
ねえ、使う?
使わないよねえ」
ストレートに言ってくれて、ホッ・・
「でもね、合剤のね、
売り込みは凄いからね・・」
ああ、そこね・・
でも、それでオピオイドと五十肩とを
リンクさせてはねえ・・
「大変だねえ。
五十肩になっちゃったんだねえ・・」
うん、うん、最後は、そこだねえ・・
炎症によって血管新生させると
ポリモーダル受容器をもったニューロン新生に
至ってしまうことがあり、
そうなると慢性疼痛状態となってしまうので、
今は、炎症を抑えるために、
NSAIDsの脂溶性の湿布と
鎮痛にはあまり効果はないけど抗炎症効果を狙って、
内服のNSAIDsは、適宜使うことにして、
あとは、非薬物的ケアかなあ・・
今度は、何カ月かかるかなあ・・
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